あれから40年経った 20200104

あれから40年経った 20200104

そのひとはそう書いた。そうだよね、40年本物であって欲しかったし、わたしも含めて周囲のみんなが本物に近づくことを求めた。
人生は不思議なタイミングで変わる。たったそれだけのことで、ひととひととは離ればなれにもなるし、一緒に居られたりする。
一緒に居られないことで生ずる、予想可能なこととそうでないことは40年という時間が流れた後にようやく出る結果で明らかとなる。
わたしはこのことのために、あのときああ言ったんだという確信もある。
そして、人生の分岐は決して欠損をもたらすものではなく、むしろ、分岐は、輝きと高みへの上昇のためだ。わたしはやっぱり道を説く。

 やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君

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数年前に書いたメモ。少し改訂していますが,ある種ノックダウンさせられた本の内容とほぼ被っています。ぼくは,ずっとこのこと,つまり,偶然や出会いやひととの対話のことを考え,そして,それである種「(自分自身が)救われた」かったのだと思います。今もその気持ちは言語化されて落ち着きつつはあるのでしょうけれど,強く持っています。次に何が起こるか。それはわからないというのが本当ですが,予定なり期待なり,あるいは,自分の都合なりで,未来をみています。その通りにもちろんなることもありますが,常に変わる,変更に次ぐ変更,変化の連続。それがもしかすると,たとえば,だれかと対話することの本質のひとつなのだと感じます。

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