客観的に観る

 厚労省は都道府県からの報告を一々「確認」していましたが、追い付かなくなり、途中から「未確認」の数値も発表するようになりました。
 そのためそれ以前の値との整合が取れなくなったので、以前のものを全面改訂しました。なお今回からデータは東洋経済のものを使用しています。

200427_累計数

 上は累計ですが、これを見て「まだまだ増えてる、あぶないな」と思うのは早計です。テレビなどのメディアはこういうデータで煽りますが、見方が浅すぎます。

200427_日毎感染者数

 そこでまずは日毎感染者数(新規感染者数)を観ます。緊急事態宣言の効果が出て減って来ているのが分かります。単純移動平均(5日間)も示しましたが、4月12日から減って来ています。4月8日から緊急事態宣言が実効化され、潜伏期間を考えれば妥当な結果だと思います。

200427_日毎重症者数

 残念ながら日毎重症者数(新規重症者数)は未だ横ばいです。こちらにも単純移動平均(5日間)を示しています。こういう治療法が早く確定するといいのですが。重症化を防ぐ個人的見解は、こちらこちらです。

200427_重症化率と重症死亡率

 そこで重症化率と重症死亡率ですが、重症化率が5%くらいで、重症死亡率すなわち重症者の死亡率は54%くらいです。
 ここ1週間で数値が上がったのは、前述のとおり厚労省が、発表する数値の内容を変えたため、下記のように死亡者数が急増したからです。

200427_日毎死亡者数

 かかっても重症化しさえしなければ大丈夫ですので、先にも書いたやり方でしのいでください。

 ところでこういうHPを見つけました。これをやってみると、感染者の隔離、全体の移動制限、手洗い等の予防措置といった当たり前のこと-それこそペストのときからやっていた-が有効なことを改めて知ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?