1月9日(日)中央競馬の歩き方「10度目の正直」

 こんにちは、はじめまして、競馬予想をnoteでちょこちょこやり始めました。めざしとするめの2人でやってます。

 ぼくはするめの方です。よろしくお願いします。

 2人でやってるとはいえ、それぞれが別の記事を書いているので、ちょっとややこしいかもしれません。
 とりあえず画像を作ったのでこれで「めざし」氏と見分けがつけば。

 主に、ぼくはその日行われるレースをざーっと見て、面白そうとか、固そうとか、気になるポイントをだらーっと書いております。偉そうに言うと見解とかいうやつです。ゆくゆくはその日のガイドブック的なものを作れればなと思ってます。

 予想だけでなく、その日の競馬がちょっと面白くなるようなことを書ければいいなと思っております。競馬で儲かるのはほぼ無理なので、せめて競馬で楽しもうというのがコンセプトでございます。


はじめに

 ばちこりハマりませんでした……。
 年始から景気よくマイナススタートです。馬券買わないでちょろっとだけ触れた馬は好走してたんでお財布的には無意味でした。歯が痛くなるくらいにしようもない予想でしたが、ホウオウルーレットが強かったので良しとします。明日も何かしらの見どころがあるといいですね。

中山

●中山1
 ウワー! 低レベル!
 土曜日の第一レースとイメージが被ります。買わないほうがいいし予想するだけ時間の無駄です。

◎エヴリーサンクス
○ルプランドル
▲エレガントミッシー
☆カルラファクター
△メロンチャン フタミジョウワ

 ルプランドルはここへ向けての体勢が整ってそうですが、休み明けということで一枚割引。
 本命は外枠のウチパクで。理由は特にないですが、このメンツの中では早い流れの中で馬券内に残しているので。前走は重馬場で今回はどうかですが、降雪の影響か土曜日は稍重。回復するにしても非常に寒いですからね。良馬場発表とはいえ多少は水分も含むでしょう。
 土曜日の第一レースが1:12.5の決着で、◎もそんくらいなら走れているので圏内お願いしますということで。対抗はルプランドルでいいでしょう。

 単穴は8月の新馬、9月の未勝利と4着を2回。3ヶ月の休み明けで成長してほしいところですが、体重が増えてなかったら冬の中山ではきついかもしれないですね。なのでこの位置に。

 一発はカルラ。まともに競馬してるイメージはありませんしこの厩舎ですからね。期待はしていませんが他にいないので。前走が大幅に体重増やしてますから、絞ってこれたらいいかもです。

 あとは休み明けの2頭。特にないんですが変わる余地があるならここからでしょう。

 難解なのでタテ目のボックス買ってもいいんですが、全頭ボックスでもしない限り外れそうなレースです。


●中山2
 ここも地味なんですが、さすがにパワーブローキングから入ります。
 中山ダート1800とは相性のいいアメリカンペイトリオット・栗田厩舎・ホウオウルーレット横山和生でいけるでしょう。5ヶ月の休み明けは不安ですが、あっさり勝ちそうでもあります。やっぱゴドルフィンって神ですわ。

 ここは対抗などは横一線で難しいので、マディソンテソーロ、インペリアルライン、グートアウス、スクナとララエフォールに流すだけです。単系買ってみましょうかね。


●中山3
 ケンですが気になる馬はいます。
 ノボマジックはサトノアラジン産駒のダート替わりがどうかも、近親にノボバカラがいますね。
 キリシマタウンは小林ジョッキーに変わってから、レースぶりが少しずつ良くなってきているのが好感。しかしソエらしく軸にするのはちょっとという感じで。
 ちょっとピンとくるやつはいませんね。


●中山4
 障害競走ですが、実はここにラスールと併せている馬がおります。ゼノヴァースです。
 厩舎に弾みをつけられますかね。相手はプリンスオブペスカでしょうか。いつ勝ってもおかしくないんですが、案外時間かかったりするんですよね、この手のは。


