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ナチュラルなメンズメイクの必勝法

皆さんこんにちは!メンズメイクアップ アーティストのKEIです!

今回は、前回の続きで、ハイクオリティなナチュラルメンズメイクの技術面について伝授していきますね!(前回の記事は下記参照)

ちなみに前回の内容を簡単にお話しすると、

ナチュラルなメンズメイクをしていくにはベースメイクの良し悪しがキーポイントになります。そしてそのベースの良し悪しを決めるのがコントゥアリングという事をお話ししていきました。(コントゥアリングについても上記の記事を参考にして下さい)


1、KEI流2つのポイント!

今回のメインテーマであるハイクオリティなナチュラルメンズメイクにするために、KEI流の2つのポイントを解説していきます!

①顔の奥行きを出すベースの付け方
②骨格を理解して影を作る

こんな事当たり前じゃん!と思う方もいるかもれませんが、なぜそうなのかを下一説していますので、読んでみて下さると嬉しいです!


①顔の奥行きを出すベースメイクの付け方

人間の顔は丸みを帯びていますね。頬や鼻先の辺りを中心に、輪郭に向けて丸くなっています。これはつまり、それらの部分が輪郭よりも前に出ていると言う事です。

非常に当たり前のことですが、これがとても重要で、このことを意識せずにベースメイクを仕上げる人が本当にたくさんいます。女性でも理解してベースを塗っている人はほんの一部です。(美容部員時代、お客様にベースメイクをどのようにつけているかを聞くと、9割くらいの方が全体にべったりとつけていると言っていて、非常にびっくりしたのを覚えています😳)

このことを意識すると、次のようなベースの塗り方がとても自然な状態と言えます。

・顔を中心から放射状にベースを伸ばしていく。(頬の高い部分から伸ばし広げる)

・ベースは、中心が一番濃く、外に行くにつれて薄くなるように伸ばす。(輪郭部分はついてるかついてないかくらいでOK)

上の2つを意識すると、、、

顔に自然な奥行きができるんです。それはなぜか、、、

ベースを塗ると、お肌がきれいに見えますよね?あれはお肌のキメが整った状態になると言う事。
キメとは、簡単に言うと皮膚の凸凹のこと。ベースメイクはこの凸凹をなだらかにしてお肌が滑らかになります。肌が滑らかになると、光を効率良く反射できるようになり、結果としてお肌が明るく綺麗に見えるのです。

つまり、ベースを塗った部分は明るく塗っていない部分は暗く見えると言う事ですね。

この事を踏まえると、顔の中心から輪郭に向けてベースメイクが徐々に薄くなることで、中心が明るく、輪郭部分が暗くなります。これにより、お顔に奥行きが生まれ、自然で人間らしいお顔立ちを作る事ができるようになります!

ですがこれだけではまだお顔の全体的なふわっとした印象しか綺麗になっていません。
近くから見たときにさらに繊細な人間味を出すには次のポイントが大切になります!


②骨格を理解して影を作る

皆さんメイクをする時にお顔の骨を気にしたことはありますか?
人間の顔は、骨格によって高くなっている部分と低くなっている部分があります。
この骨格に合わせて、骨のないところは低くなり少し影ができます。ところがベースメイクによって影がなくなっている状態になるので、人間味を出すために影を作っていかなければなりません。俗に言うシェーディングという作業です。シェーディングというと代表的なのが顎のラインですが、実はそれだけではありません!

シェーディングは輪郭部分だけでなく、顔の内側にある細かな奥行きが大事になります。その部分について4つの基本ポイントをご紹介いたします。

・頬骨の下

・眉、目、鼻の間の三角ゾーン

・鼻筋

・髪の生え際


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これらの場所に影を作る事で、人間が元々持っている立体感をきちんと表現する事ができ、周りのメンズメイク仲間との差がぐんっと広がります、、、!

コントゥアリングは、高さのあるところに光を集める事で立体感を表現することも含んでいますが、男性は元々骨格がしっかりしているのでそもそも高さがあり、光が集中しやすく艶感が出やすいです。なので光の表現よりも、影を作る事が大切。高い位置は自然に残す程度で大丈夫です!
(それに、艶が出過ぎると女性らしさがプラスされちゃうので、それが必要のない方には、尚更影を意識した方がいいです!)

皆さんいかがでした?意外とちょっとしたひと工夫で、ナチュラルな仕上がりにする事ができますよね?メイクって、数持っていたり、高い物を持っている事が正解ではないんです。こうやって、今あるものでもどの様に使いこなすかでメイクの幅はとても広がっていくので、皆さんも是非色々試してみてくださいね!

最後までお読み下さりありがとうございました!


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