大人になれなかった子供の私へ

初めに

ノートにもハッシュタグと言うものがあるものを初めて知りました。
私にも名誉欲では無いにしろ、書いたものはせっかくなので見てもらいたいと思い、書きやすそうなファーストデートの思い出に関して書いていこうと思います。
とは、言ってもファーストデートなんてほとんど思い出せないので、それにプラスして私が人と付き合った理由とその結果を書いていこうかなと(普通にこっちがメイン)。
いつもとは違う感じになるとは思いますが、今回も筆を取りましょうか。

ファーストデート

初めてのデートは水族館でした。
あれは中学校3年生の9月くらいですね。
私は水族館が好きなのです。家族連れやカップル、小学生や中学生、多種多様な人がいて。
私から誘ったのでしょうか、相手が私の好みを知ってそれに合わせて誘ってくれたのでしょうか。
今はもう解らないのですが。
水族館に入り、一緒に魚やイルカ、ペンギンやラッコをみて、ベンチに座りゆっくり自分達の事を話していました。
帰りの売店ではペアのキーホルダーを買い、当時のガラケーに付けていました。
模範的なデートです。

付き合った理由

きっと純粋な理由で付き合って、純粋にこのようなデートをしたならばきっと褒められたのだと思います。

しかし私は何故付き合っていたかと言うと、してみたかったのですよ。
だから付き合ったのです。
誤解しないでいただきたいのは、そのような事に興味津々だった訳ではなく、大人になる為に必要な儀式のように思えたからです。
例えば、何処かの先住民族は大人に、成人になる為に、歯を抜く儀式があったと思います。
また何処かでは女性器を切除していたはずです。
他にはバンジージャンプとか。

何かイニシエーションがあり大人になれるものと私は今でも考えています。
もっと言えば何かを失う事によって大人になれると思っていました。
そして当時の私はそれをする事で純粋さを失い、汚れる事で大人になると思っていたのです。
大人になる事へ焦っていたのです。
周りが「大人っぽいね」「しっかりしているね」と言う度に、今の私と大人との自分の中のイメージのギャップを埋めなければならなかったのです。
勿論、大人たちはそんなプレッシャーをかけたかった訳でもなかったでしょう。
私が変に解釈してしまったのです。

最後に

結局、して大人になれたかって?
全くなれませんでしたね。
何も変わらなかった。

ただ、あのデートは楽しかったし、色々な事を学ばせていただいたり、別に悪いものではなかったので、付き合った事を責める事はしません。

もし同じように焦っている人がいるなら、別に何も変わらないし気にしなくたっていいんじゃないって言ってあげたかっただけなのです。
特にあの時の私と同じ中学生から高校生の時期の人たちに。
男の子に特に多いのではないでしょうか?
別にしてないのは恥ずかしい事ではないし、好きな人とする方がずっと立派で大人です。

それにもう少し子供でいたいなと思った大学生の春でした。

#ファーストデート

集まったお金で本を買うか友人とご飯に行きます。 それが執筆の糧になります。 どうぞよしなに。