メルカリは低単価戦略が圧倒的に優位である

はじめまして、soraさんから「奇特な方」とご紹介いただきました、まらみと申します。笑

京都大学経済学部を昨年卒業し、メルカリ物販の方は昨年の7月から開始しました。
約半年で月商は120万、月利は50万というところまできました。(昨年)
今月は一気に伸ばして月商200万、月利70万程までは伸びるかなというところです。


Soraさんはじめ、他の皆様方と比べてもまだまだ弱小な私ですが、このようなコラムを発信したいと思った理由は主に3つです。


1つには、昨年参加したsoraさん、kouさん、まつぼっくりさんの勉強会が非常に有意義で勉強になったため、何かしらの形で恩返しできればと考えていたこと。


もう1つには、自分自身文章を書くのが得意で、文章という形であればノウハウを分かりやすく、皆さんにお伝えできるのでは、と考えたこと。


そして、最も大きな理由としましては、自分自身が発信者側に回ることでたくさんの方からご意見やご感想をいただき、もっともっと勉強させていただきたい、と考えたこと。


Soraさんには勉強会に参加した際に、「情報が集まってくる人間になるためには自分自身も発信していかないといけない」とアドバイスを頂きました。


おっしゃる通りだと思いましたし、今回は絶好の機会だと感じました。


長々と自己紹介をしましたが、そんな所です。
週一位のペースで更新していければと思っております。


取り扱って欲しいネタなどがあれば、ぜひお教え下さい。


さて、本題に入りましょう。


今回は「メルカリにおいて高単価戦略と低単価戦略、どちらが有利なのか」というテーマでお話したいと思います。


あくまでも個人の見解に基づく内容ですので、この内容について何かご意見や思うところがある方はぜひオープンチャットないし私にお問い合わせください。


また、今回の内容は「自動出品ツールを使用する」ということを前提に話を進めていきます。もし今後ご使用される予定がない方は参考にならないかもしれませんので、ご了承ください。


私は実は、メルカリ物販を始めるにあたってとあるコミュニティに所属しておりまして、当初はそのコミュニティの教えに従って、アパレル系などを主に扱っていわゆる「高単価戦略」で物販をしておりました。


その後、徐々にそのやり方に疑問を覚え、リサーチ、仕入れの方向性を変えて低単価戦略に切り替えていきました。


現在の全体の平均単価は600-700円を推移していますので、比較的低単価寄りになって来たかなと思います。


ということで、私は高単価戦略と低単価戦略をどちらも経験しておりまして、その経験から感想を述べますと、

メルカリは低単価戦略が圧倒的に伸ばしやすい。
特に初心者は。


といったところです。


詳しくお話する前に前提条件を共有しておきます。


高単価戦略というのは、平均単価がだいたい1200-2500円くらいで主な商材としてはアパレル、質のいい財布などですかね。
他にも電化製品系でも結構高単価な商品もありますが。
利益率は30-50%あたり。


低単価戦略というのは、平均単価がだいたい500-700円くらいで商材はもうほんとに幅広いですね。ありとあらゆる商品を取り扱っていくというイメージです。
利益率は25-40%あたり。


kouさんも低単価をぶん回しているとおっしゃってましたね。勉強会で平均単価を伺った時は、低すぎてひっくり返るかと思いました。笑
当時の僕はまだまだそっちに振り切ってなかったので。


それでも月商300万までいくんですからすごいですよね。


では、低単価戦略が高単価戦略よりも優れていると感じる理由を説明していきます。


① 販売のハードルが低い


あなた自身が買い物をする際のことを考えてみると分かりやすいと思います。


価格が上がれば上がるほど、買うかどうか悩みますよね。
購入のハードルが上がります。


低単価であれば当然逆。
購入のハードルが低いんです。

「もし失敗しても500円の損だし、まぁいっか」って感じですね。


数十円の値下げでも敏感に反応するメルカリ民なら尚更です。
数千円の買い物なら、更に慎重になります(口が悪くてごめんなさい)


