エリザベス女王杯、福島記念、武蔵野ステークス、デイリー杯2歳ステークス簡易データ
良さそうな動画がありましたので胸熱くしつつ週末を楽しみましょう🥰
エリザベス女王杯データから
エリザベス女王杯の特徴とポイント
馬齢別の成績:
- 2013年以降のデータによると、3歳と4歳の馬が強く、この期間で10勝を含む3着以内に27頭が入っています。
- 一方で、5歳以上の馬は好成績を収める頻度が低くなっています。
リピーターの活躍:
- エリザベス女王杯では、過去に3着以内に入ったことがある馬、またはタイム差0.4秒以内に善戦した経験がある馬が、リピーターとして良い成績を収める傾向があります。
- 5歳以上の馬がリピーターとして1勝を含む3着以内に6頭が入っていますが、それ以外の馬は3着以内に入っていません。
コースの特徴:
- 京都競馬場の芝2200m外回りコースは、スタート地点から最初のコーナーまで約400m、最後の直線も約400mと長く、まぎれが少ないのが特徴です。
- しかし、3コーナーを回ると上り坂、4コーナーにかけては下り坂があり、特殊なレイアウトです。このため、リピーターが活躍しやすいコースといえます。
2013年以降のデータを見てみると、1番人気の馬は【2.2.2.5】と、複勝率50%を維持しているものの、確実に勝てるわけではありません。
2番人気の馬も【1.0.1.9】と、あまり好成績を残していません。
しかし、3番人気の馬は【4.0.3.4】という成績で、1~2番人気の馬の不調を補うような好成績を収めています。
また、4~6番人気の馬もそれぞれ1勝ずつ挙げています。
1996年以降、古馬が出走可能となりましたが、1~3番人気の馬が総崩れするケースは2回ありました。
ただし、これらはどちらも阪神競馬場での開催時のものでした。
京都競馬場での開催時は必ずしもそうではありませんが、「荒れるG1」という先入観を持ちすぎると人気馬を軽視してしまうことになります。
過去20年間のデータによると、逃げ馬の回収率は突出していますが、これは2009年に11番人気で逃げ切り勝ちしたクィーンスプマンテの影響が大きいです。
2007年以降で逃げ馬が馬券に絡んだのはクィーンスプマンテを除いて3回のみであり、逃げ馬が有利とは言えないのが現実です。
基本的には差し馬が優勢なレースですが、直線一気に追い込む馬は厳しい状況です。
4コーナーで10番手以下から突き抜けた馬は、2011年のスノーフェアリーのみです。
しかし、スノーフェアリーは凱旋門賞で3着、英チャンピオンSで3着と実力が別格でしたので、特別な例と考えた方が良いでしょう。
後方待機する馬が上位に入ることは少ないため、アタマを取るのは難しいです。後方待機馬については馬券のヒモ候補として考えるのが無難でしょう。
エリザベス女王杯のデータを見ると、開催時期が遅くなり馬場が荒れ始める影響で、8枠の成績が特に良いことがわかります。
しかし、その他の枠では連対率や複勝率に大きな差はなく、内枠・中枠・外枠で有利不利はあまり見られません。
外枠から複勝圏に入った馬は、多くが優れた末脚(最後の3ハロンのタイム)が特徴的です。
このレースは牝馬限定戦で、距離が長いため、道中で無駄な動きをせずに脚を温存する馬が有利です。
そのため、確実な末脚を持つ馬でないと、良い成績を収めるのは難しいでしょう。
日本調教馬の2連覇達成馬と血統について
これまでに日本で2連覇を達成した馬は、以下の3頭です:
- 1999年 メジロドーベル
- 2004年 アドマイヤグルーヴ
- 2020年 ラッキーライラック
これらの馬はいずれも血統表の5代以内にノーザンテーストの血を引いていました。
また、同じ血統を持つ人気薄の勝ち馬としては、2009年のクィーンスプマンテ(11番人気)や2012年のレインボーダリア(7番人気)がいます。
さらに、「父または母の父がRoberto系種牡馬」である馬も年々活躍が増えています。
