夜に失くす

SALU feat.ゆるふわギャング

SALU君がヒップホップかどうかっていうの人によって意見が分かれそうだと思いますが、僕は超好きです。
初めてクラブで見たライブはSALU君でしたね。

SALU君とゆるふわギャングの2人、どっちも他とは違う歌い方とかグルーブを持った人かなと思います。

漢 a.k.a.GAMIさんが何かのインタビューで「SALUがラッパーでも歌っていいってことを教えてくれた」的なことを言っていました。
確かにhookはラップというより歌って感じがしますね。それがすごく、キャッチャーで聴き入りやすいのかなと思います。
かと言って歌に全振りしているわけでも無く、SALU 君のバースはきちんとかっこいい事言っていたり、声の雰囲気とフローが相まって洋楽っぽい独特な感じがあります。

世に知られ始める頃って彼のようなラッパーがいなかった、まず歌うとかいう概念すらあまり無かったのかなと思います。

そう言った意味で日本語ラップについて語る上で外せない人です。

続いてゆるふわギャングについて。
インタビューとか曲とかから彼らが、楽しいことを全力でやる、というのがよく分かります。
関ジャムでTOFUBEATS さんが映画みたいな二人と言っていましたが、まさにその通りです。
Ryugo IshidaもNENEも昔の家庭環境とか荒れた話をしていますが、そう言ったものがあるから今の彼らのスタイルが出来上がったのかなと思います。

数年前のblackfileのインタビューでRyugo君が「親父が自殺しようとした」「この前も友達が首吊って死んだ」と言っていました。
そういう環境から抜け出したくて、出会ったのがヒップホップだったそうです。
それがたまたまヒップホップだっただけで、もしかしたらロックだったかも知れないけど、今の環境から抜け出すにはやるしかなかったってことも言ってました。

そういうバックグラウンドも含めて今の彼らがあるのかなと思います。

だらだらと上で述べたように、僕はSALU 君とゆるふわギャングが大好きなわけで、そんな彼らの曲はもちろん大好きなわけです。

夜に車で走る時聴きたくなる曲ですね。
MVの雰囲気もゆるふわギャングの世界観だなと思います。
ビートも超キャッチーって感じで、ヒップホップ聴かない人にも受け入れやすい曲だと思います。実際僕も日本語ラップかじりたての頃からこの曲とかめっちゃ聴いてましたし。

皆さんもぜひ、聴いてみてください。