S2019-53 修善寺ロードレース

今回は弟の受験も終わり、父は仕事だが母と弟も帯同。家族旅行も含めてのレースという形。

しかし、土曜日の夜に弟がスノボから帰ってくるということで、日曜日になった2時間後に出発。

睡眠は約2時間。東名を飛ばし、小田原パーキングで仮眠を図るも、失敗。そのまま現地入り。

マネージャーミーティングを済ませ、試走へ。下りは集中してバイクを倒せば大丈夫そうだ。しかし…

登っていると、もう身体が全体的におかしい。まず、肺周りがチクチクと痛い。気管が微妙に血混じりで、足腰もよろしくない。ふくらはぎが、力をかけると電気が走る感じ。南魚沼ロードの車中泊と、同じようなモノを感じた。

「調子悪い」という言葉を使いたくはないが、あまりにも体調が悪すぎる。

ひとまずE3の応援を終えて、12時前まで車で横になる。1時間ほどは意識を失い、肺周りの寒気は幾らか緩和された。それだけでも大きい。

13時になったので、アップ開始。ケイデンスは上がる。肉体というか、筋肉の機能はそこまで問題無いらしい。ただ、心拍が上がったまま落ちづらくなっている辺り、体力面でのダメージはあるんだろうなと思いながらローラーを回す。

かなり汗をかくまで回し、温まり切ったので終了。
出走サインを済ませ、軽く周りをうろついてから、バイクを並べた。謎に前から2番目という…まぁいいけど。

コースインすると、最前列に。ぶっちゃけ最初の登りがすごく広いので、前にいる必要はそこまでないと思ってたけど…

てか、E2人数少なすぎな。他クラスタの半分だよ。

スタートしてローリング。E3と比べて、まず怒号が少ない。というか、そんなに危ない動きをする人はいない印象。

…と思ったら、一人だけとんでもないのがおった。

下りで自分と横の人の間にねじ込んで、右側のこちらにもたれかかってきたと思ったら、左斜め前に遮光していく選手。

流石に周りから「遮光すんなよ!」と怒られていたけど…気にもせず、無理やり上がっていった。(ちなみにその彼は、中盤の下りで単独落車して倒れてたけど)

下り切るまでローリング。ここは前段でクリアできた。2号橋を渡って登りに入ったところでアクチュアルスタート。予想通り登り口はペースが上がる。先週の広島と同じね。ここはキツくても耐えないと。

……いやキツイなこれは。。。

パワーは出る。ちらっと表示を見ても、ダンシングの出力は練習どおりだ。しかし、息が苦しい。激坂と言う程の登りではないのに、ここまで息が上がるものか? 昨年のツール・ド・おきなわ前半の上り、睡眠不足で頭が真っ白になっていた事を思い出した。
その経験で考えると多分これ、耐え続ければ徐々に息が太くなるんじゃないかなと考える。そこに至るまで、俺はこの集団に残っていられるかだ。

何とか1回目の登りは前段でクリアし、ラップへ戻ってくる。レース後に確認したら、3番手だったみたい。でも正直、ここの平坦(微妙に登り基調か)ですら、息苦しく、辛かった。

2周目。2号橋までは先頭付近で下り、登りへ。すると、1人下ハンを握って飛び出す。かなり勢いがあり、差がつく。

行くしかないと思った。息は苦しい。でも、この集団で耐える走りをするよりも、あの選手にジョインして攻める方が何かが起こる可能性はある。勾配率が上がり、集団が緩んだところで一気に飛び出した。苦しい。練習でこんなに苦しい事はなかった。