例えば:
- 2010年 & 2011年 スノーフェアリー (父 Intikhab)
- 2012年 レインボーダリア (父 ブライアンズタイム)
- 2013年 メイショウマンボ (母の父 グラスワンダー)
- 2021年 アカイイト (母の父 シンボリクリスエス)
- 2022年 ジェラルディーナ (父 モーリス)
次に福島記念
福島記念のポイントと攻略法
前走のクラスについて
2013年以降のデータによると、1~3着馬の前走をクラス別に分けると、以下のようになります
- 国内G1・G2のレース:5勝を含む3着以内に17頭
- 国内G1・G2以外のレース:6勝を含む3着以内に16頭
3着以内の数はほぼ同じですが、勝率・連対率・複勝率の面では、国内G1・G2のレースに出走していた馬が優れています。
そのため、馬券を組み立てる際は、強い相手と戦ってきた馬を重視すると良いでしょう。
性別について
2013年以降、10勝を含む3着以内に入った30頭の中で、牡馬・せん馬が牝馬をリードしています。
牝馬が3着以内に入るためには、過去の重賞で3着以内の成績を収めた実績が必要です。
重賞実績に乏しい牝馬は過信しない方が賢明です。
福島芝2000mのコース特性
福島芝2000mのコースは、下りスタートで最初のコーナーまで約500mあります。
このため、速いペースになることも少なくありません。
ペースが落ち着いても、4コーナーの下りで再度加速し、直線では激しい追い比べになることが多いです。
過去20年の人気馬の成績と戦略
人気馬の成績:
- 過去20年のデータによると、連対率や複勝率、複勝回収率は1番人気が最も高いです。
- 単勝回収率では2番人気がトップです。
- 3番人気も比較的良い成績を収めています。
しかし、1~3番人気の馬のトータル連対率は40%に満たないため、必ずしも信頼できるわけではありません。
配当妙味のある人気馬:
- 5~9番人気の複勝率は約20%を維持しており、配当の妙味を考えると狙う価値があります。
- 超人気薄の馬を狙うよりも、効率的です。
逃げと先行が優勢:
- 2013年以降、この傾向が特に顕著で、4コーナーを回る時点で3番手以内に位置していた馬が毎年最低1頭は馬券に絡んでいます。
差し馬について:
- 差し馬(後方から追い上げてくる馬)が勝てないわけではありませんが、複勝圏内に入った多くの馬が4コーナーで7番手以内のポジションにいました。
- 後方から追い上げる場合、3コーナーあたりから動き出して、前の馬に近づける機動力が必要です。
そうでないと、上位に食い込むのは難しいです。
馬場の特徴
この時期の福島競馬場は馬場が荒れやすく、外差し馬が活躍することも少なくありません。
ただし、福島記念に限っては事情が異なります。
枠順の傾向
2013年以降、外寄りの6~8枠は未勝利で、3着以内に入った馬は5頭にとどまっています。
一方、内めの1~3枠は8勝を含む3着以内に17頭が入っており、明らかに内枠が有利です。
人気薄の馬の狙い方
福島記念では人気薄の馬が好走することも珍しくありません。特に内枠に入った馬は注目すべきです。
内寄りの馬をしっかりマークしておくと、馬券的に有利になる可能性が高いでしょう。
ステイゴールド系の活躍
近年、ステイゴールドの直系馬たちが目覚ましい活躍を続けています
- 2017年 ウインブライト
- 2018年 スティッフェリオ
- 2019年 クレッシェンドラヴ
これらの馬たちが3連覇を達成したほか、2020年にはオルフェーヴル産駒のバイオスパークが勝利し、実質的に同系統で4連覇を成し遂げました。
デイクタスの影響
ステイゴールドの母の父であるデイクタスも注目すべき存在です。
彼は1987年と1989年にミスターブランディを出して2勝しています。
Sadler's Wells系種牡馬の快進撃
