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2019年ベスト

全然2019年リリースに絞ってない2019年ベストをツアー日記が終わってもないのに書こうと思います。

(そもそもnoteやってるのすら公表してないけど)


ここ2年くらいはツアー、リリースが中心で、ディストロしたりしているので各リリースをレコード屋の入荷に合わせて買っていない現状ですが、現行も再発、編集盤物もディストロしたりしているので結構独自に入荷したりしていて「はて?」って思う人が100人中100人だと思いますが… とりあえず行きましょう!

1. SPORTEN ÄR DÖD - S.T LP

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Buzzcocks、Liliput、The Undertonesなどのバンドにインスパイアされ、スウェーデンのヨーテボリ郊外のKungälvで1981年ごろに結成されたSportla Är Dödの唯一のカセットに未発表音源をプラスしたLPがスウェーデンはヨーテボリのレーベル、IDDBレーベルリイシュー部門のFördämning Arkivよりリリース。
1982年に解散するまではライブ以外は1枚のコンピに参加したのみ、'Der Weltcup'や他のトラックのいくつかは様々なブログやコミュニティで取り上げられ、'Der Weltcup'はしばらくの間インディークラブでよくかかるようになったそうです。
上記Punk/Post Punkや現行Post Punkファンにも聞いて貰いたい華麗で若さ溢れるDIYポップの逸品です。

2. AMATEUR HOUR - Framtiden Tillhör Inte Oss LP

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スウェーデンはヨーテボリを中心に活動するAmateur Hourの2nd LPが同ヨーテボリの新興レーベルHappiest Place Recordsよりリリース。
Velvet Underground〜NicoによるThe Marble Index、Felt、Beat Happeningなどの雰囲気に実験的なサウンドは一部Messtheticsに収録されているバンドにも通ずるところがあり、またアートワークも素晴らしくこれまたMesstheticsを感じてしまう。おまけにTV PersonalitiesのThe Girl Who Had Everythingカバーも収録。文句無し!

3. MONOKULTUR - S.T 7"

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英Market Square RecordingsよりリリースされたヨーテボリのSkiftande EnheterのElinとJuliusによるDuo作がスウェーデンのレーベルIDDBよりリリース。
極端なMessthetics視点に絞ってることもあ流けど、上記バンドに少しでもピンときた方は聴いていただきたいMessthetics〜Minimal Synth、Cabaret Voltaire初期的なアンチリズミカルなテープループにボソッと呟いたようなボーカルなども実験的なサウンドで、今までバンド然としたサウンドを追い求めていた根本的なものを覆されたような作品で強烈に印象に残ってます。

4. JJ ULIUS - Tänder Ett Ljus / Era Jävla Manér 7"

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スウェーデンはヨーテボリのSkiftande EnheterボーカルJuliusによるソロデビュー作7"が同ヨーテボリの新興レーベルHappiest Place Recordsよりリリース。
これがソロデビュー作とは思えないほどの完璧なポップソング2曲が収録されていて、連絡遅れに遅れてコピーがほぼない状態で一枚だけ確保できたレコード。
他の写真作品やもちろんVelvet Underground〜Buzzcocks好きまで期待を裏切ることのない完璧すぎる内容なので全然言葉を理解していないのにポップアンセム決まりましたよね。

これらのリリースは最初は英Paul Messis(Suburban Homes)がMesstheticsを聴いてるまさに今、同様のサウンドでSkiftande Enheterというバンドがリリースされたのが始まり。
そのメンバーとはその際1stのリリースを卸す事によって繋がって、海外でこういうサウンドを出すバンドはいないよねと思ったけど自分がやろうと思う三歩先には海外の人が始めてる。
彼ことJ Juliusはソロの他にメンバーとのDuoを始めることに。それがMonokulturで、もろサウンドがMessthetics〜Experimentalで最初の一音でやられてしまった。
同様にAmateur Hourも同じ手法でこちらはさらに女性ボーカルも加わり、音に柔らかさも感じる。
そして極め付けにそれらを紹介してくれたMarkもオススメするI Dischi Del Baroneのリイシュー専門レーベルFÖRDÄMNING ARKIVからリリースされたSPORTEN ÄR DÖDだった。1981年のPunkから第3〜4次の流れがありつつも切なくそれでいてどこか暗さが残るもののPOPが見え隠れしていて言語の感覚もあるがクセになる音楽で衝撃的だった。

2019年リリースではない物も含まれているが、2019年に取り寄せ音楽的衝撃度が高いこれらが自分の中でのベストリリースであるし、ここ最近もヨーテボリにハマっていて自分が知っていた北欧の感覚とはまた違う感覚で過去も現在も追えるのが良い。
昨夜もレコード屋を探していて見つけたフライヤーに度肝を抜かれた。
かっこいい〜

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そして来年早々これらの新しいリリースが入荷するけど、音は聞けてない物もいくつかあるな、最早何を信用して取るかといったらその時の感覚としか言えない。
まだ始まってはいないが2020年が楽しみで仕方ない。


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