自分にしか需要がないAZ 20-21シーズン振り返り

AZの2020-21シーズンが終わりました。苦しい序盤戦、新加入選手の躍動、波乱の監督交代、主力の怪我、中盤以降の怒涛の追い上げ、スタジアム改修実況アカウントと化する公式Twitter…いろいろあったシーズンでした。この記事ではそんなシーズンの振り返りを行っていこうと思います。おそらく自分にしか需要がありません。でも書く。

8~10月
8/26 vsプルゼニ thuis(CL 2次予選) 〇 3-1
⚽グドムンドソン×2、コープマイネルス
9/3 カールソン加入(←Elfsborg)
9/15 vsディナモキエフ uit(CL3次予選) ●0-2
9/19 vsズウォレ thuis(第2節)△1-1
⚽ボアドゥ
9/26 vsフォルトゥナ uit(第3節) △3-3
⚽デヴィット、コープマイネルス、ボアドゥ
10/4 vsスパルタ uit(第4節) △4-4
⚽アブクハル×2、デヴィット×2
10/5 イドゥリッシ移籍(→セビージャ)
10/17 vsVVV thuis(第5節) △2-2
⚽カールソン、ステングス
10/22 vsナポリ uit(EL グループリーグ) 〇1-0
⚽デヴィット
10/25 vsADO uit(第6節) △2-2
⚽グドムンドソン、カールソン
10/29 vsHNKリエカ thuis(ELグループリーグ) 〇4-1
⚽コープマイネルス、グドムンドソン×2、カールソン

昨シーズンの強制終了によって2020-21シーズンはCL2次予選からスタート。プルゼニには勝利したものの次のディナモキエフ相手に痛恨の敗北、これによりヨーロッパリーグに回されることに。CLでのAZの戦いは見たかった。過去見てもここまでメンバーが揃ってヨーロッパに望めるシーズンはなかなか無いので負けたのは本当にもったいなかったです。
一方リーグ戦の方はまー勝てないこと勝てないこと。怒涛の引き分けが続き、AZの公式Twitter見るのが嫌になりました。ゴール決めたときの陽気なGIF→テンション低めの失点ツイートの流れ何回見たことでしょう。アイドルとかで最後に必ず流れる曲ってあるじゃないですか。曲始まる前に「あ、これ流れるな」って思うやつ。そんな感じですね。「あ、これ追いつかれるな」みたいな。「1点リードして迎えたアディショナルタイム」と「引き分け」はほぼ同義です。毎試合のように退場者を出し先制しては追いつかれ、特にvsスパルタでは4点差を追いつかれるというリバプールもびっくりの試合を繰り広げていました。
10月終わるまでエールで1勝もできていなかった訳なのだが、一方ELは謎の好調。ナポリ相手にスフェンソン&菅原のダブル右サイドバック戦法で勝利すると、HNKリエカ戦でも4点取って勝利。いやいやそれをリーグ戦でもやってくれよとこちらは思っていたよね。ダブル右サイド戦法披露したときはエメリのバレンシア思い出した(懐古厨)
さらに昨シーズン大活躍のイドゥリッシセビージャへ移籍。加えてボアドゥが怪我によりナポリ戦から戦列を離れるなど苦難は続き「あ、これシーズン終わったな」と思いました。そのあとも勝てない試合続いたし。ただカールソンが思いのほか早くフィット。攻撃のセンスが素晴らしく不動の左ウイングになりました。シュート、ドリブルもめっちゃ良いんだけどやっぱり周りを生かす動きとパスがね、良いんですよね。

公式Instagramはストーリー含めこまめに更新してくれるので嬉しい。


11~12月
11/1 vsRKC thuis(第7節) 〇3-0

⚽️ステングス、グドムンドソン×2
11/5 vsソシエダ uit(ELグループリーグ) ●0-1
11/8 vsヘーレンフェーン uit(第8節) 〇3-0
⚽️コープマイネルス、OG、カールソン
11/22 vsエメン thuis(第9節) 〇1-0
⚽️BMI
11/26 vsソシエダ thuis(ELグループリーグ) △0-0
11/29 vsヘラクレス uit(第10節) 〇2-1
⚽️コープマイネルス、ボアドゥ
12/3 vsナポリ thuis(ELグループリーグ) △1-1
⚽️BMI
12/6 vsフローニンゲン thuis(第11節) ●1-2
⚽️コープマイネルス
12/10 vsHNKリエカ uit(ELグループリーグ) ●1-2
⚽️ヴァインデル
12/13 vsトウェンテ uit(第12節) 〇3-1
⚽️コープマイネルス×2 、菅原
12/20 vsヴィレムⅡ(第13節) 〇5-3
⚽️コープマイネルス×2、ステングス、ミチュ、カールソン
12/23 vsフィテッセ(第14節) 〇3-1
⚽️カールソン、ボアドゥ、ドライフ
12/27 vsユトレヒト(第1節) △2-2
⚽️コープマイネルス、ステングス

