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6月のカマキリ観察日記

我が家のベランダのプランターに、カマキリの子が住みついたのが5月。
狩りがしやすいように虫よけネットを張りました。

外から虫が入ってこないと食べ物がないのでは?と思いますが、コバエは網をかいくぐって侵入し、土でたくましく繁殖するので問題ありませんでした。むしろカマキリが食べるのを休むと、ネットの中がコバエだらけになり、ネットを一度外して追い出したほどです。
(脱皮の前後はカマキリは食べなくなります。)

ネットを足場にして脱皮を2回しました。
全長が大きくなり、顔やおなか周りのディティールも細かくなってカッコよくなっています。
脱皮したての体は翡翠色に輝いていました。

抜け殻といっしょ

大きくなってからも、まだコバエを食べ続けています。
うちの近所でバッタやコオロギを見かけないので、
この先大きくなったら、食べ物に巡り会えるか心配です。
たまに少し大きいハエが飛んでくることがあり、それがごちそうです。
虫よけネットにはすき間を作っていて、もし今のプランターがいやになればカマキリが出ていけるようにしてあります。
もしどうしようもなくお腹がすいたら、餓死する前に自主的に外に飛び出して行ってほしいです。

強い風と雨が降った朝、プランターにカマキリがいなくなっていました。
旅に出たのか、と少しさびしい気持ちを味わってから振り向くと、通気口の横でじっとしているのを見つけ驚き、手をそっと差し伸べると、テケテケとすぐに乗ります。かわいいです。

じっと見てくる

これを書いている今日は6月25日ですが、近ごろスズメが目の前の草むらで虫を探すようになったので、もしカマキリがまだ草むらにいたら食べられていたかもしれないと思うと、うちにいてよかったかもしれないね、とカマキリに心中で語りかけました。

6月はこんな感じでした。

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