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魔女との会合

まだ明け方2時半なのに
上から起こされてしまった。




「あの話を書いておけ」と。




書いていいって許可もらってないから
彼女、怒るかなあ〜?💦
でも日本語だからいいよね?


(って、いつも許可なんてもらってないけどw)




来月の引っ越しを前に
魔女ママとの会合の頻度が増している。




彼女は今日はバンジョーを手に
美しい歌声で歌っていた。
そして、ふと




「・・引っ越し先で
makiは友達できるかしら?」




と呟いた。




どうだろうね〜と答えると、




「”私はスペースシップで暮らしてるので
やたらめったら誘わないでください”って
名刺に書いておけばいいのよ。
わかる人だけが声をかけてくれるわ」




と笑った。




「ねえ、そういえば、よく何も言ってないのに
私が宇宙船で暮らしてるような人間だって分かったね」




と言うと




「I have some spaceship-friends🛸
そういう友達、他にも何人かいるから
見れば分かるの」




と、しれっと言った。
やっぱこの人、只者じゃないなあ。




こんなに豊かな時間の使い方を
教えてくれる友達も他にいなかったけど




かと言って
地球や自然に深く精通してるだけかというと
それも違う。




「貴女って、不思議なんだよね。
私よくね、貴女のことを



”彷徨える宇宙人に地球の美しさを教えてくれる
親切な白魔女” って感じで、宇宙友達に話すの。




でも貴女は、ものすごくEarthyな(地球っぽい)んだけど
人間ぽくもないというか・・完全に三次元でもないんだよね。
なんなんだろ?」




と言うと、
魔女ママは少し間をあけて




「私ね、不思議な夢を見たことがあるのよ」




と話を始めた。




「夢なんだけど、夢じゃなくて本当にそこに行ってる・・
って感覚、分かるでしょ?




その夢の中で、
西部劇に出てくるような町に私はいたの。




道端に、ものすごいお年のおばあさんがいて
私は彼女のことがすごく気になって、後をつけたわ。




彼女ね、おばあさんなのに早いのよ!
ヒュッ ヒュッ ヒュッ って
縦に横に移動してね




頑張ってやっとついていったら
そのおばあさん、あるお店に入ったの。




私も客のふりして、後からついて入ったわ。
扉を開けると、ドアについた大きなベルが
カランコロンって鳴って




中に入ってビックリよ。
そこはね、魔女の小道具を売ってる店だったの。
クリスタルとか、キャンドルとか
本当、いっぱいあってね




夢中で見ていたら、うっかり引っ掛けて
火のついた蝋燭を倒してしまった。




どうしよう!危ない!って咄嗟に手を出したんだけど
なんとその蝋燭は、ひとりでに起き上がって
火事にも何にもならなかったの。




もう一本試しに倒したけど
その蝋燭も勝手に起き上がるのよ。




驚いて見てたら
いきなり目の前に例のおばあさんがいて
ヒッ!てビックリして




おばあさんは私の目をじーっと覗き込んで
”あんたを知ってるよ。あんたは砂漠の女だね” って言ったの。


(実際、彼女は砂漠の村で生まれてます)



そして、私の体をスキャンし始めた。




”美しい、あんたはとても(中身が)
美しい・・”




って言って、
私のオーラフィールドの中に入ってきたのね。




それでビックリして
わー!!!!って目を覚ましたら
なぜかそこは
コロラドの母の部屋の、母のベッドの上で




本当に、私はコロラドにいたのよ!




で、え?何ここ?
どうしてここにいるの?
わー!!!!ってまた寝て、わーって起き上がったら




その時は、カリフォルニアの私の
ベッドの上だったのよ」





魔女ママの話を
私はゾクゾクしながら聞いた。




「それ、絶対、アストラルトラベル(幽体離脱)だよね。
今までにもそういうことあった?」




と聞くと、ないと言う。
その夢も、だいぶ前に見たきりだという。




なんとなく分かった
彼女が地球っぽくない理由が。




「本当は多分、こっち(宇宙側)に近い人なんだね・・」



「「多分ね、簡単に繋がれるのよ、そっちに。
だから敢えて、自然に触れたり、草花や動物に意識を持っていくことで
自分を地面にグラウンディングしてるの」」




私たちは同時に
同じことを言った。




彼女は地球を体験するために
敢えて自分に碇を下ろしてる。
OKさえ出せば
いつでも浮かび上がるのだ。




「私の母はね、オッドアイ(左右の目の色が違う)のよ。
カッコイイでしょ?
私もそうだったらよかったのに。


オッドアイって、中世では魔女の証だったの。
その目を持つ人はすぐに魔女だってバレて
狩られてたのよ・・」




私は彼女の美しい
青みがかったヘーゼルの瞳を
初めて真正面から見つめた。




どこかにトリップしちゃいそうだった。
本当にマジカルで、なんて美しい魂・・




どうか彼女が彼女のまま、
自然のまま、在れますように




彼女の ”存在” が守られますように





彼女の美しさ、稀有さが、
周りから真に理解してもらえますように




心からの愛を送って
今日は真夜中にこのnoteを書いた。
















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