各業務の外注の可否と優先順位について
お久しぶりです。
厚さ3mmの商品を発送したところ「どう見ても2mmじゃないか!着払いで返送させろ!」とお叱りを受けたので、再度採寸したところどう見てもやっぱり3mmだったので対応に難儀しているガイコツです。
さてさて、本日はメルカリ転売をスケールしていく上で必須となるであろう、「外注化」についてお話していきたいと思います。
一口にメルカリ転売、と言いましても様々な業務がありますね。
リサーチ、出品ページ作成、出品、発送、その他コメント返信など諸々…。
となると
「どの業務を優先的に外注すればいいの?」
「そもそも外注しない方がいい業務もあるんじゃないの?その場合はアルバイトを雇えばいいの?」
などといった疑問が沸いてきますよね。
他にも、
「報酬はどれくらいお支払いすればいいの?」
「どこで人を探せばいいの?」
といった悩みも。
今回はそう言った部分に網羅的に解説していく記事になります。
もちろん、既に外注されている方などもいらっしゃると思いますので、今回の記事を基に「こんなやり方もあるよ〜」などといったご意見もぜひオープンチャットなどで伝えていただけますとより有意義な機会になるかと思います。
かくいう私は、メルカリ転売を始めた当初は外注をしていたのですが、現在は違います。
たまたま高校の同期でプゥ太郎をしていた友人が仕事を探していたので、昨年秋頃から従業員として雇い、現在平日はフルタイム、固定給で毎日働いてくれています。
ですので現在は非常に恵まれた状況で、外注していません。が、当初の外注していた経験なども踏まえて、順に各業務の代行の是非について論じていきたいと思います。
1. 発送代行
結論から申し上げますと、
梱包、発送業務は
「最も外注に適さない業務」
になります。
ガッカリした方も多いと思います。笑
梱包発送が一番面倒くさい業務ですからね。
発送代行というのは、荷物を外注さんのお宅に預けて、毎日梱包発送をお願いする形になります。
ではなぜ発送代行は適さないのか。
理由
① 在庫の確認が大変
→どうしてもキャンセルだなんだで在庫の数ってこちらの把握している数とズレてきたりしますよね。
となると、手元に商品がないので、いちいち代行さんに数を確認してもらわないといけません。非常に面倒くさいです。
② 検品ができない
→もちろん検品は代行さんにして頂く形にはなるのですが、例えば先取りで商品ページを作っていた場合などに、実際の商品と、ページに記載した情報に相違があった場合などにいちいち確認をとらないといけません。(サイズが違う、など)
商品の実物画像なども代行さんに撮影してもらう形になるので、商品が届いてもすぐに出品ができず、タイムラグも生じます。
③ スケールができない
→ここが一番大きいです。代行さんのお宅に荷物を保管するということは、商品数が代行さんのお宅のキャパシティに左右されるということです。
「3畳分しか置くスペースがないです!」と言われたら、その時点でそれ以上の商品を仕入れできないんですね。
以上の理由から発送梱包業務の外注はNG、ということになります。
ちなみに私も一時は発送代行を依頼していました。
クラウドワークスでマッチングした青森県在住の主婦の方にお願いしていたのですが、
ある日突然、「今日から実家に帰省します」と言われて、
「いつ戻ってこられますか?」と聞きましても「分かりません」の一点張り。
結局「青森県のコロナの感染者数が増えてて戻るのが怖い」などと言い始めて、2週間も戻ってこらられませんでした。笑
当然その2週間は発送ができませんから、販売もストップです。売上も止まります。
ほんとに死にかけました。笑
さすがにここまで非常識な方は少ないとは思いますが、代行さんの予定次第で発送がストップするというリスクもあるわけですね。発送のストップは売上のストップを意味しますから、もう地獄です。
ということで、様々なデメリットを考慮すると発送代行は改めてNGですね。
「じゃあずっと自分でやらなきゃいけないの?」となりますが、それももちろんNG。
スケールしたいなら自分が発送梱包業務に追われてる余裕はありません。
自分の家、もしくは事務所に荷物は保管し、そこにアルバイトなり従業員なりに来てもらって毎日、もしくは週3、週4の頻度で発送梱包してもらう、というのが無難かなと思います。
報酬については、私は大体外注する場合、時給1000円になるように調節します。
例えば1件の梱包発送に1分かかるなら、1時間で60個梱包できるわけですから、
1000÷60=16.6666…となり、1件16円くらいが目安ですね。
相場的に時給1000円はちょっと高いっぽいので、1件10円、15円とかでも十分かもしれないですね。
この辺はクラウドワークスなどの他の方の募集案件をチェックして相場を把握するといいかなと思います。
2. 出品代行
こちらは単純明快です。
自動出品ツールを使うなら不要、使わないなら必須です。
私は一時、「自動出品ツールと手動出品の併用」というよく分からない戦略をとってたのですが明らかに不毛でした。笑
在庫管理がぐちゃぐちゃになってしまい、取引キャンセルが増大→利用制限をかけられる という負のループに入ってましたし、自動出品ツールを使ってるならわざわざ手動出品に時間を割くメリットは1つもありません。
そもそも「自動出品ツール」という存在自体が、言ってしまえば「出品代行」ですあらね。
ツールを使わないのであれば、当然出品代行は必要です。
自分のアカウントだけではどうしても出品数に限りが出てきますので。
私も出品代行さんを一時雇っていましたが、その場合は完全成果報酬制で1件の成約につき〇円、というような形で依頼していました。
報酬の設定と、あとは出品ルール(出品回数や商品の割り振り)など一度制度化してしまえば、どんどん組織を大きくして回していけるので、ツールを使わないなら真っ先に外注化を手進めるべき業務かと思います。
私はクラウドワークスで募集していました。
