〔独学〕1級造園施工管理技士を最短で合格する_part1

〔編集履歴〕
・2023/4/12修正
・2024/4/2有料範囲変更

metaです。

今回は1級造園施工管理技士を最短で合格するための勉強法を紹介したいと思います。

多くの方がそうだと思いますが、仕事をしながら資格試験の勉強時間を確保することは相当に難しいです。特に今回の記事で対象になるであろう建設現場で造園系工事の施工管理をされている方は昼間は現場、夜は書類、土曜日も仕事で文字通り寝る間しかないような生活をしている方も多いのではないでしょうか。家族がいればなおのことです。

そんな環境下ではなるべく「独学かつ少ない勉強時間」で合格を勝ち取りたいところです。この記事で私が独学で「第一次試験を1週間」、「第二次試験を2日間」の勉強で突破した手法を紹介したいと思います。本当は「1日で合格する方法」と言えるとかっこいいのですが、私自身は出来なかったので最短という表現で案内したいと思います。

※なお、本記事は2023年度試験を想定して書いています。試験要項の改訂によって内容が試験形態に合っていない可能性があります。ご注意ください。


0.事前準備(情報収集)

まずは合格に必要な点数を確認します(試験制度は割愛します)。
国交省の発表によれば令和4年度の合格基準は

(7)造園施工管理 一級
・第一次検定(全体)          得点が 60%以上
      (施工管理法(応用能力)) 得点が 30%以上
・第二次検定              得点が 60%以上

となってます。全体で60%というのは一次も二次も変わりませんが、一次は全体の得点の他、施工管理方法(応用能力)でも別途合格基準が設定されているところに注意が必要です。私が受けたのは制度が変更された最初の年、令和3年度ですが、その年から創設された施工管理方法(応用能力)の基準を受験後に知りだいぶひやひやしたのを覚えています。必ず最新の情報を公式HPで確認してから勉強に入りましょう。

1.試験対策【有料ページ】

ここから先、実際に私が実践した試験対策を紹介します。
上のほうでかかった期間を「第一次試験を1週間」、「第二次試験を2日間」と記していますが、凡そ1日の勉強時間は「平日:1~3h/日」、「前日(土曜日):15h/日」程度でした。前日はほぼ徹夜してそのまま試験に臨んでいます。人によって必要な時間に違いがあるかとは思いますが、ひとつのアプローチ・目安として参考になるかなとは思います。ご検討ください。

記事はpart1(第一次試験)とpart2(第二次試験)に分けて掲載します。

2.第一次試験の取組み方針

一次試験の勉強方針は「ひたすら過去問をやって解答(解法)を覚える」です。ただ、やみくもにやっても覚えが悪いのでなるべく身に付けられるよう(覚えられるよう)準備をしながら取り組んでいきます

3.STEP1:自身の実力チェック

まずは自分に知識がどれくらいあるかの確認です。
どの程度知識が備わっているかで勉強に必要な日数が変わってくるので情報収集同様、事前準備の感覚で取り組むと良いと思います。

テキストは自分に合うものを使えば良いかと思いますが、私は上記テキスト(以下、テキスト)を使いました。挿絵が多い&文章に癖がなく、また必要な情報が十分網羅されていたので必要十分なテキストかと思います。また、書いてある内容はそう変わらないので最新版でなく安価に過年度版(中古本)が手に入るようならそれで充分かと思います。私はH30年度版で合格しました。

1級造園施工管理には多くの分野から問題が出題されますが、まずはテキストを流し読みして自身が各分野、どの程度の知識があるか確認しましょう。以下、大まかな分野構成です。テキストによって多少差異はあるでしょうが、記載内容は同じかと思います。流し読みしながら「勉強しなきゃ解答できない分野」、「少し勉強すれば解答できそうな分野」、「勉強しなくても大丈夫そうな分野」と3つに分けましょう。

・造園原論(造園史、地質、植生)
・造園材料
・造園施工
・造園施設
・植物管理
・土木工学
・建築
・測量、契約

・施工管理
・法規

太字:私が"勉強しなくても大体知っているな"と感じた分野

試験範囲を3つの分野に分類できたら次に勉強方針を立てます。

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