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櫻坂46 2nd YEAR ANNIVERSARY Budiies感謝祭 Day2 感想レポ

 お見送り会の中止が発表され、そこはかとなく不穏な空気から始まる2日目。
 チーム分けや大きな流れは1日目と同様のため割愛しますので、こちらの記事も良かったら合わせて読んでください。
 1日目に引き続いて覚えていることとにかく書きなぐりレポです。


 クイズからの流れで会場の空気を一変させたのが、いのちゅけのソーラン節でした。なんかこれ、夢?ジレンマ衣装で華奢さが目立つ井上と、摩擦衣装がバッチリ決まっている武元が武道館の真ん中でソーラン節踊ってんだけど、夢??「櫻坂の曲まだやってないのに…」と言いながら二人ともしっかり踊っていてさすがすぎる。近くのオタクさんが「こんなん一番コールしたい曲じゃん…」って呟いてた。本当にそう。はっきり言ってこの日一番サイリウムの動きが合っていたのはソーラン節の「ハイ!ハイ!」のところだった。
 
 フラッグ早取りクイズ、保乃ちゃんが異次元レベルで速い。クイズで明かされる井上と武元の流行語、「ザリガニチャンピオン」(理由:音がかっこいいから)。ちゅけって番組では率先してちょける側なのに裏でちょけているのバラされるの恥ずかしそうなのなんでなの、愛おしいね。「もういいって、今日なんか恥ずかしいって」って顔しかめちゃったりしてね。こういう時すっーと私じゃなくて武元が主犯ですみたいな立ち回りするのがうますぎる井上もおもしろいんだよなあ。
 不協和音の増本櫓練習時に綺良ちゃんを持ち上げたあと、走って手を洗いに行ったことをバラされる大園さん、大沼さん、麗奈ちゃんの土台組。さすがにひどすぎるwと会場が笑いに包まれるなか、モニターでは綺良ちゃんの悲しい顔芸が繰り広げられていて大爆笑だった。綺良ちゃんの表情筋の可動域マジでどうなってん。一応三人の名誉のために補足しておくと、靴を履いてレッスンをしたあとに靴下になって櫓の練習を始めたので、綺良ちゃんの靴下が湿っていたんですって。「がんばっている証拠だね」ってみんなから慰められる綺良ちゃん。大園さんがいち早く綺良ちゃんの元に駆けつけていた。遅れて綺良ちゃんを慰めに行く大沼さんと麗奈ちゃん。大園さんと大沼さんは割とごめんね感だしてたのに、麗奈ちゃんは終始口抑えて爆笑してた。推しメン、そういうところ、そういうところ(がすき)だぞ。あの不協和音について練習の時の話とはいえ、話のネタできるくらい櫻坂は強くなったんだねぇとも思った。
 1日目はなかなかクイズ正解しなかったのに2日目はすぐ当たってたし、イントロクイズも1問だけでかなり巻いている印象。後の質問コーナーに時間配分の重点を置いたようです。
 この日のクイズコーナー優勝も摩擦係数チーム。土生先生のハ節、圧倒的すぎて笑いが起こる前に盛大な拍手が巻き起こる一芸の域に到達している。拍手を聞いて本人はニカっと嬉しそうに笑っているのでなによりです。
 摩擦以外の3チームが同点最下位。各チームの代表者は松田、大沼、増本。それぞれ肩を回したりストレッチをしたりする姿に小林さんが一言、「全員弱そう(笑)」。さすが姉さん、格が違う。松田さんが最初に勝ち抜けして、大沼さんと綺良ちゃんの最終決戦。無駄に間合いを取ってステージをぐるぐる回っている。じゃんけんするだけでここまで盛り上がれる櫻坂、最高か(昨日ぶり2回目)。結局また増本が負けてました。でもこの日は車間距離シルバニアファミリーは崩れ落ちたりはしていなかった。昨日の負けから、強くなったんだね(?)。罰ゲームは前日と同じく告白セリフ。一度やってるのもあり完成度高めだったけど、幸阪さんはこの日も顔真っ赤にしててきゃわでした。
 
