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『Fujii Kaze “LOVE ALL ARENA TOUR”』2023/1/4 マリンメッセ福岡レポ

正月三が日明け、新年一発目、何ともめでたい日に開催された藤井風"LOVE ALL ARENA TOUR”に行ってきました。

完全なる主観、思い込みが激しすぎるレポですが最高のライブだったので、諸事情により行けなかった方および自分の忘備録のために長文ぶちまけます…ご勘弁ください。


今回はセンターステージとの噂。
着席した瞬間、本人を見る前に一旦死んだ。

アリーナの座席が場所により変形配置だったため実質アリーナ1桁みたいな近さ…
おいおい目の前すぎんか。
最後までもつのか私。

パナスタでは天に昇って宇宙へ飛び立ってしまった(まつり)イメージだったので、また地上で会えるとか信じられない!ねえ!藤井風ってこの世に存在すんの?(n回目)なんてバクバク思ってたら、流れ出した『それでは、』のメロディー。

どこかから聞こえるギャァーという歓声。
え?どこにいるの探してるよ……
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
チャリカゼーー!グレースカゼー!
まさに「チャリで来た。」

チャリ漕ぎながら笑顔で皆に手を振りセンターステージの周りを回る藤井風。
無邪気オブ無邪気ー!
チャリも新年早々幸せだよね、こんな可愛い人乗せれてさ。羨ましー!(チャリが)

ステージにひょこひょこあがり真ん中の円盤ステージにそっと隠れた(かわいい)後、モニターに映し出された夕日の中で佇む藤井風様。

だんだんアップになるお顔、美しい目、この世を全て見透かしているような澄んだ目に見惚れていると、それではインストの盛り上がりと同時にせりあがってきたピアノと風。

一瞬の静寂のあと奏で始めたピアノ。
え?え?
あの幻の名曲ーー !!?
『The sun and the moon』

私のブロックからは背中向きだったけど、おかげで鍵盤を踊る指先をじっくり堪能できた。
そして背中…広いけどたった1人でどれだけのことをその背中で背負ってんのかと思うといきなり涙腺破壊した。

事情は全くわからないけど、聞かせたいと思ってくれたこと、これだけでもう充分。いきなり感謝の気持ちが溢れて止まらない。
名曲すぎてこの時間を箱に入れて持ち帰りたい衝動にかられる。
聞かせてくれて本当にありがとう。

アカペラハミングから始まった『ガーデン』
くるりと90度回ったステージ。
まだピアノ一台、もしや弾き語りが続くのかなとワクワクの予感。

とにかく会場をよく見回してくれた。
鍵盤を見ないで弾ける天才の仕業、右見てニコ。左見てニコ。
ピアノから振りまかれる笑顔はまるで恵みの雨。枯渇していた私たちに降り注がれる、笑顔とピアノという名の水滴…ええ、今日ここはキミのガーデンですよ間違いないです。

「大丈夫でしょうか。
よくもまぁこんな日に
家でダラダラするかイヤイヤ仕事に行く日じゃろ?」

いやいやいやこちらから言わせれば、一年で一番ダルい日にこんなブチ上がる予定があるって今年毎日幸運決定したのも同然ですよ?
流暢な英語で「Happy New Year」と優しく囁いてくれて私の中でやっと年が明けました。

次の曲はみんなで呼吸ができたら…とのことで『ロンリーラプソディ』
弾き語りのロンリーラプソディは、孤独の切なさの中にある芯の強さがより増すから大好き。

キレイなもんだけ吸って〜
ネガティブなもん全部はき出して〜
同じ空間で同じ空気を吸いはき出し、2022年のモヤモヤは全部マリンメッセに置いてきました。

「みんなと一緒に歌いたい歌がある」
コールアンドレスポンスー解禁ー!
待ってました!
『もうええわ〜』さんはい!
(え?まさかのもうええわC&R??)

