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自分に落ち込んだときにすること。

どうして自分はこんなにだめな人間なんだろう、と定期的に落ち込む。もともとポジティブ思考ではない。わたしの気分の揺らぎは躁鬱気味で、根拠のない自信に満ち溢れているときと、自分のだめなところの羅列からはじまる自尊心の自傷をするときが交互にやってくる。いまは後者がわたしの中で渦巻く感情だ。何年生きていてもこの感情から自分を救ってやる方法が見つからず、本を読んでも、買い物をしても、ついには好きなアーティストのライブに行っても気持ちが晴れなくなってきた。もともと嫌なことから逃げる癖がある。傷つくだろうと勝手に思い込んで自分を負の感情で陥れて挑戦自体を拒む最悪の癖がある。これをなんとかしたくてマルタへ飛んでみたけど、帰国して惰性にまみれたら最悪なことにその癖はやはり顔を出した。マルタへ行ったことは決して無駄ではないし、挑戦したからこそ得られた友人、経験、思考がある。またこういう挑戦がしたいが、いかんせん金がない。そう、金がないと人は心に余裕がなくなるのだ。お金を得るために就職活動するも、どうしてもうまくいかなかった大学時代の就職活動が思い出されて、自分が情けない存在にしか思えないから良いアピールができない。良いアピールができないから面接でうまくいかない。面接でうまくいかないから仕事が決まらない。仕事が決まらないからお金がない…。悪循環の真っただ中で、わたしはぶくぶくとおぼれていく…。
このまま沈んでしまうと、また人生を後悔して情けなさが増倍するだけなので、少しでも浮かんでいけるようなことを考える。そのための戒めを挙げると、この5つ。

・自分で自分を陥れることを極力やめる
・わたしには大切にしてくれる友人と家族がいることを忘れない
・誰かから言われたうれしいこと、貰った素敵なもののことを思い出す
・生きてるだけでお金がかかるけど、生きてるだけで尊いことを忘れない
・つらくてどうしようもなかったらお酒飲んで寝る

わたしは、たぶん恵まれているほうだと思う。だけどわたしはときどきそれを忘れてしまう。それが本当に愚かでどうしようもないところだと思う。治せないなら折り合いをつけるしかない。たぶんまだまだつづく人生の中でわたしは何度だって自分を陥れて落ち込んで憐れんで嫌いになって沈んでいく。それでも何度だって浮かび上がれるように、生きていかねばならぬ。