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ONE PIECE 2巻 個人的に好きなところ

さて、2巻の好きなところを挙げていく前に、ひとつ言いたい。
私はナミさんがめっっちゃ好きである。

子どもの頃にアーロンパーク編を何度も何度も読んで、思い入れが特に強いキャラクターであるのも大きいが、大人になって更にナミさんの強さが胸に沁みた。心底憧れた。(あと単純にかわいい。かわいいのに強い。かっこいい。ついていきたい・・・)

そのため、今後ナミさんの話に偏る可能性大。ご容赦いただきたい。

第9話 『〝魔性の女〟』より

ルフィ『ふーん そんなに怖ェのか そのナミーって海賊は』
ナミ『ナミは私だ!! 海賊はバギー!!!』

ONE PIECE 2巻9話 ルフィ&ナミ

バギーをナミーって間違えるところ、くだらないけど本当に好き! ちなみに私は声をあげて笑った。こういうルフィのしょうもない間違いが好きだ。

そして切れ味のいいナミさんのツッコミ。「まったく話が通じないんだから・・・」と呆れているようなナミさんのお姉さん感がいい。2巻、ナミさんのツッコミシーンめちゃ多い。

ルフィに対して『あんたとしゃべってるとつかれるわ!!』とナミさんは言っているが、私もたいそうふざけた人間なので、家族に何度か言われたことがある。そりゃ会話の半分ツッコんでたら疲れるよね、と反省。
でも、それに対して『まあ おちつけよ』って笑うルフィの呑気さ、たまらなく好きだ。

『私の目標はね 何がなんでも1億ベリー稼ぐこと!!
 そしてある村を買うの!!!』

ONE PIECE 2巻 9話 ナミ

ぐっと真面目な顔になって、自分の望みをルフィに告げるナミさん。
この真剣な顔、かわいいだけじゃない強さを感じられて、急にナミさんの魅力が増す。たったひとコマで「ただものじゃない女の子」と分かるのが凄い。
背景を描かず、台詞とナミさんだけのシンプルなコマだからこそ、ナミさんの覚悟がどれほど強いものなのか伝わってくる。ぐっと心を掴まれる。

第10話 『〝酒場の一件〟』より

・ルフィにバギー玉を放とうと、バギーの部下の一人が大砲の導火線に火をつけようとする。その部下をとっさに隠していた武器で殴り飛ばすナミさん。

その後、ナミさんが『しまった・・・!! つい・・・!!』と心の中で言っているということは、こういった動き・戦闘にナミさんは慣れていたということ。 まだハイティーンのナミさんが、どれほど過酷な中を生きていたか、考えるとつらい。

そしてこの言葉に繋がる。

『私の大切な人の命を奪った 大嫌いな海賊と同類には・・・!!!』

ONE PIECE 2巻 10話 ナミ

その後のシーンで、ナミさんは導火線の火を素手で掴んで消そうとする。
見るだけで、熱い。痛い。とっさにそんなことできる? と驚いたけど、命の重さを知っているからこそ、ナミさんは動けたんだろうな。(それでもこんな勇気がある行動瞬時にとれないよ・・・)

そんなナミさんを後ろから襲おうとする、バギーの部下(けしからん)。計4人を、鞘に入ったままの刀でバキッ!!とやっつけるゾロ。
これ、そうとうかっこいい。

『お前なァ 何遊んでんだ ルフィ・・・!
 鳥につれてかれて見つけてみりゃ 今度は檻の中か アホ!』

ONE PIECE 2巻10話 ゾロ

ちょっと呆れたお兄ちゃん感のあるゾロがよい。まだ出会って間もないのに、長く友達だったかのような話し方。戦闘モードのゾロもいいけど、私は仲間に対して心を開いたゾロが特に好き。

第12話 『〝犬〟』より

バギー『たかだか三人の泥棒なんぞにナメられていいのか!!?』
部下『いけません!』
バギー『声が小せェ もう一回!!』
部下『いけません!!!』
バギー『うるせェ!!!』

ONE PIECE 2巻 12話 バギー&部下

この理不尽さ、好き。

ナミ『あんた達 一体何やってんの 二人して・・・
   こんな道端で寝てたら バギーに見つかっちゃうわよ!』
ルフィ・ゾロ『『よォ 航海士』』
ナミ『誰がよ!!!』

