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ジャパンC予想

東京12R ジャパンC 東京2400m

無敗の3冠馬2頭とアーモンドアイ参戦という競馬ファンにはたまらない世紀の一戦。誰もがこの3頭での決着を望んでいるだろうが、1頭ぐらい馬券内に食い込む余地はありそう。

まず展開について考えてみる。このレースを引っ張りそうな逃げ馬はトーラスジェミニかヨシオ。ヨシオの陣営が逃げ宣言しているが、こういう宣言は大体アテにならないのでほぼ無視で良い。本当に逃げたいのはトーラスジェミニなので、こちらがハナを切る想定とする。
この馬は突っつかれたりするとリズムを崩してしまうので、ある程度後ろを突き放した逃げを打ってくると思う。ヨシオが突っかかってくるなら尚更その形になるだろうし、大逃げを打つまで考えられる。大逃げなら多少はペースは流れるだろうがオーバーペースにまではならない。
だが、今回の鞍上は田辺J。先日、グレイテストに騎乗して無茶苦茶なハイペースを刻んだりと、この鞍上が逃げを打つと大抵ロクなことにならない。まあさすがにこの大舞台で無謀なペースで運ばないだろうが、スローに落とすと絶対に勝てないと分かり切っているので色気を出して持久力勝負に持ち込んでくるかもしれない。なので、ペースは平均よりもやや速めか。
以上を踏まえて本命は


◎4キセキ


とする。
前走の天皇賞(秋)は完全にキレ負け。だが、2走前は京都の外回りで3角からマクりを仕掛けて4角でとんでもなく外に膨れながら2着を確保。3走前の宝塚記念は直前に大雨が降ってタフな馬場と化したが渋とく伸びて2着。このように、瞬発力勝負では分が悪いがタフな展開には滅法強い。今回、ある程度速いペースが見込めるならまさにこの馬にとって御誂え向きな展開。どういうプランでレースを運ぶかは分からないが、スタートが改善されてきた事と3強の馬たちよりも後ろで運ぶと厳しそうだという事を考慮すると、トーラスジェミニから離れた好位で運ぶのが理想だと思う。3角付近から捕まえに行って直線で早めに交わし、渋とく脚を使って粘り込むレースができるなら一角崩しは起こせるだろう。
一角崩しと言えば昨年のダービーを思い出す。3強で決まると言われていたレースだが、勝ったのは逃げ馬から離れた2番手で運んでいた12番人気の伏兵ロジャーバローズ。ご存知の通り、鞍上は浜中Jで馬を管理していたのは角居厩舎だった。まあここら辺はオカルトじみているが、それを抜きにしても展開面を考慮すると今回はチャンスだと思う。陳腐になるがキセキを起こして欲しい。

相手は

◯5デアリングタクト
▲6コントレイル
△2アーモンドアイ
☆1カレンブーケドール

とする。
デアリングタクトは本来秋華賞前に一回使う予定だったが、頓挫してぶっつけ本番となってしまった。本番ではパドックでかなり入れ込んでおり、仕上がりに不安はあったがそれでも勝ち切った。世代レベルが低いとは言われているが、良化途上のまま3冠を達成したのだから並大抵の馬ではない。今回は休み明け2戦目で間隔にも余裕があるので、コントレイル、アーモンドアイに比べてローテは楽。斤量も有利だし、展開も向きそう。

コントレイルは前走死闘を制してジャパンCに出るかどうか怪しかった。何とか出てきてくれたもののやはり体調面では不安。実際に1週前追い切りの動きは不満だったらしい。その影響もあってか、今までは1週前追い切りには福永Jが騎乗して最終追い切りには助手が騎乗するパターンだったが、今回は1週前と最終のどちらにも福永Jが騎乗。今まで貫いてきたパターンを急に変えてきたという事はまだ本調子ではないのかもしれない。なので今回は評価を下げたが、実力的にはデアリングタクトよりも上だと思っているので地力に期待。

アーモンドアイは前走後に短期放牧を挟んでいるが、それでも間隔を詰めたローテには変わりは無いのでそこがどう影響するか。今回がラストランなので無事に走り切って欲しいという思いの方が強い。

カレンブーケドールは昨年のジャパンCで道悪の持久戦を好位に付けて2着に残す強い競馬。今回も昨年と同じ枠で同じような展開になりそうなのでチャンスはある。個人的には、シルバーコレクター同士のカレンとキセキの行った行ったになって、最後誰かに差される展開が一番盛り上がると思う。


買い目は

馬単流し
◎→◯▲△
馬連
◎-◯▲△
ワイド
◎-◯▲☆
三連複軸二頭流し
◎◯-▲△☆

計12点

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