引き分け続きだったリーグ戦でしたが11月に入りやっと初勝利。そこからは思ったより順調に勝ち点を積み上げることができました。ボアドゥ離脱の穴はグドムンドソンがしっかり埋め、逆にボアドゥの戻ってくる場所がないんじゃないかと思ってしまうほどの活躍。オフザボールの動きがピカイチで回りのチャンスメーカーたちがより生きる展開になったのが良かったですね。やっぱり国内強豪クラブの下部組織出身の選手は最高や(グドムンソンはPSVの下部組織出身)。ボアドゥは11月下旬に戻ってきましたがvsフローニンゲンでデヴィットが怪我(余談ですがデヴィットはアヤックスの下部組織出身)ステングス、カールソン、ボアドゥと誰を組ませるかで少し試行錯誤していましたが最終的にグドムンドソンに落ち着きました。
スフェンソンがvsフローニンゲンで怪我をしてからは菅原右サイドバックのレギュラーに。vsトウェンテで点を決めるなど攻撃センスのよさを見せてくれました。今のところ右サイドバックでの出場がほとんどですがvsナポリのときみたいに一列前でのプレーも見たいですね。ボランチとかインサイドハーフとか意外とハマりそう。
リーグ戦は調子を取り戻しましたが反比例するようにELの調子が悪くなる。ソシエダに負けた後は勝つことができず、勝てばグループリーグ突破という状況で迎えた最終節、アウェーでHNKリエカ相手に敗北を喫しAZの今シーズンのヨーロッパでの戦いは終了。昨シーズンはグループリーグ突破出来ていただけに、残念な気持ちになりました。厳しいグループだったけどこれだけのメンバー揃ったら突破して欲しかったよねぇ。
そしてその直後、トウェンテ戦の直前で監督のスロットがまさかの電撃解任理由はAZの監督在任中にフェイエノールトと交渉していたから。フローニンゲン、HNKリエカと連敗中で雰囲気が良くないところにこれは...。突然すぎて何が起こっとるんや...となり軽くパニクったのを記憶しています。(スロットはその後来季のフェイエノールト監督就任が決定)
スロットの後任はコーチだったヤンセンが昇格。突然の監督交代でどうなることかと思いましたがそこから連勝で年内にEL圏内ぐらいまで順位を上げることができました。

ちなみにヤンセンのお母さんは歌手のスー・チャロナー


1~2月
1/9 vsズウォレ uit(第15節) △1-1
⚽️ミチュ
1/13 vsPSV uit(第16節) 〇3-1
⚽️コープマイネルス×2、ステングス
1/16 vsADO thuis(第17節) 〇2-1
⚽️アブクハル×2
1/21 vsアヤックス thuis(KNVB Beker)●0-1
1/24 vsフェイエノールト uit(第18節) 〇3-2

⚽️カールソン、ボアドゥ×2
1/27 vsユトレヒト thuis(第19節) ●0-1
1/31 vsアヤックス thuis(第20節) ●0-3
2/6 vsエメン uit(第21節) 〇1-0

⚽️菅原
2/10 ロン・フラール引退
2/14 vsヘーレンフェーン thuis(第22節) 〇3-1

⚽️ステングス、コープマイネルス、グドムンドソン
2/20 vsVVV uit(第23節)〇4-1
⚽️カールソン、イヴィイェン、ボアドゥ×2
2/28 vsフェイエノールト(第24節)〇4-2
⚽️ボアドゥ×3、コープマイネルス

