ピロリ菌を除菌した話(ルポ)

大学3年生の時、胃の不調が甚だしかった。これはいかんと思い胃腸科を受診。検査の結果、「ピロリ菌」が胃にいることがわかった。

ヘリコバクター・ピロリ (Helicobacter pylori[1]) とは、ヒトなどの胃に生息するらせん型のグラム陰性微好気性細菌である。

ふぅん?

つまりは、胃酸などpH1の強酸性でもしぶとく生き残る、微好気性(酸素濃度が通常より低い箇所を好む)細菌とのこと。ほとんどの細菌は胃酸にやられて死滅してしまうが、ピロリ菌は酵素の力で胃酸中の尿素をアンモニアに変え、胃の中を局所的に中和することで生き残っている、とのこと。生存のための知恵えぐすぎ。そんなに進化してもらっても困るんですけども。

 ちなみに父親もピロリ菌に感染していたことがあるそう。ピロリは遺伝することもあるんだって。
 で、自分の胃は胃潰瘍とまではいかなかったが、胃壁が荒れていて慢性的な胃腸炎みたいな状態だったらしい。

 胃腸科の先生から「除菌しましょう」といわれたとき、スプレー的なもので胃をシュッシュするイメージがわいてしまった。実際はカプセルの薬を2週間ほど忘れず飲み続けることで、ほとんど除菌が可能らしい。

 僕も体調がよくなかったため、薬を飲み続けることは忘れることがなかった(体調がよくなると途端に飲むのを忘れてしまうのですが)。その後の検査結果で、除菌が成功した(?)ことがわかった。

さいごに
胃の調子が悪いときは、内科よりは胃腸科に行った方が専門性が高いので精確な判断を下してくれる可能性が高いです。また、親戚にピロリ菌持ちがいれば要注意。あなたの胃にもアイツがいるかもしれません。

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