3. 出品ページ作成代行
こちらは出品する商品の商品画像の選定、作成や、タイトル、説明文などを作成していただく業務ですね。
個人的には、自動出品ツールを使っている方にとっては、最も外注化の優先順位の高い業務かと思います。
理由
① 特別なスキルが不要
→シンプルに「そんなに難しくないから」です。個人的にはリサーチが最も売上に直結する業務で、尚且つ難易度も高い印象なのですが、出品ページは売上に直結するほどのものでもなく、難易度も低いため、誰でもすぐに一定のレベルまでは引き上げられると考えているからです。
もちろん一旦出品してみて、売れ行きが悪ければタイトルや説明文、画像のテコ入れをする必要はありますが、そこは自身で行い、その前段階のページ作成自体は外注化してしまっても何ら問題はないかなと。
② 時間を食う
→どうしてもひとつの出品ページの作成に30-40分はかかるかと思います。場合によっては1時間くらいかけてる人もいるかもしれないですね。週に10個新商品を仕入れるとすると、10個×40分=400分、すなわち6-7時間はかかることになります。
週に6,7時間って結構デカイですよね。一日8時間働くなら、ほぼ一日分使うことになります。
ここに時間を割くくらいなら、売上に直結するリサーチの方にじっくり時間を割くべきでは?と私は考えます。
以上のような理由から出品ページ作成代行は最も優先順位が高いかなと。
もちろん、クリック率を高めるためのサムネイル画像の作成など、一定専門的なスキルがあればそれに越したことはないのですが、メルカリであればそこまで凝ったものを作らなくても問題なく売れますし、代行さんに添削、アドバイスをしっかり行っていけばスキルも向上するはずです。
報酬は、1個30分かかるとして、時給1000円換算で1個500円をお渡ししていました。
最初に「出品ページ作成マニュアル」的なものをPDFなり動画なりで作って渡してしまえばすぐに実践出来ると思います。
あとは毎回毎回提出してもらったものに要望やアドバイスを伝えれば、自ずとスキルも向上していくかなあと。
こちらも私はクラウドワークスで募集していました。
4. リサーチ代行
こちらは、出品ページ作成代行の次に外注化すべき業務かなと。
・出品ページ作成よりも、売上に直結する業務であること
・出品ページ作成よりも少々難易度も上がり、「センス」的要素があること
・そんなに時間もとられない(?)
などの要因を考えると、出品ページ作成ほどには外注化の優先順位は高くないかなと考えます。
私も、従業員にリサーチをやってもらいつつも、現在も行っています。
メルカリのみで販売している分にはリサーチくらいは自分でやる時間はとれるはずですが、他のプラットフォームなどに進出するなど忙しくなってくるといずれは完全に他の方に依頼しないと回らなくなります。
そもそもいくらセンスが必要だからといって自分のやっていることを言語化できなければいつまで経っても自分の手から離せないわけですから。
とはいえ、仕入れの方針だとか平均単価だとかそう言った要素を伝えながら条件を満たすものをリサーチしてもらわないといけないので、少々外注化するのが難しい部分でもあります。
私は実際に自分が行っているリサーチの様子をスクリーン動画に撮って、解説しながら見てもらって実践してもらう形にしています。
そしてその都度その都度、指導したりアドバイスを繰り返して少しずつ能力を高めてもらっています。
ここは根気よくやるしかないですね。
報酬の基準は、1件の仕入れにつき200円、そしてその商品が月間粗利5000円を超え、リピート発注することになればボーナスで+〇円、というようにここには成果性を持たせるようにしています。
その方がモチベーションを上げてくれますからね。
もちろんリサーチの前に平均単価だとか、利益率だとか、商品サイズだとか様々な条件は予め伝えておきましょう。
5. メッセージ、コメント対応代行
これは優先順位が低いです。ある程度スケールして、資金的にも余裕が出てきたら検討する、くらいのものです。
そもそも前回の記事でも書いた通り、「コメント返信に関しては基本スルー、取引メッセージのみ必要に応じて対応するのが正解」だと書きました。
もちろんこの辺を丁寧にやると売上や取引評価も一定上がってくるのでやるには越したことはないですが、あくまで資金的、時間的に余裕がある場合のみです。
ただ、こちらも完全に遠隔で外注するのではなく、事務所に来てもらって発送梱包業務とセットでやってもらうのがベターかなと。
どうしても商品が手元にない状態で取引メッセージ、コメント返信などをするのは難しいですし、何よりこちらの指示、判断を仰いで返信、対応を決めないといけないことも多いので、そうなるといちいち意思決定に時間がかかります。
目の前ですぐにやり取りができる距離感ならスムーズに意思決定ができますから非常に楽ですね。
…ということで各代行業務の外注の必要性や報酬設定の方法などを解説しました。
まとめるとこんな感じです。
※丸数字は優先順位
※発送代行は「外注」がNG。バイトの雇用などはOK。
「どこで探せばいいの?」というところですが、原則リモートワークについてはクラウドワークス、ココナラなど。
オフラインで探す場合は主婦ジョブなどがいいのではないでしょうか。
主婦ジョブは使ったことがないのでよく分からないですが使っている方が多い印象です。
もしくは私みたいに知人友人で手伝ってくれる人がいるならその方に頼んだ方が信頼関係もありますし、意思疎通もスムーズなのでいいかなと思いますね。
報酬の基準については同様の案件をチェックして大体の相場感を把握しましょう。
…以上になります。
「この業務も代行できるよ〜」とか「こっちの外注の方が優先順位高くない?」などのご意見があれば是非オープンチャットもしくはDMの方でお伝えください。
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