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【国内・鉄道】鉄道に詳しくなる007:関東周遊車窓の旅が¥150で???(その1)

旅行業界に賑わいが戻ってきています。東京の街中ではインバウンドの観光客を見かけるようになり、日本から海外旅行に出かける人も増えてきているのです。週末にちょっと足を伸ばして、1泊2日で温泉にいく人もいるでしょう。とはいえ、相変わらず給料も変わらず、物価が高騰している状況では、

「飛行機や新幹線を使った旅行するほどの経済的な余裕はないよ!」

という声も聞こえてきそうです。

そんなあなたのために、今回から格安初乗り運賃で旅行気分を味わえる方法を紹介します。では、そのしくみを理解するために必要なJRのしくみについての知識を軽く頭に入れておきましょう。

JRの料金体系:運賃と料金の違い

乗り物を使うときに支払う対価には「運賃」「料金」があります。ちなみに、この区分はJRだけではなく、航空運賃も含めて交通機関全般に適用できます。

「運賃」乗車の際に必ず支払うべき対価(旅客運賃)
「料金」旅客運賃に付帯するサービスの対価

「運賃」とは?

「運賃」とは、簡単に言えば切符の額面に書いてある料金です。例えば、東京・山手線の場合の初乗りは150円(2023/03/29現在)となっています。なお、SuicaなどのICカードで乗車すると「IC運賃」が適用され、通常の切符より安くなることがあります。

「料金」とは?

「料金」とは、快適な乗車体験を得るための追加サービスに支払う対価です。以下の2つのサービスで名称が異なります。

「速さ」に対して 特急料金
「設備」に対して グリーン料金・寝台料金・座席指定料金

特急電車は普通電車よりも早く目的地に到着できます。つまり、時間をサービスとして購入しているわけです。ゆったりした座席や横になれるスペース、またはギリギリに乗車しても席が確保されている、などは設備の専有をサービスとして購入していることになります。


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