購入のハードルが低いということは、
・商品画像
・商品説明文
・SEO対策
などをそこまで頑張らなくても出しとけば売れる、ということ。


もちろん適当にやってもいいということではありませんが、質が求められないので初心者でも簡単に売れてしまうということです。


高単価のアパレル系なんかだとそうもいきません。
かなり拘って競合と差別化していかないと厳しいですよね。

② 価格競争が起こりにくい


高単価の商品であれば利幅が大きいので、値下げの余地がたくさんあります。


一方低単価の商品であれば利幅が小さく、ほんの数十円の値下げでも利益率が5-10%とか低下したりしますから、皆値下げには慎重になります。


仕入れ200円、売価600円、利益率35%、利益額210円の商品があったとします。
これを50円値下げしたら、利益率は26%まで低下します。


なので商品の価格が安定するんですね。
例え競合が増えたとしても、価格競争にはならず、単純に全体ので売れる商品数を競合の数で分け合うみたいな形になります。


流行りのアパレル系商材なんかは違います。
競合が、増える度に値下げを仕掛けてきて、どんどん価格が低下していきます。


結果当初は利益率が40%見込めた商品が、30%を割り込む、なんてこともよくあります。


③ 売上が安定する


「①販売のハードルが低い」、「②価格競争が起きにくい」、この2つの要素を合わせると結果的に低単価戦略の方が売上が安定するんですね。


低単価商品であれば、「先月2万売れた商品は、来月も2万前後は売れるだろう」という予測を立てやすく、またそこを大きく外れることは少ないですが、


高単価商品であれば、「先月は2万売れたけど、今月も売れるかな??値下がりしてるしな…」というように予測が立てにくく、仕入れ個数も確定させにくくなります。


また、アパレル系商材などは季節性にも影響を受けるのでとにかく売上が安定しません。


「せっかく売上の立つ商品を見つけたのに、次の月には価格競争起きて値下げしてるし、そもそももう季節的にも売れなくなってきてるし…」ということが僕自身よくありました。


季節性を読み間違えて仕入れると在庫リスクにもなりますし。


季節性に左右されない、年中安定して需要のある低単価商品を選べば、ずっと売れ続けます。


リサーチして仕入れた商品が「資産」になってくれるんですね。
だからどんどん利益商品を積み上げていくことができます。
堅調に売上を伸ばすことができます。


④ お金が増えやすい


始めたてでお金がない方には、特にこの要因が大きいです。


簡単に言うならば、
「低単価商品はお金が増えやすく、高単価商品はお金が増えにくい」
ということです。


具体的に考えてみましょう。


低単価商品の場合。


仕入れ値90円、売価450円、送料140円の商品。
この場合利益額は、
450-90-140-45(売上手数料)=175円

利益率は39%です。


ここで注目してほしいのが仕入れ値と売価の比率。


90円が450円になってるわけですから1:5です。
つまり5倍のお金になってるんですね。


送料や手数料を差っ引いて考えると、手元には265円残ってます。
90円投資したら265円になった、みたいなことです。
手元に残った額だけで言うと約3倍ですね。


一方、高単価商品の場合。


僕が良く仕入れてた商品を例に考えます。


仕入れ値が800円、売価が1800円、送料が200円、売上手数料が160円です。


利益額は、
1800-800-200-160=640円


利益率は約36%。


では仕入れ値と売上の比率はどうか。
800:1800ですから、約2.2倍


手元に残る金額で言うと、1440円ですね。

ということは800円投資したら1440円になりましたと。
1.8倍ですね。利益率はほとんどおなじなんですけどね。


低単価の方は3倍になって返ってきましたから、その差は結構大きいです。


「たまたまなんじゃないか」と思う方は、実際にご自身が仕入れられている商品でこのデータをとってみるといいと思います。仕入れ額が大きい商品ほどこの比率は悪化し、資金が増えにくくなります。

資金力がある方は高単価商品を仕入れても問題ないんですが、特に初期の資金力がなくどんどん資金を増やしていきたい方は、低単価がおすすめです。


1万仕入れて3万にして、3万仕入れて9万にして…というふうに3倍ずつくらい資金を増やしていけます。


高単価商品を仕入れていると中々お金が増えません。


僕も最初は高単価のアパレルばかり仕入れていたので、「なんで売上は結構立ってるの全然仕入れ資金を増やせないんだろう」と疑問に思っていましたがこんなからくりがあったんですね。


ということで、低単価戦略が高単価戦略よりも優れている理由についてお話しました。


もちろん低単価戦略にもデメリットはあって、


① とにかく数を売らないといけない→発送梱包が大変
② 商品数が増えるので在庫管理が大変
③ 自動出品ツールに依存するため、アカウント凍結等のリスク有り

などが考えられます。


ですのでがっつり本業としてメルカリ物販に取り組まれる方にはおすすめですが、これらのデメリットを背負いきれない方にはおすすめできないというのも事実です。


ご自身の時間、環境などの条件をよくお考えの上でどのような戦略を採るべきか、検討していただけますと幸いです。


拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。


今回の内容についてのご質問やご意見は、オープンチャット、もしくは私のTwitterのダイレクトメッセージの方にお寄せ頂けますと幸いです。


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ではまた来週お会いしましょう!

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