20141207投票率

近くに◯◯という名前の池があり、その一周を久しぶりに巡った。今水が抜かれ、余計に汚れが目立ち、荒んだ様相を呈している。酷く残念だ。池を巡り戻って来ると、凡そ2kmでまずまずの散歩コースなのだけれど、やはり、より綺麗にされているいつもの散歩コースを巡った方が良さそうである。そして、安全だ。ひとが寄り付かない場所は安全ではなくなる。さて、散歩しながら、投票率のことが過ぎった。
投票率がこの状態で果たして選挙と言えるのだろうか。低投票率を放置するのは、その方が都合がいいからだろう。
義理もない相手にわざわざ歩いて投票会場まで行って、寒い思いをして帰って来るのも厭なんだろうな。
ぼくの投票する候補者はこれまで大抵落選した。その度に残念な思いがしつつ、「負ける方に賭ける」方なんだよなあと感じた。投票に行かないひとたちの中には、この仮想ギャンブルに負けるのが辛くて行かないことを選択しているひとたちもいるかもしれないなあ。わざわざ行ったのに「ハズレ」だったら厭なものだ。あるいは、勝ったからとて、自分に利益があるわけじゃない。カラーテレビが当たるとか、鳥取温泉蟹ツアーが当たるとか。
投票行動の心理が専門の研究者もいるのだろうが、その成果が見えない。研究者はものを言わないものだけれど、取り上げるメディアを知らない。研究自体が少ないのは、研究自体が公職選挙法違反になることもあるからかな。社会実験をしても面白いのになあ。「学生に選挙に行ったかどうか、試験のときに尋ねる設問を準備するからね」と言い置いたら、そうしないクラスより投票率って上がるのかな?とか。これはまだセーフ。「投票の経験を後でインタビューする。回答者には100点満点中10点あげるからね」とか。これはアウトかな。でも、誰々に入れてねというわけじゃないからいいのかな。

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