●中山7
 買える馬が少ない……。

◎イサチルプリンス
○ノボベルサイユ
▲ビゾンテノブファロ
☆キャンディキューブ
△エンピレオ、トミケンカラバディ、レイデルマール

 ギャンブルらしくイサチルから行きます。中山は得意なはずだし前目の競馬が向いてるはずなんですが、ゲートの出が悪いんで望む形を取れないままでいます。そしてとうとうもがれてしまいました。せん馬です。これで落ち着いてくれるといいんですが。
 本来なら去勢明けの馬は買わない主義なんですが、他に買いたいのもいないのでここからのつもりです。馬体重がバカほど減っていたら流石に考え直します。

 相手は中山巧者を。2走前は長期休養明けで体が戻っておらず、前走は体力こそ戻ったものの中京ですからね。好走しているのはこのコースということで期待します。枠はもうちょい外がよかったんですけど。

 単穴はお気に入りの馬。サウジアラビアやらデイリー杯やら朝日やら重賞にガンガン出まくっていた意欲のある馬。意欲的なのはいいんですがプリサイスエンド産駒は芝で全然走りませんね。というか芝で見かけたら消しでいいくらいです。……というわけでダートに戻ってきました。短縮ローテだともっとよかったんですけどね。

 一発期待はイサチルプリンスが未勝利でやられた相手です。この馬も昇級後はいいとこなかったんですが、勝った舞台に戻り、鞍上も北村に戻るということで。

 あとは適当に人気どころを抑えておきます。エンピレオは休みが長いですが調教はよさそうですね。


●中山9
 シゲルファンノユメを中心視するということでよさそうですかね。したがって対抗は黒松賞で先着しているジョーブリッランテ。相手は2,5,11と簡単になりますが、とりあえず買ってみようかなと。オッズ次第ではアリシアンまで。


●中山10
 ここは横山琉人狙いたいです。昨日からこのジョッキー追っかけていい思いしていないんですが、調教もいいですし中山芝も久しぶり、おまけにハンデも50と軽いですからね。1日遅れのバースデーをよろしく。

 相手筆頭は中山適性の高そうなエイシンチラー。酒井ジョッキーテン乗りのリトミカメンテもちょっと怖いですね。


●中山11
 買うかはともかくマイラプソディ、ここで初ダートですか。ピンパーでしょうね。
 ここは明確にハナを切るのはメイショウワザシでしょうね。江田でどんだけ飛ばすかは知りませんが突っかかるのもいなさそうなので隊列は落ち着くかと思われます。
 しかし鬱陶しいのがいますね。クレスコブレイブとシャンパンクーペのマクリを考えなくてはいけません。訳がわからないことになりかねないので、ここは好きな馬を買うのがいいと思います。賢者はケンですね。

私は愚者なので、今回はまくりが入らない想定で買うことにします。余計なこと考えなくともワザシというか、前目に行きそうなのを買えば済みますからね。

◎ミヤジコクオウ
○メイショウワザシ
▲ラストマン
△トランスナショナル フローリン

 本命はメモリアル目前、川村厩舎から。中京の2で達成されてたらちょっと考えますが。
 前目に行ければ強いでしょう。昨年のポルックスもこのコンビでしたが、結果は案外。ここはリベンジを期待する。

 対抗はワザシ。すんなりいければ残り目十分。
 あとは菅原に戻ったラストマン。位置を取りそうな酒井に年男の大野で。

 まくられてレース壊されたら終戦です。


中京

 ●中京1
 サトノキリンジは母マーチャンテイマーがバリバリダートで活躍してましたね。最内は初ダートでどうかも面白そうです。
 とはいえアグネスリュウにマテンロウマジックいますからね。外にも良さそうなのがいますし、まだいいメンツが集まりましたか。


●中京2
 ここの適性はどうかも、川村厩舎は400勝メモリアルを目前にしており、アルムブラーヴが気になるところ。なんせ前走馬券に入ったのはこの馬だけで無駄に人気しそうなきらいはありますが。
 アルムブラーヴから2,6,8,9,13あたりに流しましょうかね。100勝して気が抜けてるかもな富田か、大外のコブラクローが逃げそうです。それを追っかけて最後に差したらいいだけの簡単なレースです。……お願いします。


●中京3
 特殊条件なのでケン。幸の1倍台……?


