見出し画像

櫻坂46 3rdTOUR 東京公演感想

※この記事はネタバレを含みます。

冒頭の総括はネタバレせずにライブの雰囲気を知りたい方のために抽象的な言葉を用いて具体的な演出等には触れずに全体の印象を書いていますが、自己責任でお願いします。)

 2ndツアーで何ヶ所か入らせてもらいこんなにもライブって進化することものなんだと感じたので、今年は会場ごとにきちんと感想を書き残そうと思います。守屋麗奈推しのライブレポです。

総括

  3rdツアー、最初に真っ先に出てくる感想は「楽しかった!」になるんじゃないでしょうか。
  全体としてかなり意識的に2ndツアーから舵を切った構成、演出になっています。ヒリヒリするような空気で圧倒する2ndツアーに比べ、会場の盛り上がりに注力しているのが今回のツアーです。明らかに毛並みが違います。なので2ndツアーver2.0を見に足を運んでしまうと、少し物足りなさを感じる人はいるのかなと思います。私もその点でのマインドセットが甘かったかなぁと今となっては思えます。
 とはいえ「ライブってたしかにこういうもんだったわ〜!」と心の底から楽しめたことに間違いありません。ありがとう櫻ちゃん。迷っているなら行ってみようぜ。楽しいぜ。

 2ndツアーと3rdツアーには大きな違いがいくつかあります。一番大きいのは、声出し可になったことでしょう。2ndでは声出しどころかペンラ消灯までさせて「いいから黙って見てろ」と言わんばかりのパフォーマンスを見せてくれた櫻坂46。2ndツアーの性質について言い方を変えると、世界観にこだわり作り上げられた作品をただ圧倒されながら受け取るという一方通行なスタイルであったとも言えます。その点、声出しが解禁された3rdではコールやレスで双方向性のあるコミュニケーションが取られます。
 また3rdの演出は全体を通してかなりカラフルで派手な印象を受けました。モニターではビビットなカラーが多用され、演出を削ぎ落とした曲でも暖色のライトが使われています。2ndでは全体を通して無機質でシンプルなライティングが印象的でした。透明なボックスに入ったメンバー達が下や横から間接照明のように照らされ、浮かび上がるような存在感を放っていたあの景色は今でも昨日のことのように思い出せます。
 その透明なボックスで運ばれる機会が何度もあった2ndですが、3rdではメンバーが運ばれません。移動しながらパフォーマンスしている時間が長くなり、能動的に動いている時間が圧倒的に多くなっています。客席とメンバーを隔ているものもなくなり、生身のメンバーをありありと感じます。

 櫻坂は2ndツアーでひとつの完成形に辿りついたのだと思います。魅せるということに関して一つの到達点に至った2ndツアーを一の矢とするならば、3rdツアーで会場全体で楽しむライブという二の矢を放とうとしているのが今の櫻坂です。
 ライブ定番曲でお決まりの演出を変えたり、ダンスアレンジを組み込んできたり、これまでとは違う解釈でパフォーマンスされているように感じた曲もありました。このあたりからも、これまでの型を強化しつつ、新しい技を取り入れようとしているように感じます。
 5thシングルを引っ提げる形になっている3rdツアーでは、初めてセンターを務めた守屋と大園が重要なシーンを担います。coolのMVのテーマのなかに「殻を破る」というものがあるように、3rdツアーの櫻坂は2ndで手に入れた勝ちパターンに甘えることなく、新しい風を吹かせようとしているのです。

 客席と盛り上がるということが3rdツアーの一つのコンセプトであるとするなら、3期生より1,2期にとって挑戦の意味合いが強くなります。代々木での3期生パートの盛り上がりから見ても明白です。

 3期生はステージデビュー時から声出しが当たり前です。またステージに登ること自体がエンタメになるのはルーキーの特権です。持ち曲以外で任せられた曲も、声出ししやすい曲というアドバンテージがあります。そういった意味でも客席と盛り上がるというコンセプトに3期生のパフォーマンスはがっつりハマっていました。
 1,2期生が披露するのは5th曲をメインにライブ定番曲が多いです。披露すること自体で大きな盛り上がりを呼べるような曲は少なく、聞き慣れ、見慣れた曲たちで、あの2ndツアーを超える盛り上がりを作らなければいけないのです。どうするつもりなんだろうという期待と不安が半々というのが正直なところ。
 でもやってくれるのが櫻坂なんですよね。3rdツアーも大いに期待しようと思います。余白が多い分、2ndよりも化け方のスケールが大きくなりそうな気がしています。3rdツアーがどう化けていくのか。化けるツアーを通して、座長である推しメン守屋麗奈ちゃんはどう化けていくのか。私は見届けたい、見逃したくない。だから全力でこのツアー追っかけます。