ONE PIECE 2巻 12話 ナミ&ルフィ&ゾロ

このコント見たいなやりとり好き。まだナミさんは正式な仲間になっていないのに、こんなテンポよいやりとりしててさ。とても好き。

第13話 『〝宝物〟』より

『だからお前を ぶっ飛ばしに来たんだ!!!!』

ONE PIECE 2巻 13話 ルフィ

シュシュの守っていたペットフード店を燃やした、猛獣使いのモージ。燃え盛る店を見たルフィが、モージをぶっ飛ばす前に言ったひとコマ。第1話~第13話までで、ルフィが一番キレているひとコマである。
シャンクスから預かった帽子を〝宝物〟と大切にしているからこそ、シュシュの宝物がどれほどのものなのか、ルフィはきっとわかっていたんだと思う。

こんなに感情をあらわにしていたルフィだけど、シュシュの前に戻ってきたルフィは笑顔で。その対比にもジーンとくる。

第14話 『〝無謀っ!!〟』より

ナミ『どなってごめん!』
ルフィ『ん? いいさ お前は大切な人を海賊に殺されたんだ
    なんかいろいろあったんだろ? 別に聞きたくねェけどな』
ナミ『・・・・・・』

ONE PIECE 2巻 14話 ナミ&ルフィ

自分が間違っていると思ったら、素直に謝れるナミさん素敵。ルフィの行動に、ナミさんの中の「海賊」が少しずつ変わろうとしているところ、丁寧に描かれていて好き。
そしてルフィの返しが、(個人的に)なんとなくシャンクスみを感じる。妙に大人で、懐の深いところ。
大人になって、なんだか素直になれなかったり、いろいろこじらせている私は、いつも彼らの行動を見て反省する。素直になろう!

第15話『〝GONG〟』より

ブードル『バカ言え!! 我が町を!!
     わしの〝宝〟を守る為じゃ!!!!』
バギー『バカか てめェは! 〝宝〟ってのはな 金銀財宝のことを言う
    んだ!! 持ち主の威厳を示す輝きをもってこそ宝なのだ!!』

ONE PIECE 2巻 15話 ブードル(港町の町長)&バギー

ここまで、お金じゃ買えないものを〝宝〟というキャラクターが多い中、「金銀財宝が宝!」と言うバギー。気持ちいいくらい、海賊っぽくていい。

ブードルさんの港町は、海賊に潰され荒れ地となった町を、また1から作り直し、成長させ、今の港町になっていったんだって。

私はその話からつい、昔務めていたお店のリニューアルオープンを思い出した。(ブードルさんと比べ物にならないくらい、エピソード軽いけど)
場所を変えてのオープンだったので、本当に1からお店を作っていく感じで、とてもお店に愛着が湧いたし、大好きな場所なっていた。
だからブードルさんをはじめ、町民たちがこの港町にかける想いはどれほどだろうと思うと、苦しい。
大人になるほど、お金の大切さを知るけど、「金には代えられない宝がある」と教えてくれるシーン。

(描かれないと思うけど、40年前にブードルさんの町を襲った海賊は、どんな奴だったんだろ。)

第17話 『〝格〟』より

『コソ泥じゃねェ 海賊だ!!』

ONE PIECE 2巻17話 ゾロ

ゾロさん、1巻の4話で『誰が好んで海賊なんて外道になるか』って言ってたんですよ。それなのに、この言葉。
胸が熱い。それ以上に言葉はいらない気がします。

あとがき

今回もかなりはしょったつもりだったけど、けっこう長くなってしまった。
2巻は大好きなナミさんの登場シーンも多いので、ついつい。

バギー船長が登場すると、にぎやかになるというか、非道だけど面白くて憎めない感じがいい。個人的に『うるせェ』のくだりが本当に好き。

好きなところにちらっとも触れていないけど、猛獣使いのモージ操るライオン・リッチー。
私の誕生日は彼と同じである。

え! もっとかっこいい(かわいい)キャラクターがよかった!! というのが本音だが、彼は『場の空気を読んでいるように見えて、実は食べ物のことばかり考えている』らしい。割と私に近かった。


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