ラジオNIKKEI賞 データ

ハンデ戦では斤量を気にする競馬ファンが多いが、意外と成績の偏りは小さい。

2014年以降、2着以内ゼロの52キロ以下と、複勝圏内皆無の57キロ以上を除けば、どこからでも買える。

特に54~55キロが最も信頼でき、53キロも軽視できない。

春のG1に出走していない馬や重賞連対歴のない馬が狙い目。

福島芝1800mのラジオNIKKEI賞は直線が短く、小回り仕様で3~4コーナーでの器用さや機動力が求められるコース。

過去10年の平均配当を確認すると、単勝と複勝は控えめですが、他の券種は高め。

2014年以降、6番人気以下が13回も馬券に絡んでいることから、波乱のレースであることは間違いないです。

上位人気を軸にしても、相手は手広く流すのがベターですね。

脚質的には前の組が優勢。複勝率・複勝回収率を見ても、逃げ・先行がリードしている。ゆえに軸足は前めに。

差しがまったくだめというわけではないが、小回りコースでは後方から一気に突き抜けるのは難しい。

毎年4角7番手以下の馬が複勝圏に入っているが、簡単に届くとは考えないほうがいい。

内枠1~3が好成績。2013年以降、開幕週移行で内枠優位がさらに強まる。

外枠7~8もまずまずだが、2013年以降2着以内は3頭のみ。うち2頭は12頭立てレアケース。

多頭数では内枠プラス、外枠マイナス評価が正解。

梅雨時のタフな条件で施行されることが多い影響で、Sadler’s WellsやNureyev、Robertoなどのパワーや底力に優れた欧州血脈を持つ馬が強い。

近年では、Kingmamboの血を引く馬も毎年上位に入っており、父系のみならず母系にもその影響が見られる。例えば、2020年2着パンサラッサ(父ロードカナロア)、2021年1着ヴァイスメテオール(父キングカメハメハ)、2018年1着メイショウテッコン(母の父Lemon Drop Kid)、2019年1着ブレイキングドーン(2代母の父エルコンドルパサー)など。

また、母の父にダンシングブレーヴ系の種牡馬がいる馬も要注意で、2019年ブレイキングドーン(母の父ホワイトマズル)、2021年ヴァイスメテオール(母の父キングヘイロー)、2022年フェーングロッテン(母の父キングヘイロー)などの勝ち馬が出ている。

2012年には16番人気のオペラダンシング(母の父ダンシングブレーヴ)が3着で高配当を演出。

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