実習日記 病院11日目

午前は、抗菌薬についての説明を受け注射薬のセットを行いました。抗菌薬の作用機序や副作用などについては大学でも学びますが、抗菌薬の選択については学ばないのでとても興味深い内容でしたし、良い学びとなりました。抗菌薬を選ぶには基本はβラクタム系ということも初めて知りました。抗菌薬を選択するためにはまず、どこの部位なのかを確認しその感染部位を特定すれば狙うべき菌が概ねわかるので、その後市中なのか院内なのか免疫力はあるのかを吟味し選択すると学びました。その上で問題を4問解きましたが抗菌薬の選択を今日学んだ私にとっては難しい問題でした。感染チームでラウンドに行く時間があるのでその日までにもっと理解を深めようと思いました。午後は、病棟で内服自己管理指導と退院時指導を行いました。退院時指導ではバイアスピリンとランソプラゾールでした。このような指導を行う意味や理由の大きな部分は患者様に正しく適切に薬を服用してもらうことだと私は思っています。お薬を正しく服用することは簡単なように見えて患者様にとっては難しい場合も多々ありますので、その中で問題点を見つけ解決できるように促すことが大切だと私は考えています。ですから、まずはお薬を飲むタイミングや飲み方などは特に強調して確認することを心掛けて行いました。退院時指導は初めてだったのでスラスラとうまく言葉がでない部分もありましたが話している間、薬袋の文字が見えづらそうだったので近くに物を寄せて見せたこと、声が聞きづらそうだったのでゆっくり話すなどの工夫をして行いました。お薬手帳をしっかり管理されていたのでシールを貼りましたが、その他アレルギーなどに関しては聞き忘れてしまったので次に繋げようも思いました。内服自己管理指導では、これも初めてやる指導でしたので1人目は自分では納得いかない指導になりました。基本的な薬の飲むタイミングや薬袋の文字が見えるか、薬をヒートから取り出せるかの確認はできましたが、痛みやアレルギーについて傾聴できなかった部分が多かったので次はその部分について気をつけて指導しようと思いました。2人目は、1人目より流れも聞く項目も概ねできたと思います。ヒートの取り出しやすさや薬袋の読みやすさについては一緒に確認し、自己調節の眠剤についても確認しましたが、3錠と少なく患者様からたりないかもしれないという要望がありました。3錠と少なかったことに気が回らず、こちらからお話できなかったので、その部分が自分の足りない部分だと感じました。その他に関しては概ねできていたと感じています。3人目は内部自己管理指導としては3回目で割と得意と感じている整形ということもあり上手く指導できたと感じています。基本的なことはもちろんですが、便秘ありませんか?と聞いたところ、自宅ではなかったが入院してから始まったとのことでした。便秘になりやすい薬を飲んでいること、そもそもの食事の量が少なくなると便秘になりやすいこと、水をいつもより多めに飲んでみたり、温めたお湯を飲むと多少便秘が緩和される方が多いことを説明し伝えることができました。3人目に関しては今の自分の中では納得できる内容でした。1.2人目と3人目ではこの薬を飲んでいるとどんな副作用が起こるのかどんなことに患者様が困るのかを想像し、その副作用などに対してどう対処すれば良くなるのか解決できるのかを知り、その対処法まで考えているかいないかの違いが大きいと思思っています。ですから、次回服薬指導や内服自己管理指導に行く際はそこの想像をできるようにしっかりと薬を調べ学んでから行いたいです。

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