 この日ももこもこ雲ヘッドでTAKAHIRO先生が登場、今日はドームノバフォの解説です。詳しい解説はほかの方のレポを参照ください。ドームのパフォーマンスについては、パフォーマンスの向きが180度変わることを挙げて、これが実はかなり難しいこと、グループの武器になるであろうことを解説していました。菅井様の表情をピックアップして、卒業したとしても良い表現は良いものとして残していくのは素晴らしいという話も。あとは上村さんの表情の良さにも触れて「上村も絶賛進化中!」って褒めてました。ここに来ても進化する一期生に会場からは盛大な拍手が送られていたのが、なんかすごく胸に来ました。森田のエビぞりジャンプは回を重ねるごとに高くなるって話もありました。
 冒頭の森田さんを筆頭にピンで抜かれている間は瞬きをしないメンバーを褒め、「田村もしない!藤吉もしない!」と瞬きをしないメンバーが4,5人続くなか、ふーちゃんの瞬きが映って「齋藤!!!ああああ!!!」とTAKAHIRO先生が絶叫した瞬間、おなか抱えて涙出るほど笑いました。2日間を通して一番笑いが起こったポイント。スローVR判定の後、ウインク認定する優しいTAKAHIRO先生。
 そしてなにより、曲終わりの森田ひかるさんが手で三角を作る振りの話ですよね。手の形は教会の指導者など先を示す立場の人が強い意志を示す型であり、『誰がその鐘を鳴らすのか』の鐘が置いてある教会の形を示す三角であり、向きを変えるとグループロゴになる三角形。そこから覗く目は『サイレントマジョリティー』MVのバックの看板の目がモチーフになっている。
 「右目と左目にはそれぞれ意味がある。左目の意味はなんだと思う?」という問いにメンバー何人か指名されるも正答が出ず、TAKAHIRO先生は森田さん本人を指名するわけです。森田さんは静かに力強く、「再生」と答えました。武道館、もはや声すら出ていなかった。絶句していた。そんな大きなものを彼女は一人で背負っていたのかと。
 エジプト神話において右目と左目にはそれぞれ「破壊」と「再生」の意があって、TAKAHIRO先生はどちらを選ぶかをセンターである森田さんに託した。森田さんは左目を選び、TAKAHIRO先生はその意に沿って「再生」を意識して振り付けしていくことを決めたという解説に、さすがに感極まって涙が出た。
 ツアーのDead end、話題になっていた玉座森田さん。傍若無人に玉座に足を上げようと、やっぱりどうしたって建国の王に見えたじゃないですか。国を壊す王にはなぜだか一度も見えなかった。そこには彼女のパフォーマンスの根底に「破壊」ではなく、「再生」がずっとあり続けていたからだったんだと今になって腑に落ちました。
 反応を見る限り、この話はメンバーでも知らなかったようです。目も当てられない状態のグループが改名し、最初のシングルのセンターを任された森田さん。きっと破壊を選んだ方が楽だって、彼女は分かっていたはず。いや、もう焼け野原だったから、破壊するものすらなかったのかも知れない。そんなところから始める再生はきっと気の遠くなるような長い道のりに違いない。なのに彼女が再生を選んだのは、欅坂へのリスペクトの証であり、櫻坂への愛と覚悟の現れなのだと思います。そしてそれをメンバーに話さず、一人で背負い続けていた。あんな小さな身体で。

 ここからは私の個人的な考えと推測の域の話になってしまうのですが、誰にも話していないことを知っていたTAKAHIRO先生がこのタイミングでこの話をしたというのは、楽曲解説以上の意味が込められているのではないかと思っています。2日間ともこれまでを踏まえた解説をし、これからを見据えたメッセージでこのコーナーは締めくくられていました。これまでひとりで森田さんが背負っていた「再生」の荷を降ろして、これからみんなで「再生」の次のフェーズに行こうとTAKAHIRO先生は伝えようとしたのではないでしょうか。「再生」と答えた森田さんの表情は、優しく穏やかな表情に見えました。答えることを渋っている印象は全くなく、もやは清々しい表情にすら見えました。もしかすると、今年のツアーを通してグループの色を確立したという自信があり、森田さん本人も再生のフェーズは終えたと思っているのかもしれません。もう、次の景色を見ているのだと思います。
 締めのTAKAHIRO先生の熱いメッセージも相まって、保乃ちゃんの頬には涙が流れていました。衣装で拭うわけにもいかないし、どうするんだろうと見ていたら、森田さんが指で拭っていましたね。美しい光景でした。

