感想
加賀美社長の良識を私は魅力的に感じている。
「僕、アルバイト」というゲームがある。タイトルの元ネタは2008年当時、コンビニアルバイトだった55歳の方が強盗に襲われた際に発した言葉だ。バブル崩壊からの就職氷河期、リストラ、肩叩き……そんな言葉が今より身近にあったあの頃、55歳男性でアルバイト(女性なら子供の手が離れてアルバイト……が浮かぶが、壮年男性でアルバイトは浮く時代だ)でいた彼の身の上を勝手に想い、重苦しい感情に襲われる。
そんな笑い話にできない事情を加賀美社長はゲーム開始前に軽く説明した。リスナーが暗い気持ちにならない言葉選びで軽く説明するところに、加賀美社長の話術のうまさと良識を感じた。説明しなくても配信はできる。でも説明する。責任感のある大人の態度だと思った。
それはつまりカッコいい大人をしているのだ。
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