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20240530 もっと自由に、魂の赴くまま。



2ヶ月間オリンピックの海外勤務を終え
帰国した翌日からは
また3ヶ月の大型番組に突入。

その間もつぎに立ち上げる
番組の企画立案を要請されたり
大きな事件が起きたら
ニュースにヘルプに行ったり
僕のスケジュールはつねにパンパン。

同時にいくつもプロジェクトを抱え
本当に忙しかったけど
そんな自分をかっこいいとも思っていた。

大型番組をいちども経験せずに
協会人生を終える人もいるのに
ありがたいことに僕は何度も
そういう機会に携わることができた。

年収も1400万くらいもらっていた。
おそらくサラリーマンとしては
高額な部類に入るだろう。

知らない人はいない大きな会社に入り
何不自由ない生活が保証されているし
老後も安泰。

仕事の成功だけではなく
美人の妻とかわいいこどもに囲まれ
完璧な人生。

確かに、そうだった。
それらを手に入れれば幸せになるんだと
信じて疑わなかった。

でも。

誰もが羨むようなものを
すべて手にしているのに
僕の心は悲しいくらい晴れなかった。

おかしい。

みんなが欲しがるようなものを
ぜんぶ持ってるのに!
なんで幸せって思えないの?

これ以上、何を手に入れたら
幸せになれるの?


あの時の自分は、愚かだった。

公園で昼間からのんびりしてる人を見ては
「ぼーっとしてんじゃねえよ!」
と憤りを感じていた。

仕事が遅かったりうまく進められない人を
切り捨てるような言動をしていた。

稼げない人結婚できない人に対して
ダサっ!と小馬鹿にしていた。

この世界に適応できない人をまとめて
ダメな人とレッテルを貼っていた。


あの時の自分が、今の僕を見たら
「The ダメな人」と小馬鹿にし断罪するだろうw


僕は、すべてを捨てた。


そうしたら、いつのまにか
本当に欲しかったものを
すべて手にしていた。

富、名声、家族、信用、
どんなに得ても感じられなかった
「幸せ」が
あちこちに満ちていることを知った。

それどころか
忙しいサラリーマン時代には
どうしても得ることができなかった
時間や人間関係の自由も
手に入ってしまった。

好きな時に好きなことができる
時間の自由は
報道の世界に身を置く自分にとって
いちばん渇望していたものだったが
それもあっさり手に入った。

いちばん恐れていたお金についても
その心配は杞憂だった。

可処分所得のことを考えたら
サラリーマンの悲哀を感じずには
いられなかった。
サラリーマンは、現代の奴隷ですw


すべてを捨てたら、すべてを得た。
ついでに若返った笑

これこそが、この世界を生きる
とても大切な教えだと思っています。

この世界はパラドックス。

あなたが身につけた常識とは
真逆のことこそ宇宙の真理。

神様はそれをわかっているので
その覚悟を示した人にだけご褒美をくれる。

それが腑に落ちた時
僕はニンマリせずにはいられなかった。

飛び出して、よかった、と。






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