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眠れないオタクのひとりごと



⚠️最初から最後まで盛大にドラマTharnTypeのネタバレをしているので、未視聴の方はご注意ください!!
また、死ネタが地雷の人はちょっと注意した方がいいかもです🙇‍♀️




眠れないからいろいろと書いてみる。


ターンタイプ原作小説の日本語版がないのが辛すぎて、死にかけの顔で「ターンタイプ 原作」とツイート検索してたときのこと。
とあるツイートが目に入った。





「タンタイ、死別までが原作者によって語られてるのめっちゃ強い」
(確かこんな感じのツイートだったはず)



なにそのエンド?!?!

スーパーハッピーなエンドじゃないことは明らかなんだけど、それでも気になったのでさらに調べてみたら分かりやすく翻訳してくださっているツイートがあったので、それを読んでやっと内容を知りました。




どうやらターンタイプには死別エンディングなるものがあり、それはドラマにも原作にも書かれていない、作者MAME先生の頭の中にある裏設定だそうで、イベントで先生の口から初めて公に語られた。


ちなみにバッドなやつかって聞かれたら一概にそうとも言えない‥‥
切ないお話ではあるけれど。





そのツイートを参考に、自分なりにそのエンディングの内容をまとめさせていただきました🙇‍♀️



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二人は無事結婚し、幸せな時間を過ごす。
しかし、生活習慣が原因でターンは60歳で亡くなってしまう。
残されたタイプは、そこから20年もの時間を一人きりで過ごすことになる。


ターンが亡くなってからというもの、タイプは毎日ターンの写真に向かって話しかけるようになる。


「今日お前の墓を訪ねに行くよ」とか、「今日お前の好きだったレストランに行くよ」とか……
そういったことをタイプは20年ものあいだ、毎日欠かさず続けていた。



タイプは、例えターンが自分のそばにいない時であっても、どんなときでもターンを心の底から愛していた。そしてそれはターンが亡くなってからも変わっていなかった。


ターンは亡くなってからもずっとタイプのそばにいて、タイプもそれを感じていた。姿を見ることも声を聞くこともできないけれど。



そして、タイプが亡くなるその日、床に倒れたタイプを見て、ターンは
「誰か、タイプを助けてください」「こいつが死んでしまう」と周りに助けを求めた。
ターンの声はその場の誰にも、もちろんタイプにも届くはずはないけれど、愛するタイプをなんとかして助けたかったのだ。


けれど、タイプは誰もいない宙に向かって言った。



「助けなくていい。

…今、俺がお前に会いに行く」




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この裏設定はさっきも言った通り、原作にもドラマにも描かれていない、あくまで作者の頭の中での一つの設定。


けれど、よりターンのことを深く理解してもらうため、あえてMAME先生は前もってターン役のMewにだけこの設定を伝えていたらしい。




当たり前だけど、ドラマとしてのエンディングはハッピーエンドに決まってる。出会って、いろいろあって、付き合って、困難を乗り越えて、これからも一緒にいようっていう終わり方。


別にそれが悪いわけじゃないんだけど、それでも私みたいな激めんどオタクはまだまだ「その後」を求めちゃうわけよ。
ほんとに一生一緒にいてくれる?とか、結婚まで描いてくれ公式……なんなら還暦まで追ってくれとか。


だってどれだけドラマがハッピーエンドでもその後に別れる可能性はゼロじゃないんだよ?!?!やっぱりほんとに一生添い遂げてくれるっていう保証が欲しくなるじゃん?!?!

でもなかなかそんな作品はない。普通結婚とか還暦ってオタクがピクシブにあげて自給自足してくやつだから。オタクと公式の間で需要と供給が成り立たないのが当たり前のやつだから。
それだけにこのエンディングはマジでいろんな意味でやばい。結婚とか還暦とかすっ飛ばして人生の果てまで描いちゃってる。
オタクの二次創作っていわれても信じちゃう。



さすがに我々オタクが知ることはないだろうと思ってたところをこんな形で知れるとは……
ほんとTharnTypeとMAME先生は恐ろしい。





確かにターンを看取るタイプの話は寂しいし辛い。死んでもタイプのそばから離れなかったぐらい愛してたならもっと長生きしてほしかった……。

どちらかの死に目に会うことになって悲しむなんてあってほしくないから、そりゃ理想は二人同時に亡くなることだけど現実ではそんなことありえない。やっぱりどちらかが先に亡くなって必ず一人取り残されてしまうもの。



これは余談だけど、金カムで見た金魚肉の話を思い出した。


人魚の肉を食べると永遠の命が手に入ると言われていて、とある一人の女性が実際に金魚の肉を食べて永遠の命を手に入れた。

けれど長く生きていると大切な人の死に目に会うばかり。
女性はそれが辛くて、ひっそりと岩戸の奥に姿を消した……ってお話。


二人でいたら必ずどちらかが先に死んで、片方は一人でその現実と向き合って残りの時間を生きていかなきゃならない。
長く生きるって、誰かと生きるってそういうことなんだな。いや別に私が語るまでもなく当たり前のことなんだけど。




あとターンが生活習慣が原因で60歳で死んでしまうというのもなんだかリアルで不思議と納得しちゃった。自分の健康にはいまいち無頓着そうだもんあの人。
健康診断とかタイプに口うるさく言われるまで引き延ばしてそう。んで言う通りにしてくれなくてタイプがブチ切れたあとに「行ってくるよ奥さん」とか言ってやっと受けるまでがセットです。


でも、
「死ぬまで一緒に」「永遠に」
この約束は本当だったんだな。

どちらかが先に死んでしまって一人残されたとしても、他の人なんていない。お互いがお互いにとっての最後の人。死ぬまでターンはタイプのものだし、タイプはターンのもの。
たとえ身体が離れても、死ぬその時まで心はずっと一緒のまま。そして、死んだ後も。



ケンカだってたくさんしただろうし、もしかしたら「離婚」の文字がどちらかの頭をよぎったこともあったかもしれない。それでも二人は途中で別れるなんてしなかった。
「結婚」で終わりじゃない、ターンタイプはほんとの終わりまでずっと続いてるんだな。

こう思うと、私の中ではマイナスの感情より幸せの方が上回る。



残されたタイプにとって自分の死を迎えることは決して悲しいことじゃなかった。やっと愛する人とまた一緒になれる……
長い旅の終わりのような、そんな感じだったのかな。



タイプは20年間、どんな気持ちでターンに話しかけていたんだろう
タイプにとって、穏やかで幸せな時間だったらいいな

いちオタクの私にできるのはそう願うことだけだよ。


終始重めマインドのオタクでごめんよ





おやすみなさい

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