【コミュ障でもいける】OSCE攻略法
このnoteでは、コミュ障でもOSCEには合格できる、ということをコンセプトにしています(特に医療面接には重点を置いて解説します)。
僕がもちろんその一人でしたがなんとかなりました。結果は大学バレの可能性があるので、下の方で載せます。
まず、OSCEに関して言えることは、「とりあえず合格すれば大丈夫」だということです。
CBTでは、人によっては(僕もそうですが)9割を取る、というのが一定の目標として立てられていますが、OSCEに関してはそういった「何割を取る」というのを目標にしなくて大丈夫です。
まずは「合格」を目標にしましょう。
さて、このOSCEという試験ですが正直難しいです。その理由は簡単で、内容がどんなものかよくわからないからです。
先輩に聞いても、「本番はなんとかなる」と言われることが多いかもしれません。僕はそういうのはあまり好きじゃないので、できる限り詳しく当時の様子も含めて、どうしたらOSCEに合格できるのかを伝えていくつもりです!
まず、OSCEとは?
そもそも、OSCEとはどういうものかについて解説していきます。
Medic MediaがOSCEについて概要を書いているので、そちらを基本的には参照してください。
OSCEはCBTと並んで医学生が病院実習(ポリクリ)に臨むために必要な試験です。CBTがパソコンでぽちぽちするものに対して、OSCEは実技試験です。
CBT・OSCEを実施する本部であるCATOが出している「臨床実習開始前の『共用試験』 第17版(令和元年)」によると、OSCEは6つのステーションに分かれており、それらは以下の通りになっています。
①医療面接
②頭頸部
③胸部or全身状態とバイタルサイン
④腹部
⑤神経
⑥基本的臨床手技or救急
①②③④⑤は必須です。ただし、③と⑥に関しては大学の判断により片方、もしくは両方を選択することがあるので、今までの大学の傾向を把握しておく必要があります。
サンプル課題はCATOが提示しているので一度目を通しておいた方が良いです。
範囲についてですが、以上の6つのステーションから原則構成されています。しかし、大学によっては7ステーション以上のステーションを実施する可能性があり、この場合は③と⑥の2つを両方選択する場合や、「四肢と脊柱」というステーションから選択する場合があります。
最大で9ステーション選択できるということになります。
ところが、正直全部実施する大学はまれで、だいたい6つのステーションで終わりだと思います。これに関しては自分の大学の傾向をよく知っておくことが重要です。
また、基本的に⑥の基本的臨床手技は出ません。なぜならこれには採血が含まれており、機材準備的な面、安全面で試験を行うのが困難だからです(といっても実は去年熊本大学?かどこかで採血が試験で出てきたらしいですが、まあそのときはみんなできないので潔く諦めるのが良いかもしれません)。⑥で出るとしたら心電図測定の問題くらいです。
そのため、⑥では原則救急が出ると思って大丈夫です。
僕の大学では③はいつも胸部が選択されるのですが、なぜか去年はバイタルサインが出てきたので、これに関してはどちらも対策をしておくことをオススメします。
さらに、四肢と脊柱も出ない大学が多いです。僕の大学でもここは出るんじゃないかと噂されましたが結局出ずに終わりました。
先ほどの資料によると、2018年度にOSCEを受験したのは9,232名で、そのうち四肢と脊柱を受験したのは1,260名と全国の医学生のうち約15%ほどしかいませんでした。これも今までの自分の大学の傾向を知っておくことが重要になってきます。
問題はこの各領域の時間です。①の医療面接は10分間ですが、それ以外は5分です。この5分、思ったより体感短いので時間的な意味でも練習はしておく必要があります。
また、各領域2つまでなら落ちても留年することはありません。補修は受けることになりますが、基本的に2つ落としたからといって留年することはないと思って大丈夫です(大学がよほどブラックなら話は別ですが)。
ちなみに落ちる基準は学年平均の外れ値になることです。つまり学年の平均を大きく下回ると落ちてしまいます。
逆を言えばまわりがミスったところを自分がミスってもあまり合否に関係しないということです。
OSCEの勉強で準備するもの
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