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アズールレーンのインフレの仕方が面白いという話

超どーでもいい話だが、気になったので。

このゲームをやっていて感じるのが、「いわゆるインフレ」ってやつがないなーということ。

とくに分かりやすいのが戦艦と空母。どちらも、インフレペースがきわめて遅い。さすがにDR・URの戦艦は別格だが、それらは2人しかおらず特別扱いなので省くとして、金背景(SSR・PR)キャラに関しては、実は2年前からインフレが(ある意味では)止まったままである。

アズレンのインフレがどんな風に進むかというと、上限が一定のまま、下だけ強くなっていくという感じ。

例えば、SSR空母・軽空母の上限クラスはエンプラ・セントーで、いまだにこの二人を明確に超えるキャラは出てきていない。いっぽう、下限は初期からいたグラーフ・ツェッペリンやヴィクトリアスで、最近はこれほど弱いキャラは一人も実装されていない。弱くてもバンカー・ヒルとかシャングリラで、フォーミダブル→龍鳳→イントレピッド→パーシュースと立て続けに最強クラスが実装された。しかし、役割が異なるだけで、明確にエンプラ、セントーを超えているとは言えない。

PR・SSR戦艦も同じだ。バフ役だと上限クラスが長門で、これに匹敵するのはいまだに天城とリシュリューのみ(リシュリューはぶっ壊れと言われるが、短期戦・軽装甲ボスで強いだけで、演習だと長門より下、重装甲のボス戦だとモナークより下なので、やはり他キャラを突き放せていない)。また、単体戦力だとずっと前に実装されたモナークが上限クラスで、これに匹敵するのはいまのところジョージアくらいである(ハウが計画艦以上という解析があるらしいが、ハウには弾幕を量産型に吸われまくる欠点があるので、モナークを超えられるとしたら軽装甲ボス戦や、量産型が一切出現しない場面のみ)。じゃあ、下はどうかというと、最近では駿河の弱さが目立つだけで、昔のウェールズやサウスダコタ並みに弱いキャラは実装されていない。ロシアや土佐など高水準で固められている。

こんな感じで2年も強キャラの水準がたいしてかわらないのって珍しいと思うのだが、最近のゲームはこんなものだろうか。それはそれで緩くて良いのだが、この緩さに耐えられずに離れていく人もいるようだ。ちなみに、自分は一年ぶりに触った他ゲーで敵が強すぎて最高戦力でも歯が立たずにやめてしまった。

なお、戦艦ばかりインフレして空母はインフレしていないという人がたまにいる。これは虹背景キャラを含めれば正しいのだが、金背景キャラについては上に書いたとおり空母も戦艦も全く同じようにインフレしているので、完全な間違いである。なんでこんな錯覚をしてしまうかというと、戦艦は空母より数が多く(約1.5倍。戦艦と正規空母だけ比べると約2倍)、強キャラが速いペースで実装されるために印象に残りやすいというカラクリがある。認知バイアスとは恐ろしいものなのだ。


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