2019年以降、Sadler's Wells系種牡馬を母の父に持つ馬たちも優れた成績を収めています
- 2019年 クレッシェンドラヴ (母の父 Sadler's Wells)
- 2021年 パンサラッサ (母の父 Montjeu)
- 2022年 ユニコーンライオン (母の父 High Chaparral)
武蔵野ステークスデータ
東京ダート重賞の特徴と攻略法
関西馬の強さ:
- 東京で行われるダート重賞で、関西馬が強い傾向があります。
- 2013年以降、関東馬が複勝圏に入ったのは、2015年のノンコノユメ(2番人気で1着)と2022年のレモンポップ(1番人気で2着)の2頭のみです。
関西馬の条件:
- 関西馬なら何でも良いわけではありません。
前走で2桁着順だった馬や、前走の単勝人気が7番人気以下だった馬は、武蔵野Sで2着以内に入ったことがありません。
- 人気、実力、勢いの3つが揃っている馬を選ぶのがポイントです。
東京ダート1600mの特徴:
- このコースは芝からスタートするため、前半のラップが速くなりやすいです。
- 特にこのレースは高速決着になりやすく、時計勝負に対応できる馬が重要になります。
1番人気の信頼度:
2013年以降、1番人気の馬の成績は【2.2.1.6】で、信頼度はやや低めです。
3着以内に入った5頭はすべて東京ダート戦で1着になった馬です。
この条件を満たさない1番人気の馬は疑ってかかるべきです。
人気馬の傾向:
過去11年間で、1~3着を5番人気以内の馬が独占したのは1度だけです。
また、2017年と2019年には3連単の配当が100万円を超えました。
馬券戦略:
人気馬が怪しいと感じた場合、思い切って穴馬を狙うホームラン戦略も有効です。
特に東京ダート1600mのレースでは、前半のラップが速くなることが多いので、時計勝負に強い馬を狙ってみると良いでしょう。
コースの特徴
東京ダート1600mのコースは、ゲートを出てから約150mの芝を走り、その後ダートに合流します。
これにより、序盤は速いラップが刻まれることが多いです。
脚質の傾向
このコースでは差し・追い込み型の馬が有利です。
2013年以降、1着になった11頭のうち9頭は4コーナーを5番手以降で回ってきた馬でした。
末脚の重要性
上がり3ハロン(最後の600m)のタイムが最速だった馬は、【6.1.3.3】という好成績を残しています。
このため、末脚(レース終盤での脚の速さ)を重視する戦略が有効です。
一般的な考え方
芝スタートのダート戦では、外寄りの7~8枠が有利とされています。
これは、芝部分を長く走るため、序盤からスピードに乗りやすいからです。
過去20年のデータ
過去20年の枠順別成績を見ると、特定の枠が大きく有利というわけではなく、落ち着いた成績になっています。
これは、序盤からスピードに乗りやすいことが、かえって馬の持ち味を発揮しづらくしているためです。
戦略
枠順にこだわるよりも、出走する各馬の特徴をよく精査することが大切です。
各馬の特徴をしっかり見極めた上で予想を立てましょう。
東京ダート1600mの好走血統
Mr. Prospector系の好成績
2003年以降、東京ダート1600mの重賞では、「父または母の父がMr. Prospector系種牡馬」の馬が多く好走しています。
21頭の勝ち馬のうち、14頭がこの血統に属しています。
キングカメハメハの血脈
最近では、キングカメハメハの血統も目立っています。
例えば、2016年にコースレコードを更新したタガノトネールや、2019年に13番人気で3着となり3連単235万馬券を演出したダノンフェイスなどが挙げられます。
Storm BirdやNijinskyの血統
古くから、Storm BirdやNijinskyの血を引く馬も評価されています。
サンライズノヴァ(2018年、2020年優勝)はこの両方の血統を持っています。
