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Mazda3の初期インプレッション

Mazda3のレビューを書きなぐります。
構成とか考えずに思いつきで書いてますし、人に読まれることをあんまり想定してないのでご容赦ください。

購入グレード
XD1.8 L Package FF 6AT

・ディーゼルエンジンのフィール

SkyactivD1.5よりもスムーズな加速、ドッカンターボ感がなくなっている。デミオよりも車重があるので比較するとトルク感はもう一つだが、必要十分。
燃費は1.5Dよりも優れているように感じる。特に40~60キロ程度の常用域での燃費向上?
当然ながら2.2Dのような劇的なパワーは無い。
アクセルに対してのコントロール性、そんなに悪いとは思えないのだが俺の感覚が鈍いだけなんだろうか。某評論家はボロクソに言っていたけれども。
ごく低速、発進時は引き続きイマイチで出足は悪い。改善はされてるんだけどね。

・6速ATのフィール

デミオよりもローギアードになってる感じが。
デミオは100キロで2000rpm切っていた気がするが・・?
燃費は向上しているし騒音レベルも低いので実用上問題はない。
街乗りでの燃費向上を狙ってギア比を変えているのかもしれない。
日本では120キロ以上出すことはない(はずだ)し、市街地での速度も低いのでローギアードにしたのか?ギア比を比較しないと何とも言えないけど。
評論家筋からは8ATなどが欲しかったというレビューが多い。
同意できるんだけど、コストが上がってしまいそうなのでどうなのかなとも思う。重量も増えそう。
単に開発が間に合わなかっただけかも知れないので、今後の商品改良でどうなるのか注目。
ただ実用上は現状の6ATでも特に不満は無い。ゴルフとかに乗ってしまうと違う感覚になるのかな?

・MRCCの制御に問題あり
全車速追従、前車が停止した際に止まりきれずにブレーキを踏むよう警告が出ること複数回
出ていた速度は2キロ程度なのでほぼ安全ではあるけど。
遠くに赤信号で止まっている車両があっても見つけるのが遅くてブレーキを踏まざるを得ない
これはデミオから退化してないか?
前方への割り込みや前車のブレーキなど急変した状況に対してのMRCCのの対応はジェントルとは程遠い。要改善。こういうのはコンピュータのプログラム書き換えで何とかならんのか?

レーンキープアシスト、各所で言われているほど違和感が無い。個体差?左に寄ってしまうことも今の所なし。そもそもレーンを認識できている割合が低い気がするけど、下道を普通のペースで走る分には快適。ただし前述のMRCCが「止まれない」現象が快適性を削ぐ。

こうして運転支援系にまとめてみると、便利なんだけど減点ポイントが多くて総合すると「落第」と言われても仕方ない感じ。

・コーナリング、ハンドリング

これまでの私の感覚からするとしなやかさが「異常」と言っていいレベル。
あらゆる速度域のコーナリングで頭や体が振られない。
安心して速いスピードでも曲がっていける。
GVC+?シャシー性能?サスペンションセッティング?新開発のシート?
いろいろな要素がうまく噛み合わさりこのセッティングが出ているのだろう。車の進化は凄い。この項目は今回のMazda3のハイライトと言って良い部分だろう。
違和感がなさすぎて、気にして乗っていないとスルーしてしまいそうになる。
普段から車の動きを気にしている人でないと、言われなければ気づかないかも知れない。
「違和感がなさすぎて、違和感を覚える」

リアサスの飛び上がりが少し気になる。フロントは気にならない。
既報の通り、良い路面と悪い路面での落差が激しい。悪い路面では確かに突き上げが気になるのだが、個人的には許容範囲。もっと良い車を知っていれば違う評価なのかも。

