う馬まとめのリリースについて
12/1にう馬まとめがリニューアルしました!
今回はそれぞれの項目を解説しながら、数ヶ月使っている中でメシ馬としてはどうやって使うのがベストかというのを紹介したいと思います。
◆う馬まとめ
まずはレーダーチャートから。
こちらはAIによる分析で、「基本ファクター」「血統」「ローテーション」「アビリティ」「トレンド」の5つの項目からそれぞれ期待値を算出し、見やすく可視化したものです。
全ファクターから総合的に評価した馬について王冠印がついていますが、さらに有効活用する方法があると思っているので、その方法を紹介します。
※レーダーチャートの詳しい解説はこちら
例えば、アビリティファクターは【能力×期待値を掛け合わせたファクター】なので、この項目が突き抜けているトクシーカイザーはこのメンバーで最も能力があり、かつ期待値を持っている人気馬と捉えることができます。
このレースの人気は以下の通り。
最も能力があり、かつ期待値が高い馬がトクシーカイザーという中でその馬が4番人気であれば、当然本命馬の候補になってくるでしょう。
人気馬とチャートを見比べると、上位人気に想定される馬はいずれもアビリティファクターでの評価が低くなく、いずれも能力もあり期待値も低くないという状況。
後述の馬柱に個々のファクターの具体的な数値が、以下のように記載されているのでそちらで確認いただけますが、このレースは上位5人気のアビリティファクター数値がそのまま1~5位を独占。
そこからわかる情報としては、このレースは高確率で上位人気から2頭好走馬が出るだろうなという点。また、期待値的な観点からみて、一番大枠でのファクター(多数の評価項目)で評価している基本ファクターにおいても、いずれの人気馬も上位であることがさらにこの予測が正しいことを後押しします。
今回はアビリティファクターをメインに見ただけですが、チャートからだけでもこのようにさまざまな情報を得られることができることがわかります。
続いてはレース早見表について。
こちらは、出馬票の中から重要な情報に当てをつけておけるという優れもの。
以前は私もハイレベルレースや、ハイペースで差しが決まったレース、スローペースで前が止まらなかったレース、などとメモして記憶していました。
しかし、このAI時代にそんなアナログなやり方をしなくとも、それらを全てAIに判断してもらうようにしています。
例えば、このレースで過去に【前残り決着での差し/追込】を経験した馬は近5走で、レガント・トーセンダビット・ニシノレヴナントの3頭のみ。うちレガントとニシノレヴナントは2度該当しています。
レガント・ニシノレヴナントはいずれもこのレースが3走目…
ということは出走した2R全てが展開不利を受けていたことになり、その2Rの着差はあくまで馬が能力を出しきれていない中でのもの。
その2頭に注目をすると、レガントは初芝でダート2戦での展開不利をどのように受け取るかは今回見ているだけのファクターでの判断は不可能。
ニシノレヴナント目を向ければ一目瞭然。
銀色王冠で総合評価は2位で優秀。ただし、アビリティファクターが高くないのでこの馬は【期待値は高いが能力があまり高くない】=人気薄の高期待値馬であるということまでわかります。
また、ハイレベル戦の抽出も一目瞭然となるつくりにしています。
それぞれのレースでの勝率/複勝圏でのハイレベルレースを事前に抽出済み。
これを元にすると、ニシノレヴナントの2走前は勝率・複勝圏ともにハイレベルレースであったこと分かり、ニシノレヴナントの評価は【ハイレベルレースの前残り決着を、後ろから差してきて6着】ということになります。
ここまで理解しながら読んでいただいた方はもはや、シニノレヴナントを買いたくなっているはず。
そして上記このレースの決着を見れば、これまで見てきたチャートや早見表の威力がわかるはずです。
またもう1点面白い着目点を。
このチャートはレース前日に出力されているものなのですが、ニシノレヴナントの評価の中で最も高いのが血統ファクター。
※各ファクター1位は出馬票で赤文字強調されて見やすくなっています
父ネロ…?
はっきり言ってしまうと、メシ馬自身ピンと来なかったのです。
ネロ自身は現役時代京阪杯(芝1200m)連覇など1000~1200mで活躍した馬で、今回のレースは芝1800mなので何を評価されているのか疑問に思っていました。
しかしながらこの血統ファクターは父だけでなく、母方と父の相性、またその母の父との相性など、AIによって網羅的に評価されています。そのどこかが評価されているのですが、もはや血統というファクターの正解はAIのみぞ知るという部分でもあると思うので、個人的には有効に、またなぜこの血統が評価されるのかを逆算して勉強したりしています。
話がややそれましたが、同日2Rにもネロ産駒のニシノピウモッツが出走していましたが、見事勝利(単勝4.9倍)。そして3Rはこのニシノレヴナントが大穴で激走となり、AIによる血統評価の威力をまざまざと見せつけられることに。
さらに面白いのは、このレース前までのネロ産駒の回収率は以下のようなもの。トータルで30頭の出走で、単回収率73%・複回収率67%と至って平凡に見える数字。
それをニシノピウモッツ・ニシノレヴナントという2頭ともに血統的な観点から評価しているのが非常に面白いなと思いました。まさにAIにしかできない技でもあると思います。
これまで、チャートと早見表を見てきましたが、メシ馬のnetkeibaさんで入稿しているウマい馬券でもこのニシノレヴナントのおかげで大きく回収することができています。
従来の予想方法では、ターゲット(競馬ソフト)に入れている情報を元に、どのレースがハイレベルだったか、どのレースが前有利で、どのレースが後ろ有利だったのかなどを全て見返していましたが、う馬まとめを見ればそういった確認作業が一気に時短されます。
その結果、個々の馬の選別などにより多くの時間を割けるようになり、全体としての成績も大きく向上する結果に。う馬まとめを導入する以前と以後の成績の差がこちら。
1月600頭近く推奨して、その単複でどちらも100%を超えるというのは相当な偉業だと自分自身で言い切れるもの(相当上手い人であっても1R1頭だけでも複100超えは難しい)であって、これまで死に物狂いで努力してきた結果が実ったと思っています。
最後の一押しはう馬まとめの力を借りての達成ではありますが、それだけ有意義なものができたと自分自身でも強く思っています。この後もさらに改良を重ねていきますので、そちらも期待してください!
今回はほんの一部だけの紹介しかできなかったので、
それぞれの説明や、う馬まとめの会員登録は以下を参照ください。
◆う馬まとめの公式解説
◆う馬まとめの会員登録
最後は自分語りのようにもなってしまいましたが、う馬まとめを作成するにあたり「監修してもらいたい」と声を掛けてくださった、株式会社ヒルズの社長、そして尽力いただいたエンジニアのみなさま。ブレーンとして尽力いただいた、とうけいばさん。
この場を借りて改めて、ありがとうござました!
◆出馬表サンプル
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