●中京10

◎ショウリュウレーヴ
○サトノアイ
相手3,5,7,8,12,13あたりで

 本命の佐々木厩舎はメモリアルまで後1勝。この厩舎の稼ぎ頭は団野くんであり、ショウリュウといえばイクゾを勝たせた男であるからして、ここは勝負鞍でしょう。
 初の左回りというのがどう出るか。恐らく逃げる形になるでしょうが、ミスビアンカの出方次第ですかね。ここはデムーロ弟ですし、行かせてもらえるとは思います。さっくり勝ってほしいですね。

 対抗は川田ジョッキーで。なかなか恵まれませんが、この乗り替わりはいいですね。好枠ですし、勝ち負けでしょうか。

 後は人気薄のカナロアや中京巧者などを相手にしました。


●中京12
 ここは小崎ジョッキーに手戻りしたハードカウントが気になりますね。
 先行してこその馬ですが、岩田ジュニアの2戦ではそれが叶わず。外に逃げそうなのが2,3頭いますが、その後ろをついてってほしいですね。
 普通に強そうなのはレッドランサーですかね。


●シンザン記念


 五冠馬。神馬。
 偉大なる名馬を記念して創設されたシンザン記念は、時に勝ち馬を名馬として送り出す。
 前年に続き中京競馬場でのイレギュラー開催となるが登竜門であることに変わりない。近年で言えばアーモンドアイ、ジェンティルドンナの2頭がすぐに思いつく。果たしてこの中に三冠クラスのポテンシャルを秘めたものはいるのか。


アールチャレンジ 団野

 小倉の芝1200でデビューするも10着。距離を伸ばしての小倉芝1800で人気薄ながら上がり最速の追い込み勝ち。このときの2着馬であるタイセイディバインは5戦目で未勝利を突破するのですが、尽く相手が悪く、京都2歳ステークスの勝ち馬ジャスティンロックや、同じく京都2歳ステークス4着馬のポッドボレットなど。そんな骨っぽい馬を降しているアールチャレンジですが、3戦目は夏の中京、野路菊Sでは見せ場なく掲示板外へ。
 毎度出遅れ、物見もしているらしい難しい馬です。夏を経て成長しているのならともかく、千田厩舎も重賞ではパットしない成績です。そもそも出遅れる時点でアウトでしょうね。この馬よりいい足を繰り出せるのがいそうですし。
 血統はこのメンバーの中なら、ここに合ってそうですね。乗り替わりも強化と見ていいでしょう。


ウナギノボリ 吉田隼

 縁起が良くて年明けっぽい名前でいいですね。
 この馬もアールチャレンジと同じく、毎度毎度出遅れてくれます。そんでもっていい足で突っ込んできます。重賞も既に二度走っており、サウジアラビアでは4着。デイリー杯では7着です。ただ、2レースとも少頭数なんですね。前走のこうやまき賞もやはり少頭数で2着には来ましたが……シンザン記念でも出遅れると見ていいでしょうね。
 陣営のコメントでも「気持ちが乗らなかった」とありますが、9月から使い詰めで特に成長もしていなさそうです。能力はあるんでしょうけど、今回はバッサリ切ってみたい1頭ですね。

 音無厩舎は去年ピクシーナイトでシンザンを取りましたが、モズスーパーフレアやインディチャンプの引退により、今は、現役の管理馬はパッとしませんね。怪我で離脱しているピクシーナイトに続きたいでしょうが、悪い流れも続くかどうか。力のあるところなんでね、断ち切りたいでしょうけれど。


カワキタレブリー 松山

 個人的にはデイリー杯で本命を打った時に仕事は終わったという感じです。
 しかし、この馬はいつも思ったより走るなあと。新種牡馬ドレフォンというのもあって掴みづらい。新規開業した杉山厩舎であることもそうですが、2021年で3勝しかしていない加藤祥太にも勝ちを与えられる馬であることから、ほとんど名馬だという判断に至りました。やはりラブリイユアアイズ、キングエルメスもいたクローバー賞で3着に入ったことからも能力はありますね。本番では心強い鞍上、松山で金杯のザダルばりにインを突いてほしいところです。
 気になるのは馬体重ですね。割に5戦も使ってますし、鞍上効果で人気もするだろうし。まだ若駒。デカければデカイほど強そうに見えますから。左回りも初めてですか。乗れてる鞍上にどこまで期待できますかといったところ。


