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第1回 近代オリンピック


第1回 オリンピック競技大会

開催年 : 1896年
開催地 : アテネ (ギリシャ)

開催期間 : 1896, 4/6〜4/15

参加国・地域数 : 14
参加人数 : 241人

競技種目数 : 8競技 43種目

・大会参加者は男子のみ
・当時は国家単位ではなく個人名義による自由出場だったため、国混合チームが出場していた

・実施された競技は、陸上、水泳、体操、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニスの8競技43種目。

・ ヨットも予定されていましたが、悪天候のため中止になりました。

・財政事情により、第1回オリンピックでは金メダルは無く、優勝者には銀メダル、第2位の選手には銅メダルが贈られ、第3位の選手には賞状が授与された

・雨天のため、閉会式はマラソンの翌日の4月15日に実施された

・観衆に人気の陸上競技ではアメリカが圧倒的な強さを発揮し、全11種目のうち9種目において優勝をおさめました。

◎ マラソンで地元ギリシャの選手が優勝!

花形の陸上競技で優勝者がないまま最終日のマラソンを迎えた地元ギリシャ。ギリシャの故事にちなんで設定されたマラトンからパンアテナイ競技場までの約40キロのコースでのマラソンには、25人の選手が出場しました。25人のうち半分以上は地元ギリシャの選手でしたが、序盤から中盤にかけてギリシャの選手はトップに立つことができません。応援に詰めかけた観衆に失望の色が濃くなりかけたころ、残り7キロの地点でついにギリシャのスピリドン・ルイス(写真)がトップにおどりでたのです。

 ルイスはトップのまま競技場に入り、興奮して貴賓席から飛び出したコンスタンチノス皇太子、ジョージ親王らに伴走されながら、2時間58分50秒の記録で優勝を果たしたのです。羊飼いの仕事をしていたルイスは、この優勝で一躍ギリシャのヒーローとなりました。

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