実習日記 病院3日目


  午前中には、持参薬の鑑別、PBPM、計数計量調剤を行った。持参薬の鑑別では院内採用がない場合、代替え案の薬剤を選択する必要があり今日行った持参薬でも院内採用が1つもなかった場合があったのでそこに難しさを感じた。病棟で電子カルテから医師が持参薬から処方する際の画面を見た際、事前に登録した持参薬の代替え案の薬剤が出てきたので同じ剤型でも規格が違ったり採用している薬には限りがあるので、その中でどの薬を選択していくかはとても大切だと感じたと共に間違えてはいけないと改めて感じた。監査で鑑別は午後にも行ったが、ヒートは5錠で実際に入っている錠数は4錠だったので自分が鑑別する際には数え間違えなどしないように気をつけていきたいと感じた。PBPMでは、昨日PBPMの意義などを聞きながら見学しただけだったが、今日は実際にPBPMを行った。どの薬が朝からでどの薬が夕方からなど細かい指示があるため慎重に作業を進めることの大切さを感じた。紙には鉤括弧でここまでDoと書かれているため、1度ではなく2度、3度確認することが大切だとあらためて感じた。このことは、鑑別での用紙を作る際にも薬剤名、剤型、規格、GEに気にして行った。計数計量調剤ではシロップ剤の計量調剤を行ったが、最後のコップとシールを貼った際に、何mLまで入れたのかわからないようにシールとコップを張ってしまったので次からは気をつけて貼ってくとともに五稜郭病院での調剤のルールを学びそれに沿って調剤できるように努力していきたい。午後は、持参薬の監査、バンコマイシン内用液の調剤、手指消毒の調剤を行った。持参薬の監査は先程も書いたように2.3回確認することももちろんだが薬情にはないがものはあるなどのことがあり混乱することもあるのでしっかり理解して監査できればと思う。バンコマイシン内用液の調剤では実際にバンコマイシンを溶かしたことはなかったので貴重な経験となった。間違えてしまうと薬価も高いこと、混ぜるのに時間がかかるので他の薬剤師に確認してもらうことを学んだ。手指消毒の調剤ではエタノール4Lにベンザルコニウム100ml、グリセリンが25mlで全量で5Lになるように精製水でメスアップした。ベンザルコニウムを入れる理由はアルコールだけでは殺菌できない芽胞を形成するノロウイルスなどにも効果を出すため、グリセリンは気持ちばかりの保湿のためと学んだ。5L×5で25Lもの調整をすることは滅多にないが次作る時は、なぜこれにこれを混ぜるのかを考えて調整するようにします。

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