実習日記 病院14日目


今日の午前中は抗がん剤のミキシングを行いました。手技は昨日、上から針を刺す際にプランジャーを固定するのを忘れていたのでその部分に注意して行いました。その結果、ドキサルビシンなどのアントラサイクリン系の色のついた薬剤でも一滴もこぼさずミキシングができたのでよかったと思います。アブラキサンなどの泡立ちやすい薬剤では、残った薬剤を振ってみてどれぐらい泡が立つのか試しました。泡だらけになり、吸える状態ではなくなるのをみて、来週からミキシングする際にはこの部分に関しても気をつけてミキシングしていこうと思いました。インフューザポンプのミキシングではエアーを入れない様にインフューザーポンプを上にしてミキシングを行いました。出来上がったものにはエアーが少し入っていたため大丈夫なのかと心配になりましたが、少しのエアーはエアーフィルターで除去されると学び、だからといってエアーを気にしないでミキシングするわけではありませんが、安心しました。抗がん剤のミキシングは注意の必要なものがたくさんありますので、来週からはそこを学びつつ実習を行って行きたいと思います。午後は、注射剤の調剤・監査とICTのカンファレンスに参加しました。注射剤の監査では先週やった腎機能や投与量、投与経路などに注目して監査しました。その中でも、先週わからなかったKの監査とハンプの監査を理解することができました。ハンプの監査では添付文書上は0.1μgkg/分で書いてあり、処方箋には3000μg全量50mlで、2ml/hの指示付きでした。患者様の体重は48.2なので、0.1×48.2×60×24=6940.8μgでこれが最大一日量なので3000μgは問題ないとなりました。Kの監査では3つの事柄に注目する必要があると学びました。1、濃度が40mEq以上超えないこと2、速度が20mEq/h以上でないこと3、一日量が100mEqを超えないことです。今回の場合は40mEqギリギリでしたが速度が20mEq/hを超えていなかったので問題ないとなりました。この様な知識ではなく、計算で監査するものはとても苦手意識があるので量をこなして慣れていきたいと思っています。ICTチームのカンファレンスではMRSEが検出された患者様がおり、tVも高かったため3回VCMの減量がされていました。しかし、MRSEはワンセットのみで検出だったためコンタミの可能性もあり検査技師が確認するとのことでした。しかし、動脈血でも静脈血でもstahylococcus.Spが検出されていたためワンセットではないのではないかとの話がありましたが謎のまま終わりました。ICTのカンファレンスでは専門用語が多く、理論が飛ばされて話が進んでいくのでついていけないと思いました。5週目にもICTがあるのでカンファレンスで使われる略語に関しても学んで望みたいと思います。

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