「もうええわ〜」もっとダルそうに!!
もっともっとダルそうに!
グレートティーチャー風の煽り方独特すぎて。
どこにダルそうに歌ってってお願いする歌手いる??
みんなのもうええわ〜(ダルそう)のレスポンスでニヤリとした風さんの表情忘れられない。
よかった、少しずつ解禁できたらいいよね。

いろいろあるけど、学びは続く的なMC。
『旅路』だな。
ここ最近はラストに持ってくる旅路をここで歌う意味、ピアノ弾き語りで魅せてくれる第一部が終了なんだろうなと自然に思えた。
(浸ってたのに何かまた歌詞間違えて、あれ?ってなってたような気がする)

旅路が終わると妖しく光る円盤ステージ。
青と紫の光が回る。
第二部の始まりかな…
円盤がジワジワ上がるとそこには…
バンメンさんがいるーーーっ!
興奮してるとボンっボボンっボンっボボンのお馴染みのベースの音が鳴る。

『damn』
突如明るくなる会場…タイキングさんとヤフ先輩が目の前に現れた!!
お、お、お疲れ様です!(なぜか緊張)

ダンサーズも出てきて会場大盛り上がり!
山田監督、やっぱdamn、もってます。
ダンダンクルリンパピロピロする猶予を与えない程アツくなる会場。
最後、テイク21も重ねたこだわりの変顔、真正面からは拝めなかったけどモニターでしっかり確認させて頂きました。

『へでもねーよ』
西ブロック向きにて丸々通しで歌われ、第一色気をくらい死亡。
ステージの四方八方から出る燃え盛る炎に照らされながら怒りの歌を歌う。
凄まじいエネルギーを感じた。

最近のタイミングみたいなものもあったのかなと勝手に感じたけど、良い意味で音楽にぶつけ音楽で消化しているのではないかと感じた気迫。
まさに「あんたの軽いディス へでもねーよ」なステージだった。

動と静。『やば。』
なんと言ってもドラムが美しい。
上原さんのドラムは音がひとつひとつ繊細で、激細スティックで叩いてるかのような音が鳴り響きとてもキレイ。
そのさらさらしたドラムと風さんの深い声量がmixされ異次元すぎてクラクラした。

「お子さまおる?」
2階席のお子ちゃんたちが手を振る
「お年寄りも」
「その中間も」
呼びかけ斬新すぎて沸く会場。
(何言ってもかわいいので全員が許す)

『優しさ』パナスタバージョン。
このアレンジ好きすぎる。
リアレンジで出してほしい切実に。
特に好きな部分は「知らぬ間に〜なくした〜」(上がらず下がる)の部分なんだけど誰かわかって。

『さよならべいべ』初聞きイントロは最初何の曲かわからなかった。
この曲は高校生が文化祭でやるような曲にしてほしいって風さんがヤッフルさんにお願いしたらしいけどまさにソレだった。ポップで明るいさよならべいべ。

別れの歌なのに爽やかで、後腐れなくスッキリ旅立てたようなアレンジ、最高だった。
「それでいいでしょー」のとこでお尻フリフリしてた推し、相変わらずの厨二健在。(萌)

バンメンさんの紹介後ピアノに着席して、例の魂の前奏曲が始まった。

『死ぬのがいいわ』
赤いヤバいのきた。目の前に数日前にテレビで見た赤い人がいる。
己の執念のしがらみから逃れようと、赤い人が胸をかき乱しうつろな半目で悶えている姿が目の前に…

そして…

ヒィぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
ほんの数メートル先、目線の真ん前で5秒間程R-18の光景が繰り広げられた…(絶句)

スキャット中、タイキングさんに跪き下からねっとり眺めるも大人の余裕で上から畳みかけるタイキングさんの笑顔ですよ。ほぅ…

あんたとこのままおさらばする前にあっさり秒で死にました。そもそも三度の飯入んねえよこんなん見せられたら。
一曲通しで目の前で歌われた西ブロックの同志よ、生きてた????

最後、紅白と同じくパタっと倒れて動かなくなった人。
目の前でフジーカゼが倒れている…
お医者さんはいらっしゃいませんかー!
だ、誰か、き、き、救急車を呼んでーー!
(私が運ばれる用)

倒れたままマイクを口にあて
「青春の病におかーされ〜……青春にさよならを〜」アカペラからの『青春病』
徐々に起き上がりながらだったのに声量エグい。

さっきの赤いの何だったの?ぐらい急に青くて爽やかで。野ざらしダンス、1万5000人がステージの風さんに向かって手を向け踊る様は圧巻だった。タイキングさんのギターソロで横で一緒にギター弾く真似すんのお茶目すぎましたから。。

終わった途端、ステージが暗くなり聞いたことないきらりremixが流れたと思ったらモニターに何やらモデルさんが。
え?え?