シーズザデイ 鮫島
ジャスティンヴェル 西村淳

 気になることがあるのでまとめて書きます。
 それは両馬ともにドゥラメンテ産駒であるということです。今後、どこかで使えるかもなのでメモ代わりに。

 ドゥラメンテ産駒は、まあ、走らないと言われていますね。重賞での成績を見るとタイトルホルダー以外にパッとしない。それは確かです。理由として考えられるのは、脆いんでしょうね。揉まれ弱いし、多頭数の競馬では苦しい。
 実際、タイトルホルダーも揉まれずに逃げた時は強いですが、マークされるとわかりやすく崩れます。この産駒は少頭数。あるいはハナかケツか極端な競馬じゃないと難しいんでしょう。
 シーズザデイとジャスティンヴェルも恐らくそうなんでしょう。前者は新馬戦で大外から逃げ勝ち。後者も新馬で逃げ勝ち。次いでのききょうステークスは7頭立てで2着に。万両賞は諸々あったでしょうが、逃げられずに伸びない内枠にいたままではどうにもならなかったという感じですかね。
 逃げた時は打点が高いとも言えますが、ちょっと軸にするのはなあ、という。どちらも外枠欲しいですね。

 もう少し掘るなら、シーズザデイは逃げて中1週。川村厩舎も「ミヤジ」「ダート」「和田」以外では重賞じゃあ用なしですし、左回りも初めてですから、まあ出られるんなら出てみるかくらいの意図しか見えませんね。

 ジャスティンヴェルは左回りに戻り、厩舎も安田と巻き返せる余地はありそうです。
 レッドガランで金杯を取り、勢いもついています。冠名ジャスティンもロックにパレスに調子がいいですし、いい馬が揃ってますね。やはりABCマートを大きくした男は違います。爆買いした結果が今年ついてきそうで。

 しかし乗り替わりはいけませんね。大幅な弱化ではないかと。
 前への意識は高そうですが、どうもローカル専の印象は拭えず、リーディング上位の騎手に混じると目立たないですね。できるなら逃げてほしいんですが、縮こまってるだけで終わりそうな気もします。高い馬ですからね。陣営の指示には従うと思うので……陣営コメントには「積極的」とあります。ともかく逃げたら一発はありそうです。


ショウナンアメリア 池添

 4戦かけて未勝利を脱出。左巧者ですかね。ただ、中山で崩れたのはテンションが高かったとの陣営談ありで、右がどうとかより距離を伸ばすのはどうなんだろうというのが一つ。奥村厩舎も2歳の重賞だと出番あったりしますが関東馬というのがもう一つ。とはいえ、金杯では距離延長のカナロアが3・4着ですからね。ちょっと怖いというか、嫌だなあというのもあります。
 おまけに気性に難のある馬に池添ジョッキーと不気味さはあります。しかも牝馬ですし、フェアリーパスして、わざわざ遠征してまで混合戦使ってくるってことはそれなりの自信があるのかなあ、とか。


ジャカランダ 幸

 さすがに芝では足りないでしょうね。距離延長もちょっと違うような気がします。
 ただ、芝に目処が立ったとのコメントもあり、確かに、徐々に良くなってきているフシはあります。
 とはいえこれと言った武器がないのも確かです。河内厩舎もサンライズソアなどダートで活躍しているイメージがありますし、平場であっても芝マイルで馬券に絡むこともそうはないはずです。言うてベテラン、悪く言えば古い厩舎ですからね。叩いてよくなる使い方をしている感じもあります。今回は後ろからの競馬になるでしょうし、この舞台で届くか……ちょっと難しそうですね。

