シンエヴァの雑な書き殴り妄想メモ(ネタバレあり)

タイトルにもありますがネタバレを大いに含んでおります。本編未鑑賞の方は閲覧注意。

個人的な妄想を書き殴っただけのものです。
時系列はまとまっていません。
今後もぱっと思い浮かんだことがあれば忘れないうちに追記していきます。

















・駅のホームのカヲルとレイ
 シンジ『カヲルくんは父さんに似てるね』→レイはユイのクローン→エヴァンゲリオンの存在しない世界でくっつくのも不思議ではない?

・式波を救ったのは大人になり14年寄り添っていたケンスケ
 惣流を救ったのは成長したシンジ→旧劇アスカとの和解

 ケンスケの家でアスカ(式波)がシンジに裸を見られてもなんの反応もなかったが、ラストの旧劇浜辺でパッツンプラグスーツの姿を見られ、僕も好きだったと告げられたアスカは赤面している。よってラストのアスカは式波ではなく大人になった惣流?
ただ、シンジは『ケンスケによろしく』と伝えアスカ(惣流?)を見送っているので式波と惣流の魂は一つになった?

13号機のエントリープラグが第3村に転がっていたし実質惣流もケンスケとくっつくことになるの?

………辛い

3.11追記
そういえばQ序盤のコード4戦で危機に陥ったアスカはマリでもなく、ケンスケにでもなく『なんとかしなさいよバカシンジ!』と叫んでるんだよね。
おそらくQの段階ですでにケンスケとの関係は進んでいたと思うからやっぱり一番信頼してるのはシンジだし、本当に心の拠り所にしたかったのもシンジなんだろうね。
アスカのことだし一度自分で決めたことだからと戻れなかったんだろうな。
そしてシンの終盤。『あの頃はシンジのこと好きだったんだと思う』と打ち明けマリにはスッキリしたと言っていたけど、ここで『今でもシンジが好きなんだ』と気付いたんじゃないかな。
今まで本当の自分を押さえ込んできたけど、精神的に大人になったシンジに色々吐露することで再認識できた。
自分に嘘を吐き続けたままでは死ねない。
それがアスカとしてのケジメ。
だったらいいなーというただの妄想

・やはりカヲルくんはTVシリーズ~新劇までのあらゆるエヴァンゲリオンを観測していた。

・名前に波が入ってる人はクローン
 綾波、式波、真希波

・綾波式波→波としてシンジを送り届ける。
 渚カヲル→海と陸を繋ぐもの
 真希波は真の希の波。最終的にシンジを助ける波。

・マリ
 イスカリオテのマリア
 イスカリオテのユダ 裏切り者のユダ 聖母マリア
 エヴァの呪縛・ループする世界に囚われた者たちを裏切り、解き放つ者

・エヴァンゲリオンが存在しない世界のシンジとマリ
 エヴァの呪縛から解き放たれて大人になっている(レイアスカカヲルはよく見えなかった)

3.10追記
・シンジを庵野監督本人に見立てるならマリは妻のモヨコ氏?私生活や仕事上問わずエヴァから救いだしてくれた?
作中にモヨコ氏の絵本やシュガシュガルーンのポスターを登場させていたのもあり、シンエヴァはモヨコ氏への感謝の気持ちや愛情を詰め込んだ作品なのだろう。

・エヴァンゲリオンイマジナリー
 人によって姿が変わる→人それぞれの見かた、考察がありそのすべてがエヴァンゲリオン。

3.10追記
・雑な感想
シリーズ完結作となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。良いか悪いかと問われれば間違いなく『良かった』と答えます。
まず序破Qを経て絶望しきったシンジをどう立ち直らせるのかと思っていましたが、2時間半という上映時間の前半1時間ほどを使いじっくり丁寧に描いてくれたのはとても良かった。
村での日常シーンが1時間もあるので少しダレるかなとも思いましたが、途中途中で場面転換し村の外の出来事を挟むことでテンションの起伏が生まれ単調で飽きのくるシナリオ運びを回避していたのもグッド。

そして後半の1時間半はラストまでほぼ戦闘シーンという気合の入りっぷり。
ただただ戦闘を繰り広げるだけではなくその中で人間関係に決着をつけたりシリーズの伏線を回収していったりと至れり尽くせりな展開でテンションは上がりっぱなし。
しかし終盤になるにつれ、難しい言葉や言い回しが多用されだんだんと脳が追いつかなくなっていきます。そんなオタクは置いてけぼりでシーンは次々移り変わっていく。
そうそう、これがエヴァだよなと。だからこそ何度も見たくなる。だからこそ考察が楽しくなる。

今回エヴァンゲリオンイマジナリーというものも出てきました。ゲンドウによると見る人によって姿が変わるとのこと。上記の書き殴り妄想にもありますが、これは見る人によって様々な感想や考察が生まれるが、その全てが正解でその全てがエヴァンゲリオンなんだよという庵野監督なりのメッセージなんじゃないかと考えています。

話を戻し、ラストシーン。
シンジとゲンドウの壮大な親子喧嘩。
初号機VS13号機戦に入りなぜか3DCGにやたらとモーションキャプチャ感、人間味が増してきます。
カメラワークもどこかおかしい。ものすごい違和感。
しかしすぐに腑に落ちました。
初号機が吹っ飛ばされると背景が歪みまるで壁紙のように崩れていきます。
2機は"撮影用セット"で戦っていました。
前半〜中盤にも特撮の撮影技法を取り入れたカットは多数ありましたが、ここはその究極形。
シン・ゴジラやシン・ウルトラマンを撮ってきた庵野監督だからこそできる手法。
やられました。
どういう理屈でこういった見せ方をしたのかはわかりませんが、エンタメ性は抜群でした。

その後何やかんやで全てのエヴァンゲリオン(作品、登場人物、機体)に決着をつけ綺麗に落ちたシンエヴァ。落とし所としては無難なのかもしれませんがこれで良かったと思います。

ヒロイン戦争についてはかなり賛否あると思いますね。自分もなんでケンスケなんだ…と思っていますが、アスカの境遇的にケンスケは恋人というより親や兄弟のような感覚なのではないかと。
アスカは『ガキに必要なのは恋人じゃなくてママよ』と言っていましたが、自分もそういった包容力のある存在が欲しかったんだと思います。

まあどういう関係であれ式波はケンスケと、惣流はシンジとくっついたんだと考えるようにしてます(脳死)
一番辛いのは綾波派の人かな?
昔はアスカ、今はマリ。
いや、シンの内容を思い返すと綾波派の人たちは割とスッキリしてるのかもしれない。
しかしマリとはなあ。

正直エヴァンゲリオンが存在しない世界ではマリではなくアスカでもよかったと思うんですよね。
自分がアスカ好きだからというわけではなく、本編の流れからそれが一番綺麗だと思ったから。
駅のホームでアスカだけ一人なのはかなりキましたね…
カヲルとレイの組み合わせは上記の妄想書き殴りのことからも特に意外とは思わなかったです。

あとシンジの声を変えたのは大人になって声変わりしたから?それとも別世界のシンジだから?
緒方さんでよかったのでは…シリーズ通してシンジを演じてきたのに最後だけ別の人というのは悲しいと思いますが…
そこだけはもう少し考えてほしかったですね。

さて無駄に長くなってしまいましたが、あくまで思ったことを忘れないように書き残しているだけなのでそこはあしからず。個人の雑な感想です。

少なくとも私は長年エヴァシリーズを追ってきて良かったと心から思いました。

ありがとう。すべてのエヴァンゲリオン。
さようなら。すべてのエヴァンゲリオン。