何このメンズノンノな時間ーー!w
スーツにサングラスかけてキメまくるフジカゼが流れる謎の時間ーーw
メンズノンノタイムと呼ばせて頂きます。
(イケすぎて一周回って楽しかった)

『きらり』はダンサーズも登場し賑やかに。踊りますよね。身体が覚えちゃってるから。
盛り上がりそのままで続けて『燃えよ』
ステージから炎がボンボン上がって熱い熱い。最高潮に盛り上がり飛びまくり汗かきまくりで一緒に燃え尽きました。

休む間も与えてくれず『まつり』
私的2022一番聞いた曲ランキング1位。
真ん中の円盤で固定マイクで歌っていたのだけどやっぱり今宵もやぐらは上がったー!

今回はもちろん花火は上がらないけれど、みんなが一斉に踊る手がヒラヒラして花火みたいでとてもキレイだった。

…と浸っていたのに何にせよめでたいハッ!!で変顔しちゃったどうしてもふざけたい我ら推し。ねぇ感動を返して?

「I AM YOU」
「ほんとはみんな一緒なんだと思うとわしは幸せな気持ちになる」

生まれた時から容姿や才能に恵まれ自分は普通じゃないのかもと育ってきたであろう彼。もしかしてみんなと同じ、私はあなたでいたいと強く願っているのは彼自身なのかもと勝手に最近の出来事に重ねてしまい、胸が張り裂けそうだった。

『grace』
パナスタは撮影可だったため出来なかったタケノコダンス。
風さんにも会場のみんなにも等しくgraceが降り注ぎますようにと願いを込め一生懸命踊らせて頂きました。

そして史上初?マネージャーさん自らライブのネタバレを投下するという『何なんw』撮影OK。
風さんが携帯で撮影してもええよみたいな事言った後のみなさまのスマホ準備の動きが早いこと。(私も)
パナスタのように「えー!うそぉ!」の声皆無なのちょっと面白かった。

パナスタに続き、宝物がまた一つ増えた。
自分の席から自分の目で見た愛すべき藤井風、一生大切にします。

携帯しもうてもらおうか〜(なぜかベソ泣き頼み)
バンメンさんから退場。
それをステージ上からずっとニコニコ見守る風さん。

そして、全てのブロックひとつひとつを回り、丁寧すぎるお辞儀で感謝を伝えた後、「みんな元気でおってな」とカッコよく去って終わった…らないのが我ら推し。

ステージを降りる場所がわからずスタッフさんに「ここ?」とエア確認。
ぐるっとステージを一周した後また出口への通路を間違えてあれ?あれ?ってニコニコしてました。

最後の通路でもぴょんぴょん飛び跳ねて客席へ手を振ってくれて、幕が降りるギリギリまでずっとぴょんぴょん飛んでた風さん。

おいおい2023年うさぎ年にこんなカワイイうさぎ見ちゃって縁起よすぎだろ幸せな一年になるの確実やろ尊いの化身すぎやろの感情ぐちゃぐちゃなまま、年始一発目のFujii Kaze “LOVE ALL ARENA TOUR”が終了しました。


今回は360度藤井風、一部は弾き語り、二部はバンド演奏と武道館を思わせる構成でした。

初心に帰ったかのような距離感のライブ、心の距離は変わらないといつも言ってくれるけど、藤井風が大好きで藤井風を信じて集まってくれたお客さん全てに、風さんの方からグッと距離を詰めてきてくれたように感じるライブでした。

曲ごとに正面となるブロックを変えたり、歌いながら何周もステージを周ったり、ステージの縁ギリギリを歩いてよろけたり、とにかく一人一人と対話したい向き合いたいと言う意思が伝わるステージでした。

帰り道ずっと考えていたこと。

あぁマジで何も怖くない。
この風のって進め先へ。

私が見た風を信じ進もう。

完。

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