映画 J・エドガー

クリントイーストウッド監督
レオナルドディカプリオ主演

FBI組織を作り上げた Jエドガーの生涯を映画にした作品でした。
137分という映画に50年分の時間が詰め込まれている物でした。
感想を一言で言うと、地味かな
前半半分まで、主人公があれをしました。誰誰に会いました。というだけで40分超えたところで疲れて、観るかどうしようか悩むほど退屈だった。
後半は、ちょっと面白かった。
以下、ネタバレ

後半、クライドという部下との同性愛が物語を面白くさせていった。エドガーが、クライドに「そろそろ結婚をしようと思っている」と言った時のクライドの本気の怒りがこの映画の一番の見どころでした。

1919年という時代では、同性愛は珍しい事だったのだろうと思うと、この映画は魅力的になってくる。

エドガーの最後は自宅で亡くなってしまうのだけれど、裸でベットから落ちて死んでいる姿は酷い有様でした。お爺さんになったクライドは、お爺さんのエドガーをベットへ持ち上げることが出来なかったからなのでしょうね。毛布を引きずりエドガーに泣きながらかけてあげるシーンには、ちょっと涙しました。

クライドがお爺さんになって、今までのようには出来ないその姿を見てエドガーは、鞭を撃つように「枯れたようにはなるな」と言っていたのだけれど、その枯れたような姿がエドガーの最後に見えました。

本当は、FBIを作った男の物語なのかもしれないけれど、どうしてもその部分に関しては今一つ面白味が欠けていました。

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