S2019-69 JCRC群馬 2時間 5位

来週にJBCFの群馬CSCがある1週間前の本日、丁度群馬CSCでJCRCも開催ということで、同じコースなら行くしかないと思いエントリー。

出走クラスは朝の2時間エンデューロと、午後のトップクラスSA。2時間では物足りないなと感じ、無謀ではあるがダブルエントリー。

【2時間エンデューロ】

出走は約60名。様々な脚力の人が混在しているので、早めに前で展開を作りたいところであった。

スタートは運良く先頭。ローリングもほぼ先頭で終え、大体ヘアピン下りの終わりあたりからリアルスタート。

見た感じE1~2の人がそこそこ居て、JPTの人も一人居る。この人達の中には確実にいなければならない。
スタートが先頭だったので、そこまでガツガツ行く必要もない気はしたが、トレーニングにもなるし、練習は積極的に行くべきだと思って、下り始めで飛び出した。

誰かが無駄追いしてくるか、わかっている人が泳がせるどっちかだと思っていた。後者だった。

独走状態となり、そこそこ集団が見えなくなってきたところで、2人ほどブリッジを掛けに来た。自分的には捕まるまでガンガン行きたかったので、「下りは本気で踏みましょう」とだけ言って、53T-11Tに入れて本気で走った。3回程下ると、二人とも居なくなっていた。

結局、独走は2周回目の心臓破りの先でキャッチされた。見た感じ集団は30人ぐらいには減っていたので、「しっかりとレースしに来た人」の集団になったのかな?と思い、ローテーションに加わった。「ガンガン行く」のも狙いの1つだが、この状況を自分から作って、捕まってからもちゃんとローテに加わることで、「コイツはやるかも」と周りに少しでも意識して貰いたいという気持ちもあった。

そこから確か5周回目までは、インターバルが断続的にかかる状態だった。自分は終始前でローテに加わりながら、集団が緩む瞬間に自分から仕掛けるタイミングorマークしている選手(JPTの人、E1の人。Pの人は明らかに楽に走っているのが見て取れた)が仕掛けるタイミングを待った。

6周目の心臓破り登り口で、Pの人が一気に上げた。自分はローテしている中でそこそこ後からの追走スタートになり、かなり心拍・足共にキツくなった。反応したのは自分含め5人。自分が最後尾だった。最後の急勾配でかなりレッドゾーンに突入していたが、「ここで耐えて抜ければ、多分安定逃げになる」と思い、フォームが崩れそうになったが何とか我慢した。

心臓破り先の下りで、一気にペースが上がる。メンバーの一人が、「下りは全開で!ここでマージン作るよ」と声掛けをして、バックストレートを60km/hオーバーで一気に下る。案の定差が生まれた。

7周目から10周目までは、下り全開・その勢いで一気に坂・心臓破りはペースでの意識で、6人で回しながら後ろとの差をかなり広げた。最後に聞いた時は「後ろ15人で1"15以上」という声だった。残り30分を考えれば、ほぼ勝ち逃げ。この5人(途中1人ドロップ)の中の順位だなと、メンバーも理解していた。

11周目。セオリー通りに心臓破りまでこなし、ペース登坂を開始。既に60km近い所まで来ていて、インターバルは少ないとはいえ、そろそろ脚もきつくなってきていた。そして、「まだこのペースで行きたいところだな…」と思った登り中腹。Pの人が一気に上げた。

メンバーの一人が「貯めてたのかくそ!』と言って反応した。自分はと言うと、完全に遅れた。あとから冷静に考えれば、かなりあり得るシチュエーションだった。完全に準備不足&体力不足。他の3人は自分よりワンテンポ速く腰を上げていてチェックしたが、自分は遅れた分、かなりの無駄足を使い、差を付けられてしまった。しかも中腹でのアタックだったので、最後の急勾配に入る時点でレッドゾーン。自分が登り切った時には、もう4人は下って次の登り返しに入っていた。本当に一瞬の出来事なのだが、バックストレートにローテで全開で入った4人に、追いつく事が出来なかった。

しかし悔しがっている場合ではなく、まだ25分ある。後ろの集団に捕まったら最悪なので、一人旅ではあるが、セオリー通りにペースを刻んだ。

結局そのまま抜かれることはなく、5位で終了。終わってから一気に悔しさが来た。

まずは自分の力不足。50kmを超えたところで、Pの人の残り体力と比べたら、どれぐらいの差があっただろう。

50kmまでは、最優先のE2のイメージ練習でやってきた。なので50km到達までは、かなり自分の中でも余裕を持てていたと感じていた。その先が自分にとっては鍛え足りない部分だった。練習で出来ないことが、試合でポッと出るなんて、そんな都合の良いことはない。

150km乗る練習の中で、しっかりメニューをこなしていける体力がなければ、この先通用はしないと思う。

もう一つは、勝負勘というか…展開への準備の無さ。アタックに備えられなかった集中力の欠如。「このまま5人でもつれ込む」と、心のどこかで決めつけに走った未熟さ。遅れず反応出来ていたら、その後どこまで保つか分からないが…その場は喰らいつけた可能性もある。もっともっと、人と走る時に前に行かせない意識を自分に植え付けないと。その先に、余裕のある走りが生まれるのだと思う。

やはり、格上の相手に叩かれて貰える気付きは多い。これをトレーニングに落とし込めるのは貴重。

間違いなく、これからの練習は自分の中で1つレベルが上がると思う。

P.S. 去年の春あんなに「群馬の登りはキツすぎる」とか言ってたのに、今日は何かもうほぼ平坦だなぁと思った。

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