KNVB Berkerはベスト16でアヤックスに負けてあっさり終了。今シーズンは本当にアヤックスが強かった。冬にハラーがウエストハムから加入してからは攻撃陣に厚みが増し、若手とベテランがうまく融合していたチームでした。すべてにおいて完成度が高かった。ま、AZ含めほかのチームがふがいなかったというのもありますが。あと何しれっとプロメス移籍の穴埋めるためにイドゥリッシ補強しとんねん。なんやねんそれ!煽っとんのか!悔しくないもん!悔しくないもん泣
Bekerの試合も含め1月はトッパーが盛りだくさん。vsPSVを皮切りにフェイエノールトアヤックスと上位相手の戦いが続きました。
vsPSVではカウンター&セットプレーでなんだかんだ勝って「あれ、これもしかしていけるやつ?」と思いましたがBekerで現実を見せつけられた。
PSV、フェイエノールトには勝ってユトレヒトに負けるあたり今季のAZを象徴しているようで。カウンターがハマる展開になれば強いのだが、そうならないと個の力で殴るよりほかなく最後一押しできなかったのが中位クラブ相手に取りこぼしが多かった要因なように思う。まぁほかにもあるよ、グドムンドソンが枠に飛ばしてくれればとかグドムンドソンが触ってくれればとかグドムンドソンがちゃんと1対1決めてればとか。
あと守備陣が終始安定感がなさ過ぎた。ビゾットはセービングは素晴らしいのだが足元がちょっとあやしく、また守備陣もマーク外されてしまうシーンが多かったように思う。vsユトレヒトなんかは裏一発であっさり失点してしまっているしね。そこら辺は来シーズンに期待しましょう。
ちなみにスフェンソンが怪我の間スタメンだった菅原ですが2月のエールディビジのベストイレブンに選ばれておりました。スフェンソンは6月で契約が切れるため去就が不透明、菅原にはぜひ不動の右サイドバックとして君臨してほしい。
2月10日にはロン・フラールが怪我を理由に現役を引退。守備陣がどうしようもなかった2015年に加入しここまでディフェンスリーダーとしてチームを引っ張ってくれた。ヴァイテンスと組んでいたときの印象が強いかな。お疲れ様でした。

フラール結構お茶目なんよな

3~5月
3/7 vsフィテッセ uit(第25節) ●1-2
⚽カールソン
3/13 vsトウェンテ thuis(第26節) 〇4-1
⚽ボアドゥ、OG×2、コープマイネルス
3/21 vsPSV thuis(第27節) 〇2-0
⚽カールソン、コープマイネルス
4/3 vsヴィレムⅡ uit(第28節) 〇1-0
⚽グドムンドソン
4/10 vsスパルタ thuis(第29節) 〇2-0
⚽クラーシ、デヴィット
4/25 vsアヤックス uit(第30節) ●0-2
5/1 vsRKC uit(第31節) 〇3-1
⚽グドムンドソン、ボアドゥ、ステングス
5/8 vsフォルトゥナ thuis(第32節) 〇1-0
⚽グドムンドソン
5/13 vsフローニンゲン uit(第33節) △0-0
5/16 vsヘラクレス thuis(第34節)


直接対決に勝てば並べるというところまで勝ち点を伸ばして挑んだvsPSV、カールソンコープマイネルスのとんでもミドルで勝利しついに勝ち点で並ぶことができました。ビルドアップ時のミス?VAR?知らんなそんなもん() huluでエールディビジが配信されていることをこの時まで知らずにここまで過ごしていたため、vsPSV配信されるとわかってからは即加入しました。合法的にエールディビジの試合を見れるのは非常に助かるのですが、AZの試合があまり配信されないのが難点。huluで他に見るものなんか何も思い入れのない過去のAKBINGO昔の推しメンの姿が見れるブンブンエイト終わり方が雑すぎて頭の中?で一杯になったマジムリ学園ぐらいしかなく、配信環境は悪くなさそうだったのですがこれに1000円はちょっと割高かなと感じました。来季は観戦モチベがあればESPNに加入ワンチャンと思っている次第です。
PSVとフェイエノールトにダブル食らわしても得失点差でまだ3位(2位ならCL2次予選の出場権獲得、3位はEL行き)、本当に序盤で勝ち点落としてなければ...。アヤックス相手に勝ち点拾えられればな、と思いましたがしっかり力の差を見せつけられ一度2位から遠ざかる。タグリアフィコとタディッチの止め方を教えてください菅原がかわいそうです。
アヤックス「私の前に立つんじゃねぇ!
こりゃ2位は無理かなと思ってたらPSVがヘーレンフェーンと引き分けたため勝ち点差が1に。「あれあれ?もしかしてワンチャン2位フィニッシュあります?CL行けちゃいます?ズウォレかユトレヒトならPSVに一発かましてくれるべ(ワクワク)」とか思ってましたがフローニンゲンにしっかり引き分けて3位フィニッシュがほぼ確実に。お疲れ様でした。そういうとこやぞ。最終節、ユトレヒトがPSV相手に先制したことで僅かながら可能性が出て元気出たのかヘラクレス相手に5点取ってたけどPSVはそんなんで負けるチームではありませんでした。
終盤はコープマイネルスが退場したり病気だったりで不在になることが多くクラーシが代役を務めていました。クラーシも6月で契約切れるんだけどどうするんだろ。コープマイネルスが移籍濃厚なんで個人的には残してほしい気持ちが大きい。ちなみにコープマイネルス不在の時のPKキッカーはグドムンドソンでしたね。普通にうまくてわろた。アヤックス戦も彼が決めていれば展開変わってたんじゃないかと思うような試合だったので来シーズンは得点量産を期待します。そこさえ良くなれば推しメン認定できる。