 大型馬ですからね。幸ジョッキーへの乗り替わりはプラスかもしれません。


セルバーグ 和田

 エピファネイアはいいですね。中京とは相性のいい産駒のはずです。
 でも買えるとしたら材料はそれくらいですかね。気性に難を抱えており、距離の短いほうが競馬がしやすいと京王杯に出たわけですから。小柄なのもいただけませんし、和田ジョッキーもマイルのスピードで立ち回るというよりか、中長距離の印象があります。鈴木厩舎もこういうとこでのイメージはないですね。プレミアムブルーくらいでしょうか。
 前目で立ち回れるなら……内枠引いて一考くらい。


ソリタリオ C・デム

 色々と難しいというか、判断に困る馬ですね。
 前目につけられる脚質なのはいい。切れる脚がないのも、まあ、そうでしょう。中京でぶいぶい言わせているモーリス産駒というのはいい。Cデム確保したのも素晴らしい。でもパンチがないんですよね。

 ウナギノボリと0,1差の馬。

 これをどう捉えるかですよね。
 言うてノーザン・サンデーですから、西村厩舎もこの時期の重賞なら出番はありそう。関西馬ながら東京・新潟をよく使って左回りだけ走らせているのは狙いがありそうで。
 血統で見るなら文句なしですね。ここを走るための馬です。


デルマグレムリン 武豊

 出遅れ癖。武豊。なんか着狙い感すごいっすね。この血統でマイルというのも……。あ、でもシンコウラブリイが母母なんですか。そこはよさそうですね。
 未勝利は強い競馬をしていた気はしますね。出遅れから途中で動いて大外回して差し切り勝ち。とはいえ後ろからだし左回り未経験で……。
 五十嵐厩舎といえばタガノエスプレッソにマキオボーラー、テイエムハリアーと障害レースのイメージが強いですね。2歳戦でもちょこちょこ出てくるんですが、デルマの馬で芝重賞ってのもなかなかないよなあといったところで。
 人気薄で派手な勝ち方ですが、早い決着になりそうなこの舞台で後ろからだと手が出しづらいですね。


ビーアストニッシド 岩田康

 血統も厩舎もちょっとパッとしない。それで走っても人気しないんなら、買うしかないのでは。
 脚質的にも展開的にも、今回後ろがきつそうなのはこの馬のせい、というか、おかげ。
 テンが早いので逃げは十中八九これ。岩田の逃げだしバカほど飛ばさないでしょう。ショウナンバルディで味しめてそうだし。2歳戦だし、展開はスローになりがち。となると、彼がハナを叩くんなら後ろから届かせるのは難しいのではという。実績もここに入れば重賞2着と最も格上。個人的にはオッズもいい感じだし、特に減点材料のない馬です。


マテンロウオリオン 横山典弘

 万両賞でのパフォーマンスをどう捉えるか。
 格上挑戦で追い込み直線一気、他馬を纏めて撫で切ったパフォーマンスは同日に施行された阪神カップのタイムと比較しても優秀だろうと思われる。実際、ハイレベルなレースだったしこのメンバーなら指数は上位、というか最上に位置しているだろう。鞍上と厩舎もヨコテンこと横山典弘に昆貢ともはや蜜月の関係である。特に今回は息子(武史)がいませんからね。参観日と揶揄される騎乗スタイルも鳴りを潜めるでしょう。
 問題は本番で届くかどうかである。初の左回りと野暮ったいコーナリングも気になるところ。前走の末脚で人気も集めるだろうし、非常に悩ましい。


モズゴールドバレル 坂井

 これは恐れていたことが起きましたね。ノーマークでした。血統も外車なので判断に困ります。
 フェアリーお漏らししてのこっちなわけですが、ここでも普通に走れそうっていうか、走るでしょこいつという印象。ルーツドールの厩舎ということで胃が痛みますが、こっちは人気を背負わないでしょう。新馬戦からの参戦ですがちょっと面白いです。というのも藤岡健一厩舎、今すっげーいい感じなんですね。