さてこれより先はうろ覚えながらの全曲雑感です。具体的な演出について触れているところもあります。ネタバレ注意。








OVERTURE 

  桜月リリース以降、麗奈ちゃんがトリを飾るOVER TURE。何度見ても最後に現れる「守屋麗奈」の文字には胸がいっぱいになる。推しメン、よくがんばった。よくがんばっている。声が出せるOVERTUREは、見る側も気持ちを入れることができるから結構好き。

Dance Track①

 2ndツアーを意識したのであろう電子音から始まるDanⅽeTrack。無機質を貫いた2ndとは異なる質感のトラックに移っていき、紺ベースとベージュベースの2組に分かれたパンツ衣装で櫻ちゃんたちご登場。制服感がありつつ、腕や足にラインが入ったスポーティーさもある衣装で、このツアーのなかでもお気に入りの衣装。
 麗奈ちゃん、真ん中の高いところで踊っててやっぱり嬉しかった。2ndツアーでアルバムフロント4人がキューブで花道を運ばれているなか、ライトが当たってないステージで踊る麗奈ちゃんたちを見続けて悔しさが全くなかったといえば嘘になるので。そりゃあ好きな子には一秒でも長くライトが当たっててほしいって思うのがオタクです。もちろんアルバムフロント4人も大好きだし、あの演出も好き。悩ましいね。
 いつの間にかセンステに現れた大園さん。coolのMVのような感情が溢れんばかりの表情でぐっと引き込まれた。やっぱりこのツアーの軸となるのは大園さんと麗奈ちゃんなのかもしれないって思った瞬間でもある。

01 cool

  小林由依さん凄まじい。Day2アリーナA3参戦、ゼロズレで小林さんのパフォーマンスを浴びてしまって全ての記憶をそこに奪われた。十分肉眼でも堪能できる距離だったけれど、双眼鏡を覗いたら双眼鏡越しに挑発的な小林さんと目が合ってしまい……こんなのかっこよすぎて恋に落ちない人いない。こんなぎちゃんのブログの言う通り。全ての動きがスマートでダイナミックなの意味わかんない小林さん。顔の角度から髪の流れ方、目に入るライトまで全部分かっているとしか思えないほど一瞬の隙もないパフォーマンスですごかった。アイソレですらめちゃくちゃにお洒落。藤吉さんはなぜ恋の藤吉さんみがあっていよいよ化け始めたなって思いました。あと武元さんや大沼さんのダイナミックさ、こういう曲で映えていいよねえ。バラエティで活躍しているBACKS組も、着実にステージングを向上させてきているのめちゃくちゃ頼もしい。

Dance Track②

 Day1は見切れ真横席でステージ上のモニターは見えなかったんだけど、Day2で正面からみた感想は、意外とカラフル!!でした。もうちょっと冷静に見たい。

02 半信半疑

 はん!?って声が出たくらい意外だった。上段センターで踊る天ちゃん、周りの子たちよりふた回りくらい大きく見える。ここで半信半疑なんだ!?っていう驚きが脳内占めてしまっていてパフォーマンスの記憶が抜け落ちているので次回以降はちゃんと集中します。

03 摩擦係数

 2ndのラスボスを序盤パートの締めに使ってくるんかという驚き。それだけカードの種類も切り方も豊富になったということなんでしょうね。この曲の麗奈ちゃん、テレビ初披露の時から信じられないくらい成長している。初披露のときはがっつり小林さんに食われてましたが、いまや互角に戦える存在感…えらい……。
 そして完全フルverでしか見られない理性/野生のダンスバトルから、中央のポジションにオンタイムで入る麗奈ちゃんがまた観れる!やったー!!Day1で初めて真横からそれを拝めたけど、動線が針の穴に糸を通すくらい細い。アシンメトリーな二手に分かれたところからシンメトリーな三角形のフォーメーションへぎゅっと集まるから、一人でも遅れたりズレたりすると「このままでThe ENDか」のところで本当にThe ENDしてしまうんですここ。外側から中央の裏ダブセンポジに入る麗奈ちゃんは移動距離が長く、「このままで」の一つ目の”ま”で大きく一歩踏み込んでポジションインします。麗奈ちゃんが最後のピースとなって『このままでTheEndパズル』が完成するのです!!(ちなみにこの麗奈ちゃんの動線はテレビ初披露時の菅井様の後ろを通るものから、数回の披露を経て前を通るものにブラッシュアップ。)(パフォーマンス用の動線のためMVには収められておらず、テレビサイズ版になると見れないことも多いシーンなのでぜひ見てくれよな…)
 ダンスバトルのところで自然にウォォォって声が出てたの嫌いじゃないです。あと最後の爆発めっちゃ身構えたよね、鳴らなかったけれどもね。2nd入ったオタクはみんなそうでしょ知ってるよ。

