信州産クロナガアリ飼育1年目(2023年)
2023年4月20日 (最高気温:27.3℃) に、長野県でクロナガアリの結婚飛行が行われました。クロナガアリの巣から羽の生えた新女王アリとオスアリが出現し、上空で交尾して、新しい巣(コロニー)が形成されます。
クロナガアリの結婚飛行を観察しました。
クロナガアリの巣の付近を捜すと、羽を落とした新女王アリを1匹捕獲する事が出来ました。
捕獲したクロナガアリ新女王を飼育ケースに入れて、女王1匹からコロニーを創設させました。コロニー創設を確実に成功させるため、2013年の飼育11年目のクロナガアリのコロニーのサナギを投入し、新女王アリをサポートしました。その結果、5月31日には5匹の働きアリが誕生しました。この働きアリたちは2013年コロニーの出身で、新女王と血縁関係は無いのですが、コロニー創設に大きな貢献をしています。
その後、女王アリは産卵を続け、働きアリは20匹程度まで増加しました。少しずつ信州産のクロナガアリ働きアリが増えています。種子の貯蔵も開始して、少しずつコロニーが発展しています。