オーディオは確かに良い。Boseシステム搭載モデル。
そもそもカーオーディオ自体が音響的に最悪な環境なので多くを求めてはいけないと思っているのだが、このシステムは相当に頑張っている。ノーマルのスピーカーでも試してみたい(そちらの方が音がいいというレビューも散見)
解像感は結構優秀、欲をいうともう少し前方定位が欲しいけど、純正付属のカーオーディオとしては120点だろう。
ちなみに私はBoseのスピーカーは低音が強すぎる傾向があって全然好きでは無い。
イヤホンや家用のスピーカーにBoseを選ぶことはまず無いのだが、車用として良いのかも知れないと思った。それでも好みの音質では無いのでEQをいじって少し高音よりにしています。
音色が好みじゃないというだけで、モノとしては良いです。
リスニングポジション?の設定はあんまり違いが分からなかった。後部座席に乗ると違うのかな?
プレミアムカーでも無いのにオーディオにこだわってる車は中々ないので、この姿勢は素晴らしいと思う。スピーカー配置もやたらと凝っていて、相当なオーディオ好きが設計したんだなというのがよく分かる。音楽好きとしては有り難い。この車を買った大きな理由の一つ。

インテリアは国産車としては最高峰では?
ドイツ車、ちょっと前のAudiっぽい内装のしつらえ。ダッシュボードとナビ周りは少し奇抜なデザインで好みが分かれそう。個人的には攻めたデザインで好き。
緊張感のある内装。慣れるまでは背筋をピンとして乗らなきゃという感覚。校長室や社長室に入ったときのようなムズムズする感じといえば伝わるだろうか。。?
内装は天井も含めて黒一色。白レザー内装だと天井なども白になるっぽい。

ドアトリムのソフトパッドやメッキ加飾、造形もやたらと凝っている。エアコン吹き出し口はうまくデザインに溶け込んでいる。少し低すぎる感じもするけど。
コマンダーコントロール等スイッチ周りには美しいピアノブラック。でも傷つきやすそう。

ドラポジは相変わらず最高。FF車とは思えないペダル配置の良さ。当然ながらアクセルはオルガン式。ステアリングのチルトテレスコの調整幅も広い。各種スイッチも操作しやすい場所にある。新開発のシートはデミオのシートよりも腰、骨盤が深く中に入り込むんで挟まれるようなイメージ。嫌いな人もいそうなので試乗して確認したほうが良い。
メーター類はかなり見やすくなった。配置自体に目新しさは無いけど、フォントや文字の大きさの最適化がなされたんだろうか?デザイン自体は先代のアクセラ(メーター周りはデミオも共通)のほうが個性があった(センタータコ)気もするけど、敢えてスタンダードに戻ったということか。
中央のスピード表示部分だけ液晶パネル。人によっては言われなければ液晶と気づかないかも。せっかく液晶なんだから、表示するものをもっと工夫してほしかった。
欧州車はメーター周り完全デジタル化、多機能化がトレンドになっており、今回のMazda3はややコンサバな印象。日本車全体がそんな感じなのでMazda3だけが遅れているという話では無いのだが。
新しもの好きの私としては完全デジタルメーター大歓迎。Aクラスのメーター周りのような未来感が欲しい。
HUDは正当進化。メーターナセル上のスクリーンへの投影から、前面ガラス投影式に変わった。表示自体が大きくなり見やすく、情報量も増えた。この辺はMazda6,CX5と共通なんだろうか?可動式のスクリーンもメカメカしくて良かったけどね。

MazdaConnectはだいぶ良くなった。画面タッチは非対応になり、コマンダーコントロールだけで操作。ちょっと癖があるけど何とかなる。動作のキビキビ感も向上、液晶大型で見やすく。ナビに関してはあんまり試してないので保留。AndroidAuto使っちゃえば関係ない。UIは最高とは言えないけど、まぁこんなものかなと。

外装デザイン、かなり好みが分かれそう。私は大好きなので良いけど、傾きすぎて売れないだろうなぁというのが正直なところ。Cピラーとお尻周りの造形、ボディーサイドの局面構成がハイライト。光の反射が美しい。売れ筋のCセグハッチでこれをやってしまうというのは良くも悪くもMazdaらしいというか。CX30と合わせて数が売れれば良いという事をMazdaも公言してますけども。これからもブレずにやって欲しい。ちなみに買ったのはソウルレッド。

今後は走り込んで行って気づいた所などメモしていく予定。

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