 2002年開業のベテランで、特徴としては重賞には出せるところは出すって感じですかね。ビッグアーサーやジュエラーでG1取っているように芝のマイルや短距離が得意なのかもしれません。管理馬もヴァンケドミンゴやタマモメイトウなど渋いですね。
 ルーツドールがぶっ飛んだのでイメージ悪いんですが、2021年は開業して初めてリーディング一桁の7位と、2020年の31位から大躍進しました(同率7位は清水・須貝厩舎)。勝利数は42。この上には齋藤崇史、手塚貴久、国枝栄、友道康夫、矢作・中内田と一流どころの厩舎がずらり。藤岡厩舎にそういうイメージなかったので驚きました。
 ベテラン厩舎の円熟期というところでしょうか。そういう厩舎にはこれまでより多くのいい馬が集まるでしょうし、2022年はもっと伸びるかも、厩舎もそういうところを意識しているかもですから、個人的に注目しときます。

 フェアリー狙いだったのかもですが、輸送ないですし中京経験済みと悪くないですね。小柄なのがどうかというくらい。こっちにも登録しといてよかったねとレッドガランパターンを祈ります。


ラスール ルメール

 シンザン記念2022における一番の問題児ですね。
 消せる材料も買える材料もあって、マジでどっちを選ぶかという。
 買える材料といえばやはり、近親にシャケトラがいるとかありますが、


「藤沢和雄厩舎」
 これに尽きるのではないかと。


 人は呼ぶ。名伯楽と。
 恐らく最後までマイルにこだわったであろう馬作りはシンコウラブリイ、タイキシャトル、タイキブリザードといった名馬を育んだ。先日惜しまれながらターフを去ったグランアレグリアもそうだ。
 重賞でもマイル成績は抜群で、マイルと言えば藤沢であり、藤沢と言えばルメールであり、ラスールと言えばもはやここを勝つ馬にしか見えない。

 しかし太陽は西に傾く。時間というのはそういうもので、藤沢和雄厩舎の昨年度成績は34勝の15位と、2015年の19位から6年ぶりの二桁着順となった(2015年の原因は恐らくというか、ルメールの乗鞍が少なかったからだろう。この年は北村宏司・柴山に馬を回していた)。これは引退が迫っていることから今まで通りに馬を管理するのもアレだし、引き継ぎの準備だってあったのだろう。騎手を引退した蛯名にノウハウを授け、後継者を育成するのに時間を割いていたのかもしれない。それでも、というやつで。

 2021年はルメールも藤沢も重賞の成績は、まあ、そこまでよくない(他と比較すれば良すぎるくらいではある)。いや今までが良すぎたというのはある。それにしても下半期なんかはポロポロ人気馬を飛ばしていたように思う。ルメールで重賞取った馬も、最近ならソーヴァリアント、グランアレグリア、イクイノックス、シュネルにクロノなど、ぶっちゃけ彼でなくとも勝てたんじゃないかというレベルの馬である。もちろんリーディングジョッキーだし、ルメールだからこそいい馬の依頼がやってくる。そんでも今はなんか付け入る隙がありそうな、そんな時期ではないか。

 引退間近だ。
 ルメールもおなじみの正月休みを返上してまで乗りに来る。この2人の間には確かな絆があるのだろう。フランス人だがもう皮肉も言えるほど日本には慣れているはずで、やはり情があるんだなと。最後の最後までカズオ・フジサワとやっていくのだという気概を感じた。だからこそ逆らってみたい。というか飛んでくれ。ノーザン・シルク・藤沢・ルメール
と競馬界を凝縮したような馬だ。競馬の権化だ。

 新馬1戦。この戦績では関係者ならともかく一馬券購入者に過ぎない私では何もわからない。3ヶ月を経て成長しているのは間違いない。でもどの程度、どんなパフォーマンスを発揮できるのかはわからない。確かに力はあるだろうし、強いのは強いんだろうが、重賞でこのメンツに入って勝ち負けできるほど強いのかどうかはわからない。