 質問コーナーは、当日入籍のカップルさん、校長先生、小6女児、初参戦親子、ということで、ライフイベントを充実させるか、強い設定がある方が読まれる率上がりそうです。3日目参戦される方は参考にしてください(ありません)。小学六年生の女の子からの「ハマっていることはなんですか?私は夏鈴ちゃんにはハマっています」という質問が読まれた時、罪な女やなあ!みたいな感じで夏鈴ちゃんの肩をバコーン!!してた保乃ちゃんおもろ。さっきまで泣いてた人とは思えない勢い。夏鈴ちゃん、質問に答えつつ「六年生だと何にハマってるんですかねえ?」って質問返ししてて、いやあなたにハマってんだってば!!って武道館の全員が心のなかでつっこんででいたと思う。
 プレゼント抽選会、フラッグの見本として保乃ちゃんのが映されていたけれど、昨日の森田さんフラッグより、明らかに書き込み量が多かった。サービス精神が旺盛すぎる。めちゃえらアイドルすぎるのよ。
 応援メッセージはいろんな境遇の人の人生の一部に櫻坂はなっているんだなあって聞いてました。それってすごいことだよねえ。

 ライブパート、洗濯物と地下鉄に代わり、それ愛とブルムンが登場。おもさびで天ちゃんとペアダンスする麗奈ちゃん、結構本気のスピードでやっててほほえましかった。ライブのそれ愛めっちゃ盛り上がるから大好き~!ブルムンるんちゃんと井上の組み合わせも好き~!!
 MC挟んでからの条件反射とノバフォ、解説のあとに見るとやっぱり見え方が変わるし、メンバーも気合入ってた。解説の時に今日は天井に掲げれられている日本国旗まで飛べ!って冗談半分でTAKAHIRO先生に言われてた森田さん、めちゃくちゃ高く飛んでたね。森田さんってそういう人。
 ジレンマのこの日の曲振りは小林さんでした。「これからもこの曲を全員で歌い継いでいきたいです」とコメントしてからの曲振り。小林さん、曲序盤は懐かしむような、慈しむような穏やか表情で、中盤は感情移入した切ない表情、終盤は希望を抱いているような晴れやかな表情に移り変わっていたように見えた。ダンスも、歌も、表情の魅せ方も全てのクオリティの高さを感じる小林さんのパフォーマンスは、映画一本見たような充実感があった。もっと大きい会場で見れる日が来てくれたらうれしいな。
 ちなみに、Buddies感謝祭のプレイリストのサムネイルは、ジレンマで1期生が理佐ちゃんの元に集まっていたところのシーン。1期生だけではなく、全員で集まって輪を作る形に変わり、歓声を上げながら身を寄せ合っていた。グループの一体感を感じた瞬間だった。
 Budⅾies、最後ステージに広がるところで2日間とも麗奈ちゃんと玲ちゃんがすれ違いざまにアイコンタクトしていたのが印象に残っている。この二人はベタベタしない、ほんとうにさらっとアイコンタクトしてすれ違う。それでも私には特別な一瞬に見えた。なぜなら私は櫻坂の3年目は、この二人のさらなる飛躍に懸かっていると思っているから。
 麗奈ちゃんと玲ちゃん、この一年でパフォーマンスに一層の磨きをかけてきた二人だと思う。もちろんみんな成長しているし、アルバムフロント4人や一期生たちのステージ上での存在感は目を見張るものがある。だたこの1年の伸び幅だけでいえば、グループの中でも大きく伸びた二人と感じている。
 櫻エイトに入ってパフォーマンスの機会が爆発的に増えた麗奈ちゃん。アルバムでユニット曲を任され、ツアーでもその曲を披露し、曲間の演出では一人で世界観を作った玲ちゃん。二人とも経験を積み、着実にそれをパフォーマンスの向上へ繋げてきました。この二人の成長がそのままグループの成長に直結するといっても過言ではないと思っている。マジで期待している。がんばってくれ。
 最後はお見送りがなくなったために、披露された櫻坂の詩。欅坂時代を乗り越えて、その苦しんだ過去さえ大切にしながら、みんなで手を取り合って笑いあって前を向く。「なぜ人は桜をこんなに愛するのか」。その理由がすべて詰まった2日間でした。ありがとう。



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