君は何ができる?
そう聞かれたら何を返す?
私は導火線0.1mm野郎なので、中指立てて返したくなりますけど。
世の中には、聞かれることが多いのに答えにくい質問というものが何個もある。
特技は何ですか?趣味は何ですか?とか。
え、えぇ~~~~……と、特技……?あ、1分で10mのケーブルを巻けます……。
しゅ、趣味はぁ……ゲームです……。
いや、ドン引きされるだろ。
ただ実際、何ができるか、何をしてきたかっていうものは、その人のできることに関わってくるので、人を管理する側になると、聞きたくなるのはすごくすご~~~~~くわかる。
ここでさっきの私のドン引き趣味・特技を見てみよう。
ふーん、こいつケーブル巻くことぐらいしか特技が無くて、趣味はゲームか……。
じゃあこいつケーブル巻かせておくか……。
となる。
それはそう。
読み取れるものが少なすぎる。
はい、私はケーブル巻いておきます……。
例えば、
特技は人と仲良くなることで、趣味は読書です。
という人間がいたとする。
これはもうさっきのに比べたら当たりすぎる。
人と仲良くなること=コミュニケーション能力に自信がある
読書=メール等が上手いのでは?
みたいなことが読み取れる。
人事的な面で言うと、特技・趣味欄って言うのは、その人を構成するピースになりうる。
でも、「特技」とまでは行かなくても、実はこれできるんだ自分……。みたいなものってみんな持っていませんか?
「執筆速度が速いです」
「ヨーヨーできます」
「寿司握れます」
とか。色々みんな「実は……そんな誇れる事ではないんですけど……」みたいなのあると思うんです。
それめちゃ偉業じゃね???
だって、それ会得するのに、結構時間かかっただろうし、そこに興味を持つまでに色々考えもあったでしょ?
え!?!?めっちゃ偉業じゃね!?!?
なんでこんな話をしてるかと言うと、他人の履歴書の特技欄見てて、めんどくせ〜〜〜〜〜特技欄に「三点倒立」とか書けるようになればいいのにって思ってたからである。
いや、三点倒立凄いだろ。
でんぐり返ししかできないぞ私は。
なーんかもっと気軽に特技を披露してほしい。
いいよ、それが特技なら三点倒立でも私は見せて欲しいよ。
これが好きです!これが得意です!
全部凄いし。
それをやろう!ってなって、やり遂げた時点でもう凄いじゃん。
それは、拍手すべきじゃん。
やっぱり履歴書なんか燃やそう。薪用意しますね。
だから、もっとみんなの「できること」を教えて欲しい。
ちょっと人より拙いかも、とか考えててもいい。
知識が浅いかも、とかでもいい。
私は、10mのケーブルが1分で巻ける。
カヌーだって漕げる。
なんかよく分からんけどExcelだって使える。
もっと誇って。
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