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タロット 当たる?当たらない?

昨日も書いたが、私は「偶然に引いたタロットは本当に当たるのだろうか?」という疑問を捨てきれずにいた。

なので、その点について考えてみることにした。

図書館で「LEARNING THE TAROT 」(Joan Bunning著/駒草出版)を借りてきた。

この本に、「偶然によって選ばれたカードには特別な意味がある、と主張することはできるのでしょうか?」とあった。いろいろ書いてあったけれど、

『意味とは内なる現実と外なる現実との結びつきによるものであり、…すべてのものごとにはメッセージがあります。しかし、それがメッセージだと受け止められるのは、私たちがそれに耳を傾けるために心を解放した時だけです。…人生についてより深い真実を見つけようとする心からの望みをタロットへ託すからこそ、カードは私たちに意味を伝えてくれるのです。』

とのこと。「偶然は必然」ってことか。なんだかフワッとした印象だ。フワッとした感じは決して嫌いではないが、当たる当たらないの回答にはなっていない。

以前にアドバンスカラーセラピー®︎という講座を受講したことがあった。10数種類の色カードから一枚を選ぶ。そこに書かれたキーワードから思い浮かぶイメージを連想していく。ちなみに、キーワードは人種や世代を超えて、私たちが無意識で共通に認識しているものが選ばれている。このセラピーを行うと、無意識領域にあるイメージや感情が浮き上がり言語化され、心がすっきりしたり、頭の中が整理されたりする。

おそらくタロットカードも同じような作用があるのだろう。自分の感情を見つめ直したり、思考を整理するために使うのだろう。今まで問題だと思っていた事がそれほど大したことではない、といったような別の視点を提供してくれるものなのでは、と思う。

だから、きっとタロット「占い」とはいうものの、「当たる/当たらない」という考え方がそぐわないのだ。どちらかというと、心理カウンセリングのようなツールとして使うのがしっくりくるな、と感じた。







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