発注数を自動確定するための仕組み作りについて

お久しぶりです。
ようやく事務所を借りることができ、いよいよ本格的になって参りましたガイコツです。

最近はヤフーショッピングの出品に力を入れております。

さて、今回は発注数を自動的に決定するための方法についてまとめた記事になります。

リピート発注する商品の発注数はどのようにして決めてますか?

一つ一つの商品を見て、「これは週に何個売れるから〜」と吟味して決めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自分も3ヶ月ほど前まではそうでした。笑

商品数が少ないうちはこれでいいんですけど、増えてくると時間がかかって仕方がないんですよね。

100個も200個もやってると、それだけで日が暮れてしまいます。

そこで、今回はエクセルの関数も上手く使いながら自動的に最適な発注数をはじき出す方法を紹介したいと思います。

尚、今回の内容につきましてはTwitterで繋がらせていただいた何人かの方のアドバイスをもとに実践した内容の記事となります。
アドバイスをご教授くださった皆様方、改めましてありがとうございました。

また、今回の方法はあくまで簡易的な方法でして、より精密に発注数をはじき出している方もいらっしゃるかと思います。


必ずしも無茶苦茶精度の高い方法ではないということです。
「もっとこうすればいいんじゃない?」というご意見などあればぜひお聞かせください。


自動的に発注数をはじき出すにあたって必要な項目は7項目あります。

多いように思うかもしれませんが、1度設定してしまえば後は簡単なので、頑張っていきましょう。

① 売上見込み数


これは各商品、「1週間に何個売れるのか」という見込み数になります。
これは過去の商品毎の販売数を見て、手入力します。

ここも関数とデータを用いて「平均販売個数」を自動的にはじき出す方法もありますが、私の場合機会損失などで十分に販売できていない期間も結構ありますので、不正確なデータになってしまうため、手入力にしています。

ここの数字は、販売状況を見てちょくちょく更新していくといいですね。

② 基準在庫

ここが少し難しいのですが、僕の場合、「売上見込み数×3」を基準在庫としています。

つまり3週間分ということですね。

「基準在庫」というのは、「最低限確保しておきたい在庫の数」とでもいいましょうか。

・機会損失は起こしたくない
・でも在庫の持ちすぎにも気をつけたい

これら2つのバランスをとって、「これくらいの在庫があればちょうどいいんじゃない?」という数字が基準在庫になります。

この数字はどの頻度で発注しているかによっても変わってきます。

例えば自分の場合は、毎週1回発注しているので、これが届くのは約2週間後。
そして1週間分の売上見込み数を発注するとすると、

既存の在庫と今回発注する分を合わせて3週間分持てばいい、というふうに考えるわけですね。
ちょっとややこしいんですが。

2週間に1回の発注の場合は、今回の発注が来るまでの2週間と、次の発注商品が来るまでの2週間、計4週間分を乗り切れる在庫を持てばいい。

つまり、売上見込み数×4が基準在庫になります。

もっと在庫に余裕を持たせたい場合には、さらに1回分足しすといいかなと。

毎週発注なら×4、2週間に1回の発注なら×6ですね。

個人的にはメルカリは、あくまでキャッシュを作るためのプラットフォームなので余分に在庫は抱えたくありません。

ですので必要最小限の×3を基準在庫としています。


③ 期首在庫

基準在庫を決めたら、次に「今いくつ在庫があるのか」を把握する必要があります。

なので、できれば月初に「期首在庫」という形で今手元にある在庫の数を数えます。

月初まで待てない場合は週頭を期首としてカウントしてみましょう。

この期首在庫に「頼んだけどまだ来てない在庫」を足して、そして期首から出ていった在庫を引き算すれば暫定の在庫が出るわけです。


そうすれば暫定の在庫と基準在庫を比較した時に不足している分を今回発注すればいい、ということになります。

④ 入荷予定

これは今説明した「頼んだけどまだ来てない在庫」のことです。

これももう間もなく在庫になる訳ですから、期首在庫にプラスして「今ある在庫」と考えるわけです。


⑤ 出荷数

今ある数を把握したら次は「出ていった数」です。
つまり販売個数ですね。

期首から販売した数をカウントして引いていきましょう。


⑥ 暫定在庫

これも今説明した通り。

③期首在庫+④入荷予定-⑤出荷数=⑥暫定在庫
となるわけです。

手元にあるかどうかはともかく、今自分が発注した中で持っている在庫の数が暫定在庫となるわけです。

当然入荷予定の在庫もこの数に含まれているので、暫定在庫と手元にある在庫の数は一致しません。


⑦ 推奨仕入れ数

これが最後です。
これが出せれば発注数が自動的に決められます。

最初にでてきた、基準在庫から暫定在庫を引き算しましょう。

そうすれば「この商品がいくつ足りなくなるか」が分かりますので、その数を補充すればいいわけですね。


これまで出てきた項目を全て式にまとめますとこんな感じです。

(売上見込み数×3)-(期首在庫+入荷予定-出荷数)=推奨仕入れ数

ですね。

前半のカッコの数字が基準在庫で、後半のカッコの数字が暫定在庫です。

ここまで色んな項目が出てきてこんがらがってる方もいらっしゃるかと思いますので、最後に具体例を出して説明したいと思います。

ある商品Aの発注数を決めるとします。

この商品の売上見込み数は5個。

毎週発注しているので基準在庫は5×3で15個。

そして期首在庫は6個。
入荷予定は4個です。

期首から3個出荷しました。

すると暫定在庫は、
6+4-3=7
つまり7個です。

基準在庫が15個だったので発注数は
15-7=8

よって8個発注すべし。

ということになりますね。

お分かりいただけましたでしょうか。

ただ、この数式を使うと1とか2とかすごく細かい数字が出てきたりします。

そこでバカ正直に1個とか2個とかで発注してしまいますと、中国国内の店舗送料がバカでかくなりますから、その場合は多めに発注した方がいいですね。

5個なり10個なり。

これらの項目を上手くエクセルの関数に落とし込んで表現出来れば、あとは数字をペタペタ貼り付けるだけで自動的に発注数が出てきます。

ぜひぜひ試してみてくださいね。

どこまで必要か分かりませんが、「いちいちExcelでシート作るのめんどくせぇ!」って方もいらっしゃると思いますので、自分の使っているフォーマットをプレゼントしたいと思います。

こちらのツイートをRTして、DMで一言メッセージをください。

一丁前に売名行為みたいなことしてすみません笑
1人でも多くの方の力になれればと思います。

ご自身で使いやすうように色々アレンジして使ってみてください。
ではまた!

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