 新しいグランアレグリアの登場を待ち望んでいるのは私もそうだが、そう簡単に出るもんでもないでしょう。


レッドベルアーム 川田

 関係者の評価が高いことでおなじみ。東スポ杯では人気を裏切りましたが、今回はどうか。
 素質はまあ、あるんでしょうが、気性が荒いです。東スポ杯ではそのせいで案外な結果に。陣営もそれを加味してか距離短縮に踏み切ったのでしょう。なもんで、マイルというのはいいと思います。
 藤原厩舎といえば福永ですが、川田ジョッキーへの乗り替わりもいいと思います。どう転ぶかはさておき、どこかのテレビ番組か何かで見たんですが、川田と福永は乗り方が正反対だそうで。乗り方というか、馬への対応の仕方ですね。福永ジョッキーは非常に優しいと。これはご本人からの性格からも伺えますね。番組内でも言ってたんですが、特に牝馬に乗ったときの成績は良いと。やはりソフトタッチを好む娘が多いのでしょう。
 一方の川田Jは馬を支配下に置くそうで。俺の言うことを聞けと抑え込むんだとか。いいじゃんと思ったんですが、なんと川田氏のシンザン記念成績は抜群に悪く、過去10年で9回乗って馬券内0という有様。そんなわけないだろ。西の芝で川田やぞ。

 というわけでざっと見てきました。

・2021年>レゾンドゥスリール>5番人気で10着。新馬戦からの参戦でしたが、この年のシンザン記念は中京開催。阪神しか経験していなかったのが仇となったか。現役ですが1勝クラスの身分です。
・2020年>ルーツドール>記憶にも新しい1,6倍。これも新馬戦を経ての参戦でした。東京から京都と初物尽くしに対応できずか。ルメールも乗ったしフィエールマンの近親ということで人気を集めた形ですかね。現在は2勝クラス。新馬の2,3着のほうが出世しましたね。
・2019年>アントリューズ>1番人気で8着。新馬戦は福島でしたが2番人気の7着。ここから東京を2回使っての参戦となりましたが、やはり右回りは走らなかったのでしょうか。現在は3勝クラスにいますが好走は左回りに集中しているように思われます。栗田厩舎もこの時期から重賞にガンガン出てきたイメージがありますから、うーん、そも関東馬で人気してますからね。
・2018年>スターリーステージ>5人気で6着。馬場が影響したというコメントを見つけましたが、これは難しいですね。順当といえば順当ではあるんですが、阪神・京都のマイルで経験を積んでの参戦ですから。この年は重賞参戦馬やアーモンドアイもいましたから素質負けというところでしょうか。本馬はその後、特別戦などには縁がなく、3勝クラスまででした。
・2017年>乗鞍なし
・2016年>レオナルド>6番人気で5着。新馬は東京の1800、未勝利は阪神の1800を使い、シンザンに参戦。前目で競馬する馬で出遅れ癖があり、それが響きましたか。順当ですかね。
・2015年>クイーンズターフ>5人気8着。人気を裏切りましたが、これも新馬からの参戦ですね。阪神を使ってますが、これ、ダートなんですね。ダートデビューの馬がよく5人気になってましたね。しかもレースは不利を食らったらしく。
・2014年>ビップレボルシオン>6人気7着。東京の芝1800で勝ち、ラジニケを使うも9着。そんでシンザンに。順当ですかね。その後は2勝クラスを突破できず地方に行ってますし。
・2013年>エールブリーズ>8人気7着。京都からデビューして短いところで経験を積んでのシンザンに参戦。逆にこれよく人気しなかったなという感じですが、出遅れ癖があったんですね。京都開催ですからね基本は。出遅れは致命的なんでしょう。
・2012年>ピュアソウル>5人気14着。これは派手にやられましたね。京都で2戦使ってのシンザンに参戦。福永から川田に乗り代わったわけですが、ハープスターの近親であることから人気を集めたんでしょうか。でも小柄な馬ですから、ソフトタッチ福永のほうがよかったんでしょうか。その後は1勝クラス止まりですね。

 こんな具合ですか。
 川田ジョッキーですから、馬の能力以上に人気を集めてしまうところはありますね。それなりの人気で収まっているところはそれなりの着順で。人気馬の場合はやはり弱点があったと。まあレース終わってからなんでなんとでも言えるわけですが。
 川田氏はあんまり穴開けるタイプのジョッキーではないですし、順当なところに収まってくれます。レッドベルアームの場合は福永で結果を出せていない乗り替わりなので、ドS騎乗のが合っている可能性があります。見直したい一戦になりますが、2人気は不安ですね。