MC

 俺たちのまつりキャプが頑張っている。マジでめちゃくちゃ働いている。キャプテン手当たくさんもらっててください。

04 それが愛なのね

 MCから捌けずに始まるそれが愛なのね。コール楽しい~!アハアハ!!頭使わずに乗れるから楽しい~!アハアハ!!メンバーもめちゃくちゃ楽しそうで、なんならオタクより声出し楽しみにしてたのかもなぁって思ったり。花道とセンステにやって来たメンバーに夢中になっていたので全体の演出見れてないけれど、全体的にビビットでカラフルだった印象。
 一人を高いところに乗せるのが得意技の櫻坂さん、センステで天様が高いところにお上がりになられる。同じように一人乗せタワーを使っていた理佐ちゃん卒コンや東京ドームと違うのは、円柱型のビジョンも一緒に上がったり下がったりしていたところ。この円柱ビジョン、ほかの曲では高いところでモニター代わりになっていたり、ステージの上に置かれたりして演出を担っていてなかなか面白かった。

05 恋が絶滅する日

 五月雨よでシンメとなった麗奈ちゃんと夏鈴ちゃんが、表題曲よりもしっかりシンメしているでお馴染みの恋が絶滅する日。それが愛なのねの勢いを殺さずに曲に突入できたらもっと盛り上がれる気もする。
 これは2ndツアーの時からではあるんですが、曲冒頭、上手と下手で麗奈ちゃんと夏鈴ちゃんがポジションを入れ替えるときに、手を下げたままさりげなくハイタッチしている時がある。あらやだなにそれかっこいいー!(二人とも気まぐれさんなので毎度観測できるわけではないんだよねこれが…) 少なくとも1日目に関してはないかしらのボディタッチをしているように見えました。
 この二人の組み合わせ、そこさくでのプラネタリウムデートだったりぽんこつ対決枠だったりおバカなイメージも強いけれど、3rdバックス時代から何気にパフォーマンス面で繋がっている感じが激アツなんすよね…。
 あのポイポイダンスみたいなところ、ペンラで振りコピするのめちゃくちゃ楽しい!前にくるんてして、後ろにくるんと戻すだけ!楽しいよ!
 2ndであった落ちサビ前のドルフィンダンスパートは絶滅。環境次第で進化していくしかないよオーイェー!

06 Day1 ブルームーンキス / Day2 偶然の答え

 ブルムンはセリフのあと普通にちゃんと余韻残ってほしい派だけどしゃーなし。理佐ポジに入っている井上に貫禄が出てきて良き。
 偶然の答え、夏鈴ちゃんが調子良さそうでなにより。感情移入させたら彼女の右に出る者はいないよなぁ。
 というかここでセトリ変えてくるんだ!?って驚き。今回はツアー期間も長いし、3Daysある横浜はどうなるんだろう、楽しみ。

07 五月雨よ

 雨音のSEが入ったらこの曲が来ると知っているBuddies、会場が緑に染まるのがはやいことはやいこと。白い椅子やソファやベッドがステージに置かれ、みんなそれに座ったりしながらのパフォーマンス。麗奈ちゃんは上段で洋館のお庭に置いてありそうな白い椅子に座っていて、隣の小池さんとも相まって海外のお人形さんみたい。本当に横顔が綺麗で見惚れちゃうね。真っ白でふわっふわなドレスなこともあり、天使ですと紹介されてもだれも疑わないと思う。2番の「本当にそうなのか?」で一度立って踊ったあと、「君にどんどん惹かれてく」で椅子の位置を確認してから座る麗奈ちゃんがめっちゃ可愛いのでぜひご覧ください。
 wowwowシンメダンスパート、下段の両端で踊っている小林守屋シンメが、上段に並んでいるメンバーのもとへ階段を駆け上がる通称wowwowれなぽんダッシュが2ndツアーの隠れ名物でしたね。(ネーミングセンスゼロ)(どの会場でも小林さんは麗奈ちゃんよりスマートに走る)(東京ドームでは森田村の「小雨になった止むかな」で二人のスポットライト消灯待ちしてた小林守屋)(森田さんのスポットライトに入りこまないようにブレーキかけてた麗奈ちゃんラブリ―だった)
 3rdツアーでは上段両端で踊る小林守屋シンメがいて、下段に並ぶメンバーたち。勘の良いみなさんなら分かるでしょう。これはwowwowれなぽんダッシュ、階段を駆け下りる.Verだと!二人に当たるスポットライトが消えたら下にダッシュの合図です。さあ、ライトが消えて………えちょっと待って、麗奈ちゃんどこ行くの!?(上段から裏に捌けていく推しメン)(小林さんはメンバーに合流)(麗奈ちゃんにミーグリでここの話したらウケてた(?))
 2ndツアーでは落ちサビの一列になるところで麗奈ちゃんが端で右手が宙に浮いてたんですよね。「私左肩貸します!やらせてくださいTAKAHIRO先生!」と見るたびに思っていたんですが、今回は推しメンいらっしゃらないのでその心配はなさそう!