私の前に立つんじゃねぇ!!!!!!


個人的シーズンMVP
Jesper Karlsson
今シーズンから加入のスウェーデン人ウインガーでアシストキング。加入して即チームにフィットし欠かせない存在になりました。上記でも述べたように攻撃のセンスが素晴らしく、ドリブル・シュート・パスすべて一級品。コープマイネルス、ステングス、ボアドゥ、ヴァインデルの影に隠れがちだが彼らが生き生きできたのもカールソンが居たからだと思う。周りを使う技術にも長けておりヴァインデルとの連携はアヤックスのタグリアフィコ-タディッチを思わせるような以心伝心っぷりだった。これは推しメン認定しますわ。来シーズンも中心選手として活躍してくれよな!(フラグ)

カールソンのおしゃれトラップ→美しいミドルシュートを見てよ!


シーズン総括
昨シーズンからメンバーはほとんど変わらず挑むことができたシーズンでした。コロナ禍でコンディション調整が大変な中3位はまずまずの成績なんじゃないかなと思います。
基本的にはトップ下に位置するグドムンドソンorデヴィットが前線に吸収されるのでほぼ4トップのような形になります。ステングスはなんでもできるしボアドゥは収まるし一発裏抜けできるスピードもあるしで前線のクオリティはエールでも上位。またカウンター時や手詰まったときのコープマイネルスのタッチダウンパスはさすがの一言。また左サイドのカールソン-ヴァインデルのラインは完璧に近いものがありましたが右サイドについてはスフェンソンの怪我もあり試行錯誤してる感じが見受けられました。ステングスと菅原の連携が上がってくれれば菅原の攻撃センスを生かす機会も増えると思うので来シーズンは連携強化して右サイドが強みになればいいなと思います(ステングスが残るかはどうかは知りません)。あとグドムンソンはビッグゲームで点決めよう。
またビルドアップはまだまだ改善が必要。最終ラインや中盤で出しどころがなく奪われてカウンターみたいなシーンは何度も見たのでそこはなんとかして欲しいです。何回か心臓止まりそうになりました。
ここまで選手やら戦術のことについてダラダラ書いてきましたが自分が今シーズンフルで試合を見れたのはUEFAtvでやってたEL数試合huluで配信されたvsPSVとvsアヤックスだけ。あっそんなんで偉そうに語るなとか言わないで!その言葉はめちゃくちゃ効く!
もっと試合見たい気持ちはあるんですけど日本だとエールディビジ見るには結構厳しい環境なんですよ。日本で配信されるAZの試合少なすぎません?一応日本人選手いるんですよ?ゴニョゴニョサイトで見るぐらいならちゃんとお金払って見たいんすよね。DAZNさん頑張ってエールディビジの放映権獲得してよ〜DAZNで上がってるハイライトなんて公式YouTubeの劣化でしかないんよ〜

本当にESPNとExpressVPN契約するかもしれない

今シーズンのベストメンバー

画像1

今季で契約切れる選手が多く(スフェンソン、クラーシ、BMIなど)、またコープマイネルスとヴァインデルが移籍濃厚(ステングスとボアドゥも残るか怪しい)なので来季のスタッツがどうなるか全然わかりませんがフロント陣が何とかしてくれるでしょう!(丸投げ)
ゴーアヘッドイーグルスで活躍したベウケマの獲得が決まってたり若手もなんだかんだ出てきているので監督の手腕が問われますね。良いチームを作って欲しい。

それでは皆さん次のSeasonでお会いしましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?