何とか上りの途中でジョイン。下りで踏む。キツい。でも、ジョインしたからには逃げに持ち込むために回して、前に出たら全力で踏む。何とか下りきった、

しかし、最終カーブ直前で、集団が一気に上がってきた。3-25ぐらいでは、登り返しの勢いが違うのな…

逃げは許されなかった。捕まってしまった。両側から蓋をされる。そして、集団の後ろの方へ。

3周目、飛び出しがたたり、登りで最後尾まで落ちる。とびだした三人仲良く最後尾近くにいる。そのまま下りへ。集団が縦に伸びるので、かなり前と距離ができてしまう。

しかし、2号橋の下り直線で勢いをつけ、登りで前に食い込む。耐える。耐えるしかない。もう一度飛び出す勢いが出せないのだ。悔しいが…

だが、徐々についていけていない事を感じ始める。心拍も、全く落ち着かない。

そして、一旦平坦を挟んだ先の急勾配で、ついにドロップ。集団が下りに入ると、一気に離されてしまった。

ここからは、自分との戦い。

何をするべきか。

後ろからくる人に抜かれないこと。そして、前から落ちてくる人を、抜く事だ。

そのためには、レースが続く限り、一定のペースを刻む必要がある。

4周回目から、登りはテンポ(270-320w程度)でシッティング中心に体幹を意識し、スピードも落ちないようにして登る。そして、下りでとにかく踏む。これを繰り返す。

5周回目も、その次も、その次も、そして8周回目も全く同じことを貫いた。結果、後ろからくる人には抜かれず、前から落ちてくる人を何人か抜くことができた。そして、周回を重ねるごとに、息苦しさが解消されていた。(おせーよ)

しかし、9周目に入る前にトップと差が大きく開き、レースを降ろされた。最終的には21~22番手で降りた。千切れてから、ここまで何とか持たせられたのは、ペースを刻んだからだろう。完走したのは16人で、かなり削られていた。もっと登れないと、このコースは太刀打ちできないな。

要は、この走り方が単純に速度的にレベルアップした中でできるのか?という問にYESといって走るだけなのだ。練習すればいいだけ。除脂肪すればいいだけ。軽くなった状態で、今よりも出力が上がればいいのだ。そうすれば、序盤の飛び出しで逃げを決められる展開を自分で作れるのだから。

と言うことで、今回は自分の力的にも、今日に限っての体力的にも、かなり厳しいレースだったと思う。やはり100%練習のモノを出していくには、体調管理は必須なんだなと。ホテルで寝なきゃだめだ。

色々書いたが、寝不足で段々と何を書いてるのかすらよく分からなくなってきたので、振り返りはここまで。

もう一つ。これから先の事だ。

3週間後にまたここでチャレンジロードがある。全日本選手権の切符がかかっている。

だが現状、これに出る意味に疑問を感じる。

相手は恐らく今日よりも格上。関東学連の上位勢がゴロゴロ出てくる。三週間で、今日全く太刀打ちできなかったコースに、そいつらとまともに渡り合う力をつけられるほど、スポーツは甘くないと思う。それに、本当に狙うなら、本番1週間前は調整に振る必要もある。

それは果たして自分のためになるのか?例え仮に全日本がかかっているとしても。

答えはNOだと思う。敵前逃亡とかそういう意味ではなく、今の現状には意味のない行動選択だと思うのだ。

ならば、何に向けて今練習をしていくべきか?

まずは、4月末の群馬に向けて鍛錬をつもうと思う。1ヶ月半残っているので、実質5週間は、かなり追い込めるのだ。

しかも、群馬は勝てるイメージがある。ここで結果を狙うために、5週間苦しむほうがよっぽど自分にとってはベストな選択だと思う。

よって、予定していたレースは、取手クリテ以外は全てキャンセルし、積極的に、外の練習会・選手にコンタクトを取って、5週間気を張り続ける。経済的にも、それはベストな選択だろう。群馬は、ホテル等もしっかり手配して、万全な状態で望むつもりだ。

明日は帰宅してすぐバイトなので、束の間の休息にせざるを得ないが、火曜日からまずは日曜まで、全力で練習、休息、栄養摂取と向き合って、自分と戦いたいと思う。

ねよ

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