近代オリンピック⑥ アジェンダ2020

近代オリンピック⑥

アジェンダ2020

第30 〜 32回
オリンピック競技大会

2012年 : ロンドン (イギリス)
2016年 : リオデジャネイロ (ブラジル)
2020年 : 東京 (日本)

*参加国・地域数
204 - 206 - 207

*参加人数 - 競技/種目数

ロンドン : 10,931 - 26/302
リオデジャネイロ : 11,237 - 28/306
東京 : 12,000 - 33/339

21世紀に入ってから、オリンピックの開催地は2008年が北京(中華人民共和国)、2016年が南米初のリオデジャネイロ(ブラジル)といったBRICs各国に広まる。
一方で、開催国の負担する費用の高騰化が敬遠され、立候補都市数は1997年入札の2004年大会時の12都市をピークに漸減しており、2010年代からは2~3都市で推移している。

2017年入札の2024年大会では立候補都市がパリとロサンゼルスのみに留まり、IOCはオリンピック憲章の規約(開催の7年前に開催都市を選定する)に反し、 2017年に2024年大会の開催地をパリに、2028年大会の開催地をロサンゼルスに割り振る決定を下した。

オリンピックが再び1980年代以前の冬の時代に戻ることを回避するための改革として、トーマス・バッハ第9代会長を中心に40項目の改革案「オリンピック・アジェンダ2020」が発案され、2014年12月のIOC臨時総会で採択された。
その一つに参加選手数を夏季大会では約1万500人に抑えるポリシーがある(競技数28の現行上限を撤廃して種目数は約310に)。
1984年のロサンゼルス大会が6829人(221種目)だったが、2008年の北京大会では10942人(302種目)まで増大していた。
他にも、開催候補地の負担を減らすことや、八百長防止と反ドーピング活動のための資金提供を行うことなどが、盛り込まれた。

オリンピック・ムーブメント(Olympic Movement)は、スポーツを通じて、友情、連帯、フェアプレーの精神を培い相互に理解し合うことにより世界の人々が手をつなぎ、世界平和を目指す運動。

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