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【取材後記】キリンさんに「noteを起点としたコーポレートコミュニケーション」についてお伺いしました。

みなさま、こんにちは!SELECK編集部の吉井(@meru_y1996)です。最近、ハーブティーにハマっております。主に強肝ハーブなのですが、「ミルクシスル」「アーティチョーク」「ダンディライオン」が良いのだとか。

更に、友人に薦められてこちらのハーブティーも購入。料理の出汁に使ってる方もいるのだそう。よもぎの心地良い香り。肝臓が気になる方は、是非。

今回取材させていただいたのは、キリンホールディングス株式会社さん。「ビール🍺はキリン派!」という方も多いのでは? 余談ですが、いつも同行していただいているカメラマンの方も「キリン派」とのことで、今回の取材の機会を楽しんでおられました(笑)。

そんなキリンさんの記事。取材のテーマは「noteを起点としたコーポレートコミュニケーション」です!

では早速、取材の背景からまいりましょう!

1.取材の背景

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」というミッションを掲げ、2014年にサービスが開始されてから、どんどん利用者が拡大している大人気プラットフォーム「note」。SELECK編集部も、大変お世話になっています(笑)。サークル機能がオンラインサロンとしても使われ、ここ数年の間に利用者の数も急増しているのだそう。

また、オウンドメディア代わりにnoteを活用してミッション・ビジョン・バリューや、社風・カルチャーなどを発信する企業も多く見られるようになりました。外への発信だけでなく、「社内報」としての役割を果たしている例も見かけます。

そんな中、キリンさんも公式noteを活用されているとのことで事前にヒアリングさせていただいたところ、広告では伝えきれない「情緒的価値」の発信に振り切っていること、そして企業側からの一方的な発信にならないよう、noteのクリエイターさんや読者の方々と「コミュニケーションをとる」接点として、投稿コンテストなどを開催されているとのこと。

以前、ベーシックさんでもTwitter✖️note術をご紹介させていただきました。この記事では、noteを併用することで「Twitterのフォロワー数が伸びる」というよりも、「エンゲージメントの高いアカウントを育てる」ことができるという点がポイントでしたね。

ベーシックさんの事例は、「いかに社内のメンバーを巻き込んでnoteを活用し、情報発信を行うか」でしたが、今回のキリンさんの事例は「noteというプラットフォームを活かしながら、企業の中の人の想いを伝えるにはどうしたらいいか」という点でコンテンツの制作方法、周囲の巻き込み方ともに先進性があると感じ、今回取材させていただく運びとなりました。

取材の決め手の一つにもなった、こちらのnoteも是非ご覧くださいませ🙌

2.記事には入れ込めなかったおはなし

記事には入れ込めなかったエピソードをご紹介です。インタビューの際に、平山さんに「一番記憶に残っているエピソード」をお伺いしました。その際にお話しいただいたエピソードがこちら。

横浜で開催している「KIRIN BEER SALON」という活動も、熱量が輪となって広がっていく体験となりました。

元々は、ある講師の方が「世界のビールを知ろう」とか「ビールペアリング講座」といった内容を、セミナー形式で開催されていて。その方から、「もっと若い方々にも参加いただきたい」といった相談をいただく機会がありました。

実際に足を運んでみると、たくさんのビールが飲めるし、宣伝も一切なくて、世界中のビールを飲み歩いたという講師の方のお話も含めて、とにかく楽しかったんです。

そこで、切り口を変えて、キリンがビールの基礎を教えつつ、講師からビールの楽しみ方をレクチャーする全5回の講義と、その後もオンラインで繋がれる「サロン形式」を提案しました。

その企画をnoteで公開したところ、大きな手応えがあって。そういった形で光を当てることができたというのはすごく嬉しいですし、参加者の方々とnoteを起点にコミュニケーションする機会が増えて、キリンの新商品やサロンの魅力をSNSにアップしてくださる方も増えた実感があります。

(※音起こし原稿から一部抜粋し、編集しています。)

今回、インタビュー中に平山さんが大切にされていたのが「同心円状に広がる」という言葉です。皆さんもすでに感じられているかもしれませんが、noteは書き手の「感情」が込められた記事が多く存在しますよね。

その記事に共感した人たちがSNSでシェアしたり、サークルを作ったり、リアルでもつながったりと、緩やかに熱量が伝播していく。そんなカルチャーがnoteにあるからこそ、想いを発信するようなコンテンツとnoteは相性がいい、ということもおっしゃられていました。

3.最後に

平山さんのお話をお伺いしながら、noteのカルチャーを大切にする、つまり「noteの街に一緒に住む」という姿勢を本当に大切にされているんだな、ということがとても伝わってくるなあ…と感じておりました。

こちらも、記事本編ではご紹介しきれなかったのですが、「#社会人1年目の私へ」という第一回目の投稿コンテストのお話を。

クリエイターの方や読者の方が少しが立ち止まって、振り返って書くことで、「デトックス」的に気持ちに変化が生じるというか。noteのクリエイターの方々は、思いをもって、一つひとつのコンテンツを丁寧に書いていらっしゃるので、投稿コンテストなどが、そうしたきっかけになると良いなと思ったんですね。

最初に実施した投稿コンテストは、「#社会人1年目の私へ」というお酒に全く関係のないテーマだったんです。若い方々にもっとキリンを知っていただきたいという背景から、社会人1年目の方々にアクションを起こしてもらうことも考えていたのですが、正直、社会人一年目って「一番辛い時期」じゃないですか。

だったら、辛い時期に背中を押してあげるっていう姿勢そのものが感じられる企画がいいよね、ということでテーマを決めて。noteの街にいる30代や20代の方々が1年目を振り返る場にすることで、それが社会人1年目の方へ「手紙」として届く。そんな場をつくれたらいいなと思ったんですね。

(※音起こし原稿から一部抜粋し、編集しています。)

確かに私自身、社会人一年目としてコロナ禍での入社だったのでいろんな方面で悩んだなあと。執筆にあたって、キリンさんのnoteでピックアップされていた記事をいくつか拝読したのですが、自分が悩んでることなんて、後から振り返ればちっぽけなことなんだろうな、と。「大成功と大失敗は、いつか酒のツマミになる。」というワードが個人的にぐっときました。いつか、そんな時もあったなあと笑える時がきたらいいな、と、ふと。

さらに、「書くことがデトックスになる」って、すごく良いなと思いました。誰もが、いちクリエイターとして自分の想いを好きに表現できるnoteという場だからこそ、ジャーナリングのように心に任せて、気持ちを浄化できるのではないかなと思います。

ここからは余談ですが、私は元々ビールにそこまでこだわりがなく、気分でいろいろ試すタイプだったのですが、取材の後からコンビニのお酒コーナーに行った際、無意識に「あ、キリンさんのビールだ」と思っている自分がいることに気付きました(笑)。

やはり、造られている方々の想いや、企業にどのような人がいらっしゃるのか、どのような思いで情報を発信されているのかを知るとファンになってしまいますね。

最後になりますが、取材させていただきました平山さん、本当に貴重なお話をありがとうございました!☺️

取材写真_キリン様.001

是非、記事本編もご覧くださいませ。

では、またお会いしましょう!

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