 ダラダラやりましたがこんなところでしょうか。
 続いて個人的に気になる条件を調べました。シンザン記念で穴を開けがちな馬ですが、最近の馬場や傾向からして血統・距離延長という部分から行きたいと思います。


・血統面で熱いのはアールチャレンジ・ソリタリオ・モズゴールドバレルですかね。
 特にソリタリオはモーリスにキングマンボ系ということで最近の馬場傾向にも合致しています。


・中京マイルというコースなので基礎スピードが問われがちです。

 2020年のシンザン記念は短距離路線にいたプリンスリターンが健闘。
 2021年は勝ち馬がピクシーナイト。2着のルークズネストもファルコンSの勝ち馬となりました。3着のバスラットレオンもスピードありますからね。
 また、記憶に新しい京都金杯もカイザーミノルとダイアトニックがよく走りました。
 最近のシンザン記念は短距離でやっていける馬が活躍するのかもと思い、距離延長組……というよりスピードのありそうな馬がよさそうです。

 ですが、どの馬が良いスピードを持っているのか、若駒なのでやはり分かりかねます。ある程度早い流れを経験し、そこで好走しているのを選びたいところです。
 候補としてはやはり短いところを使っている組でしょうか。
 対応できるかはともかくカワキタレブリーはキャリア豊富です。単純に距離延長組ならシーズザデイ、ショウナンアメリア、万両賞のマテンロウオリオンとジャカランダ、そも新馬は1200勝ちのジャスティンヴェル。セルバーグは京王杯からですが好走はしてませんからね、難しい。地味にデルマグレムリンの未勝利戦も流れは早いんですね。
 モズゴールドバレルは1400組ですがペースはそこまで早くはなく。血統背景から探るほかないんですが外車ですね。近親のKamekoはマイル戦で好走しているので、モズもまあ、やれるのかなあくらいですか。

 上位人気の馬はまだ緩い流れしか経験していないのが不安です。


まとめとしまして……
 消せる馬が少ないですね。そのくせ上位陣には不安がある。でも蓋を開けたら人気どころで決まりそうでというどうしようもないレースです。正直時間をかけて損した感じはあります。


◎レッドベルアーム
○ショウナンアメリア
▲カワキタレブリー
☆ジャスティンヴェル
△ビーアストニッシド モズゴールドバレル セルバーグ
 2,3,はお好みで


 逃げは岩田と見ていたんですが、思ったより人気しましたし、買いたくねえなと。ジャスティヴェルが行きそうなのでペースは想定より上がるかもと。逃げ期待ならこっちで。外目の馬も前の方に行きたいですからね。
 ごちゃついたら中枠から馬場のいいところを選んでくれそうなジョッキーを信頼したいですね。


 本命は変わる余地がありそうで、重賞使ってる組からですね。
 調教もいいし、前走はかかってて5着には来ましたから。スムーズだとどうなるかが楽しみなのと、名門厩舎ですからね。瞬発力はそうでも、今回なら買えそうです。
 やはり川田ジョッキーへの乗り替わりが負けまくりの心に効きますね。これくらいの人気のほうが気楽に乗れるでしょうし。ちょっと本人のシンザン記念成績は悪いですが、ジンクス? を打ち破ってほしいですね。

 対抗は、昨日走りまくってたカナロア産駒。パドックの気配は注意ですね。
 単穴は松山ですね。この馬も重賞で走っててここでは格が上です。
 一発は岩田ではなく西村くんで。高い馬のわりに舐められたオッズですし、逃げたときの打点は高いでしょう。

 あとは、一応の岩田。中京の外は嫌ですが、モズゴールドバレルにエピファネイアのセルバーグで。

 印を回せなかった馬もいるんですが、そこから馬券に絡まれても納得できるメンバーではあります。ラスールは消しに近いですがぶち抜く可能性も全然ありますからね。


終わりに

 時間がないので誤字脱字が多く見苦しいですが、とりあえずこの辺で。

 あとは一応、こちらのツイッターで当日の印の上げ下げや急遽見つかった穴馬など呟くことがございますが、基本的には自分の馬券で必死になっているので期待しないでもらえると助かります。

https://mobile.twitter.com/surumezashi55


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