また、Storm Birdの直系馬であるサンライズバッカス(2005年優勝)、ワンダーアキュート(2009年優勝)、ワンダーリーデル(2019年優勝)も活躍しています。
デイリー杯2歳ステークスデータ
デイリー杯2歳ステークスのポイント
勢いが重要
2歳重賞では経験よりも勢いが重視されます。2013年以降の優勝馬はすべて前走で勝利を収めています。
まずは、前走で1着になった馬に注目しましょう。
関西馬と関東馬の成績
関西馬は、10勝を含む3着以内に30頭と圧倒的な成績を誇ります。
しかし、関東馬も【1.2.0.9】と連対率では存在感を示しています。
特に、デビュー以来連対率100%の成績を持つ関東馬には高い評価を与えるべきです。
京都芝外回り1600mのコース特性
デイリー杯2歳ステークスが行われる京都競馬場の芝外回り1600mは、広いコースと長い直線が特徴で、実力のある馬がその能力を発揮しやすいレイアウトです。
1番人気と2番人気の信頼度
- 1番人気: 2013年以降、【4.3.2.2】という成績で合格点レベルのパフォーマンスです。
- 2番人気: 【3.3.0.5】と上々の成績を残しています。
人気馬の傾向
- 1~3着馬33頭のうち、26頭が5番人気以内の馬です。比較的、人気馬の信頼度が高いレースといえます。
- ただし、2019年には3番人気→7番人気の決着で馬連万馬券が発生しているように、毎年堅い決着ばかりではありません。
馬券戦略
- 人気馬に伏兵(中穴)を絡めることで、中穴以上の配当を狙う戦略が有効です。
- 人気サイドを軽視せず、バランスを取りながら馬券を組み立てるのがポイントです。
上がり3Fタイム1位と2位の成績:
- 2013年以降、上がり3F(最後の600m)のタイムが1位の馬は【6.3.2.1】という優れた成績を収めています。
- 同じく、上がり3Fタイムが2位の馬も【4.5.4.1】と素晴らしい成績を残しています。
重要なポイント:
このレースでは、道中のポジションや進路取りに関係なく、末脚(最後の直線での脚の速さ)が優れている馬が好結果を出す傾向が強いです。
馬の選び方:
近走の成績をよく見て、メンバー中で上位の上がりタイムを出せる馬を重視しましょう。
これがレースで成功する鍵となります。
京都競馬の枠順と戦略
枠順の傾向
最近の8回(2013~2019、2023年)の京都競馬において、1~4枠の馬は4勝を挙げ、3着以内に8頭が入っています。
一方、5~8枠の馬は同じく4勝ですが、3着以内に16頭が入っており、後者が圧倒的に多いです。
脚質の影響
このレースでは上がり(最後の600m)のタイムが重視されるため、馬混みで窮屈な競馬を強いられると不利になります。
内枠が必ずしも有利ではないため、馬券を考える際には真ん中から外側の枠に注目する方が良いでしょう。
馬券の組み立て方
強い内枠有利のバイアスがない限り、中間から外の枠に軸足を寄せた馬券戦略がベターです。
アグネスタキオンの活躍
- 施行距離が芝1600mとなった1997年以降、アグネスタキオンは種牡馬として最多勝利数を誇ります。
以下の勝ち馬を輩出しています:
- 2007年 キャプテントゥーレ
- 2009年 リディル
- 2010年 レーヴディソール
- また、母の父としても成功しており、以下の好成績を残しています:
- 2016年 ジューヌエコール(1着)
- 2020年 ホウオウアマゾン(2着)
ダイワメジャーとディープインパクトの二極化
- 近年では、ダイワメジャーとディープインパクトの血統が特に注目されています。
- 9頭以上の産駒が出走し、その約半数が連対しています。
その他の注目血統
- 2022年にはオールパルフェが勝利し、ディープインパクトの後継であるリアルスティールが種牡馬としてJRA重賞初制覇を果たしました。
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