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無線ルータを新しくしたらWi-Fi洗濯機が繋がらなくてドハマリした

今回はたまたま洗濯機でしたが、他のIoT家電でも起こるかもしれません。

そろそろ無線ルータ変えないとなー、と思ってたところで、Wi-Fi 6対応の無線ルータを入手。ルータの設定とPCの接続はスムーズに行ったものの、IoT家電が思ったよりも多くて手間取りました。スマホ、電子ブック、スマートスピーカー、ルンバとブラーバ、スマートロック、エアコン、無線リモコン、スマートウォッチ、、、合わせて30台近くありました。


で、日立のビッグドラム(BD-SX110)だけが繋がらない


洗濯機をスマホで操作したりしないだろ、って思ってたんですが、予約時間や洗い方を細かく指定できて意外にべんり。洗剤が無くなりそうになると勝手にAmazonに注文する機能まであるから、繋がらないと不便。

つなぎ方はこちら(https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/wash/q_a/a156.html)

ペアリングするだけだろ、って思うんですが、原因が分かるまで6時間以上かかりました。


結論: 2.4GHz帯のチャンネル12と13は使えない家電がある


ここに辿り着くまで大変でした。今まで使ってた古いルータではできるのに、新しいルータだとできない。802.11axは下位互換性あるはずだけど、ねんのため認証レベルを無くしてみてもダメ、速度やバンド幅を落としてもダメ。パケットキャプチャしても、そもそもAPにアクセスしてる気配すらない。

行き詰まりつつ、うちのマンションも電波混んでるよなー、と、WiFi Explorer LITE を眺めてたら、新しいルーターさん、古い住人たちから、やけに隅っこに追いやられおるわけです。

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そういえば、洗濯機のWi-Fiどうなってんだろ、とマニュアル接続モードにしたら、WiFi Exploler に出現。

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802.11 b/g/n の 20MHz幅、65Mbps と普通。一方で、混んでいるど真ん中のチャンネル7という電波を読まない厚かましさ。もしかして、AP側をCH7に固定したらうまく行かないかな、と思って試したところ、あっさりとWPSで接続されました。この6時間以上はなんだったんだ。


原因:US仕様のWiFiはチャンネル12と13をスキャンしない

ところで、

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太陽誘電(TAIYO YUDEN) is 何? って思いませんでしたか。これ、日立のビッグドラムには、太陽誘電のWi-Fiユニットが使われています。で、太陽誘電のWi-Fiモジュールの資料をググってみたところ、

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とのことで、洗濯機は、ルータが待ち受けてた13チャネルまでスキャンしていなかったことが原因でした。そりゃパケット見てても来ないわけです。


対策:APのチャネルを固定する、または範囲を1〜11チャネルとする


今回使ったNETGEARのルータは、1〜13ch仕様(自動)だったので固定チャネルにしましたが、BUFFALOとかAtermだと、1〜11ch範囲も選べたはず。今回はたまたま日立のビッグドラム(BD-SX110)でしたが、IoT家電も普及が進むなか、グローバル仕様のものも増えてくると、今回のようなトラブル(相性問題)が起きるかもしれないので、ここに残しておきます。メーカーのFAQでも見当たらなかったので。

とりあえず全部つながったし、回線は増強してないのにアップロードが速くなったし、スムーズに切り替わるようになり、ストレスが無くなっております。

Wi-Fi 6 はいいぞ!

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