【ビットコインの下落の理由はまたバイナンス?】

こんにちは、二階堂です。

昨日、今後のビットコインの動向分析noteを作成しましたが、
急落しましたのでシナリオ3の展開に関して説明を追加します。

昨日のビットコインの下落にはいくつかの要因がある中で、
マストでバイナンスがイスラエルの要請を受けてパレスチナの財産を没収、
それが売却されるかもしれない思惑が動いて下落したということですね。

この下落は復活して上昇するのか、もしくは下落し続けるのか。

どちらだと思いますか?

答えを出す前に過去にも同じようなことがあったのか見ていきましょう。

  1. バイナンスの行動と市場の反応

まず、今回のバイナンスの詳細を書いていきます。
2024年8月、イスラエル政府がバイナンスに対して、パレスチナの一部の資産を凍結し、売却するように要請しました。
この動きは、中東地域の緊張が再び高まる中でのものであり、
特に仮想通貨市場に対して強い影響を与えています。
パレスチナ側の資産が売却されるとの情報が市場に広まったので、多くの投資家がこの売り圧力を嫌気し、ビットコインの売却を進めたことで、価格が急落になったという事実です。

「ビットコインの流動性が一時的に増加するリスク」

として市場は捉えたのが事実ということです。

また、バイナンスということも市場にインパクトを与えました。
バイナンスのような大手取引所が今回の政治的決定に基づく行動を取ることが、市場全体の信頼を損なう可能性があるという懸念が広がりました。
このような状況下で、多くの投資家はリスクを避けるために資産を売却したということですね。

つまり、

「一時的なリスク回避」

が答えでもあるということです。

今後、ビットコインのファンダに関しては、

  1. 一時的なリスク回避

  2. 資産を他に移す

を時事問題から読み取ることができるといいです。

今回に関しては、一時的なリスク回避ということですね。

2.過去の類似事件とそのチャートの推移

では、過去にも同様の事件があったのか見ていきましょう。

このような政治的要因によるビットコインの急落は、過去にもいくつか例があります。
その中でも特筆すべきは、中国政府による仮想通貨取引の規制強化が発表された際のケースです。

2017年:中国の規制強化
2017年9月、中国政府は仮想通貨取引所に対して全面的な取引停止命令を出しました。
これにより、中国国内の取引所は軒並み閉鎖を余儀なくされ、当時のビットコイン市場は大きな動揺を見せました。
発表後すぐに、ビットコインの価格は一時的に急落し、3日間で約20%の下落を記録しました。

しかし、その後の数週間で価格は徐々に回復し、最終的にはさらなる上昇を見せました。
この回復の背後には、世界的な需要の高まりや、規制に対応した新しい取引手法の導入がありました。

結果として、中国の規制強化が市場に与えた影響は一時的なものであり、長期的にはビットコインの上昇を阻むものではありませんでした。

つまり、これも、

「一時的なリスク回避」

でした。

2021年:エルサルバドルのビットコイン法定通貨化と同時の市場動揺
2021年9月、エルサルバドルがビットコインを法定通貨として正式に採用しました。
この動きは、仮想通貨業界全体にとって画期的な出来事でしたが、同時に市場に大きな不安をもたらしました。
ビットコイン法定通貨のニュースが発表されると、価格は一時的に急騰しましたが、その直後に大規模な利益確定売りが発生し、価格は急落しました。

この急落は、発表数日間に渡って続き、一時的に価格は約15%下落しました。
この時期のチャートを見ると、最初の高揚感からの急激な売り圧力が発生し、その後は市場が安定するまでにしばらくの時間がかかったことが分かります。
このケースでも、長期的にはビットコインの価格は回復し、さらなる上昇を続けましたが、短期的な市場の不安定さが露呈した瞬間でした。

これは、

「一時的なリスク回避の逆」

になります。

分類としては、一時的ということですね。

3.類似事件との比較と今後の展開

今回のバイナンスとイスラエルの件と、過去の中国帰省やエルサルバドルのケースとの比較から、
いくつかの共通点と違いが浮かび上がります。

・共通点
短期的な急落:いずれの場合も、初期のニュースが伝わった直後に市場は敏感に反応し、
急落を見せました。

市場の不安定化:政治的・地政学的な要因による不確実性が市場に不安をもたらし、短期間で大きな価格変動を引き起こしました。

・違い
市場の回復力:過去のケースでは、市場は短期的な同様の後に回復し、さらなる上昇を見せました。
しかし、今回のバイナンスの件は、特定の地域の資産売却が市場全体にどのような影響を与えるかという点で異なります。
特に、売却資産の規模や流動性に関する情報が不確かであるため、市場の不安が長引く可能性があります。
なので、売却資産の規模や流動性が明確に出ると、一時的なリスク回避で出た資金が戻ると言うことです。

4.結論

「一時的なリスク回避且つ売却資産の規模や流動性が明確になると戻ります」

結果、シナリオ1になります。

今回は、上記の説明を動画でも行っているので、 下記に分かりやすくまとめてあるので、是非ご覧ください。

今後のビットコインの動向分析


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