一撃「13億6000万円(メタポグなら108万8000円の懸賞金獲得になる)」を稼ぐ鍵
今回は「指名の盲点になるようなポイント」を。
【3歳・古馬で盲点になっている馬を探す】
人は目先の利益確保の為に動いてしまうもの。勿論、それが悪いという話ではございません。ただ誰もが欲するイクイノックスのようなGI馬を狙っても、1頭あたり指名できるのは「最大3口」まで。枠は限られております。
それでは、どんなタイプが指名の盲点となりやすいのか?本日はそんな部分を掘り下げていきます。
※答えを先に伝えてしまうと※
【ダート→芝】の転向馬
【芝→ダート】の転向馬
ついつい“後回しになりがちな条件”がある馬達。
しかし、今後の活躍次第ではサウジCを勝って「13億6000万円(META POGなら一撃108万8000円の懸賞金獲得・当時のレートで計算)を僅か一戦で稼ぎ出したパンサラッサのようになり得る資質を持つ馬が「ついつい後回しになりがちな条件馬」の中にも存在します。
今は誰も気が付いていないだけ、その存在に早い段階で気付いた方が美味しい思いを」する、言うなれば「知る人ぞ知る」ような存在。こうした馬を発掘し「1頭あたり指名できる最大3口を独占して欲しい」とさえ考えております。
それでは過去の実績馬や今の現役馬も含め、どのような馬が実在するのか?
その具体例を簡潔に提示します。
【ダート→芝転向馬】
ヴェラアズール
デビュー前から脚元が弱くダートでデビュー。未勝利を勝ち上がるまで5戦、1勝クラスを勝ち上がるまで3戦、2勝クラスを勝ち上がるまで9戦を要す。その時、年齢は既に5歳。転機となったのは2勝クラスの淡路特別。これまで脚元の関係からダートを使われたが「脚元の具合が良くなった」との理由で初めて芝のレースに出走し勝利。そこからは3勝クラスを3戦目で卒業し、初の重賞挑戦となった京都大賞典では2着以下を0.4秒突き放す完勝。そして11月のジャパンCを制し1着賞金4億円(META POGなら32万円の懸賞金)を獲得。その後、GI勝利からは遠ざかるが、エイシンフラッシュ産駒の後継にもなり得る存在として、まだまだ活躍が期待できる1頭。
アグネスデジタル
ダート・芝路線を転々と使い続け、3歳時にマイルCSで芝GIを初制覇。4歳になってから南部杯でダートGIを勝利すると、直後の天皇賞秋では現役最強のテイエムオペラオーを圧倒。香港CやフェブラリーSに安田記念と「芝GIで4勝」「ダートGIで2勝」という記録を残す。
タマモクロス
ダートで勝ち上がり、3歳秋に芝を本格的に使い、4歳秋まで8連勝。天皇賞春→宝塚記念→天皇賞秋というGIレース3連勝は圧巻。
マヤノトップガン
ダート1200mで勝ち上がり、3歳5月の時点までダート1本。その後、芝を使い出し距離も延長すると一気に頭角をあらわし菊花賞→有馬記念を連勝。その後も宝塚記念、天皇賞春とGIを4勝。
まずは代表的な馬を取り上げましたが、ダートデビュー組で芝GI勝ち馬はタイキシャトルやエルコンドルパサーも有名です。ただ早い時期から活躍していたため大々的には取り上げませんでしたが、現在の現役馬の中にも将来性豊かな馬が埋もれています。ここ、結構な盲点になると思います。
続いては逆パターン
【芝→ダート転向馬】の例を取り上げます。
【芝→ダート転向馬】
現在も現役の馬で代表的な1頭は「ウシュバテソーロ」。
ウシュバテソーロ
2歳8月に芝でデビューするも勝ち上がったのは3歳4月、要したのは7戦。その後も一貫して芝を使われ、1勝クラスを卒業するのに8戦、2勝クラスは3戦で突破、3勝クラスで成績頭打ち。そこで陣営は5歳にして路線をダート切り替えると初戦で3勝クラスを突破。オープン昇級後は初戦で3着に敗れるも、そこから東京大賞典→川崎記念→ドバイWCのGI「3連勝を含む破竹の5連勝」。ちなみにドバイワールドCの優勝賞金は696万ドル、当時の為替レートは日本円にして9億3690万円。後継馬不在が叫ばれていたオルフェーヴル産駒でしたが、種牡馬入りも確定的状況。
芝→ダート転向馬は他にも、
ゴールドアリュール
芝でデビューし2戦目で勝ち上がったものの、芝ではスピード不足が露呈。3歳春にダートを使われると、途中に日本ダービー5着を挟んでジャパンダートダービー→ダービーグランプリとGI連勝。ジャパンCダートこそ5着も、東京大賞典→フェブラリーSを制覇。種牡馬になってからもエスポワールシチー、スマートファルコン、コパノリッキー、クリソライト、ゴールドドリーム、クリソベリルを含むダートGI勝ち馬を続々と排出。
パンサラッサ
4歳秋までは芝中距離を中心にした単なる逃げ馬だったのが5歳になり本格化。中山記念を制すると初の海外挑戦となったドバイターフを勝利、GIホースの仲間入り。しかし本番はここから。6歳になって初挑戦となったダート。世界最高賞金を誇るサウジCを制し1000万ドルを獲得。日本円にして13億6000万円を稼ぐ。
ヴァーミリアン
2歳時には芝のラジオたんぱ杯2歳Sを制しクラシック候補として名前が挙がるも、その後は二桁着順続き。しかし3歳秋にダートに転向すると、引退までダートGIを9勝。現役時代の獲得賞金も10億円以上を稼ぎ出しました。
ここでも代表的な馬を取り上げましたが、芝デビュー組ではホクトベガやクロフネ、アドマイヤドン、現役ではジュンライトボルトなどもこの例に当てはまります。現在の現役馬の中でも芝の重賞クラスで頭打ちになりダートを使ってくるようなタイプ、早期に芝からダートに転向し連勝街道を突き進む存在などは狙う価値ありと私も見ています。
META POGでは
【海外や地方のレース賞金も報酬の対象】
ここもかなり大きなウェートを占めると思います。芝馬だけではなく、ダートや海外にも積極的な厩舎や馬主を狙ってみる、ここも盲点だったりします。
GI級の能力を持ちながらも厩舎や馬主の判断で適性の低い芝(ダート)を走らせられている…
そんな馬に「貴重なLQを消費したくない」という心理が働きそうですが、これを見てある違和感に気付いているかと思います。
【晩成型の馬が多い】
3歳春のクラシックを狙うようなタイプは総じて早熟傾向の馬が多いですが、クラシックとは縁がなかった、クラシックには出走したが馬が成長途上で出来上がっていなかった、そもそも適正が違った…こうした存在は競馬において毎年繰り返されております。
そう考えれば、
「皐月賞」「日本ダービー」
に出走していた馬のその後を追いかけるのは、指名の盲点馬を探す上で1つの材料になるかもしれませんね。