20220724 バトルファミリアのネタバレやります
仮面ライダーリバイスバトルファミリアを見た。
映画体験には基本的に面白い悲しい辛い面白いの4つがあると思うが、これは楽しい映画。
見てて体を揺らしたくなるようなノリの良さがあって、リバイスの明るい部分を最大限押し出したいい作品だと思う。おすすめです。
僕は時代にそぐわない人間だと常日頃思っている。
会社の仕事の都合があれば、プライベートが潰されようと「まぁそうするのが必要ならしょうがない」で平気で休日を潰すことができる。(もちろん文句はあるが)
仕事上何かをするときもできないで終わらせて「自分にスキルがないから」で終わらせるのを見るともうハチャメチャに頭にくるし、どうして今できるあらゆる手を尽くそうともしないのか理解に苦しむ。
この前その話をしたら「言ってることは正しいしお前はそれができるから偉いよ。でも、それが当たり前と思うのは危ない」とかそんな感じのことを言われたけど、正直お金をもらっている以上やれることを最大限やらないのは意味がわからないなとなる。
プライベートがあって仕事があるのか、仕事があってプライベートがあるのかの根本の違いだと通関した。もっというと、社会にいる私という概念と、私のいる社会という主眼の違い。
ここの違いは責任とはって認識の齟齬をなくすためには大事なものの見方だなと思いました。
そして映画の話に戻りましょう。
五十嵐家長男、五十嵐一輝は長男としての責任と仮面ライダーとしての使命を天秤にかけて自分の過去を捧げる決意を固めている。
バトルファミリアでは、おそらくそれに対して初めて一輝の本当の気持ちが出たんじゃないかと思う。
ダイモンが人間に失望してしまったことで改めて自分が守り神としてジャッジを下すと宣言、そして自分の愛するものは先にいなくなってしまうという個人としての哀しさを語る。
それに対して五十嵐一輝「お前、楽しくなかったんだな」「誰かが笑顔でいてくれるなら、俺は戦える」と、自己を犠牲にして戦うその覚悟を語る。
楽しいということはそれだけで頑張る目標になる。自分も、プライベートが潰れたとしても、その日の仕事を終える達成感でその日一日はなんとなくまぁなんだかんだ良かったなで終わることがある。
これはやはり、この仕事に対して、楽しいということを感じてるからだ。
仮面ライダーとしての使命は辛く苦しいし、五十嵐家長男として家族を守るのは大変だと思う。それでも一輝はどこかの誰かが笑顔でいること、バイスや大ニ、さくらと一緒に立てること、それら全部ひっくるめて楽しいから仮面ライダーリバイは戦える。
五十嵐一輝はその性格上、家族や友人がいる場所だと本音が出せないし弱音も吐けない。
あのとき、ダイモンの他にいたのはもう一人の自分であるバイスのみ。
そんな中で出てきた言葉が「お前、楽しくなかったんだな」
このとき主題歌の「生きてるって最高」が思い浮かぶ。
生きてるだけでいいという言葉が個人的に嫌いな自分にとって、何を引き換えにしても手に入れたいものがある。だから生きるってことは最高だし、楽しいんだと伝えてくるこのシーンはこの映画の中でとても心に残っている。
仮面ライダーリバイス バトルファミリアは、楽しいと思えることに全力で駆け抜けて、その結果どうなろうと生きてるって最高なんだ、命って大切なんだって映画を見終わったら考えることができる。
それだけでこの映画は見る価値があると自分は思う。
仮面ライダーギーツ、性癖の塊で俺のために作られたか?と勘違いしちゃう
ドライバーめっっっっっっちゃほしい!!!!!!!!!こんなの見れるなんて生きてるって最高!沸かせるのさfloor!!!!!!!!!!!!!!!パッパラパーラッパラ!パーララッパ!パーラッパッパ!
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