08 もしかしたら真実

 麗奈ちゃんが消えたのは、この曲の登場の準備があったから。上段中央に悠然と現われ、ドアを大きく開け放って始まるもしかしたら真実。Day1はソファとベットが置かれたままで「なんでこの曲に?」って思ったけど、Day2ではスムーズに運ばれてなくなっていました。
 気を抜くと麗奈ちゃんのお顔が強いという感想しかなくなってしまう。お顔が強い。

09 無念

 さわやかな青空みたいなモニターをバックに展開される無念。Day1では歌が入ってないパートがあって、欠席の遠藤さんのところ開けているのかなって思ったんですけど、土生さんパートで土生さん不在だったそうですね。以降は普通に出ていたようなので心配はなさそうだけどなんだったんだろう…。Day2はしっかり歌っていたし、しっかり壇上にいました。上段で踊っている土生さんが何かに躓いたようにふらついていたのにはヒヤッとしました。とにかく怪我なくツアーが完走できますように。

MC→Dance Track③

 保乃ちゃんの「みなさんお待ちかねのあの子たちです」的な呼びこみ(うろ覚え)があり、夏の近道キタ!と思いきやDance Trackから始まる良い裏切り。3期生ちゃん、瑞々しい情熱を持ったがむしゃらさだけじゃなく、しっかりとダンススキルまで向上させてきていて本当に末恐ろしい。入ってきてくれてマジでありがとう。
 メインステージだけではなく花道に飛び出したりしながら、一人ひとりがしっかり見せ場を作れている。今の時点で踊っているのが誰か一瞬で分かる個の強さが全員にあるの強い。スポットライトが当たった瞬間に誰か分かる。意識的なのか偶然なのか、髪型やスタイルのビジュアルが結構しっかり住み分けされている。いうなれば、キャラデザがかなりしっかりされている。今のだれだろうみたいな瞬間がない、すごい。
 山下村井の二人はやっぱり強いんだけど、個人的には的野さんのダンスがかっこよくて大好きです。なんか踊りがイケメンなんよ。

10 夏の近道

 ハイ爽やか~!!!イントロだけで会場全体に初夏の風が吹き抜けちゃう爽やかさ。花道を駆けていくだけでキラキラして見えるフレッシュさ、なにあれ。もうあれだけでなんか泣けてきちゃう、入ってきてくれてありがとう。ツアー初日のハイライトは間違いなくここ。
  しかも途中からセンステでのパフォーマンス。会場全体に向けて360度取りこぼすことなくパフォーマンスの向きを変えながら踊っている。流動的に動きつつ、近くのオタクたちとも積極的にコミュニケーションを取っている。え…すごい、すごいね…本当に先月ステージデビューした人たち…?マジで入ってきてくれてありがとう(何回言うねん)(何回でも言うねん)
 とはいえデビューから声出しOKの3期生は、下手したら1,2期生より声を出させること自体には慣れているのかもなぁと思ったり。彼女たちにとっては声出しが当たり前。先輩たちの方が、声を出させる空気作りに関しては不慣れなのかもしれない。山下村井のペアダンスのところなんて「はいせーの!」と完璧なテンションとタイミングで煽ってきて、こちらに声を出すことを迷わせないじゃないですか。先輩たちに追いつこうとしつつ、先輩たちにはない武器を既に持っている3期生はやはりグループの希望だと思いました。
  2番サビのガッシャンガッシャン前に進む振り大好き。あとなんかひょこひょこ円を描いて両脇で3,4人がクルクル回るところもめちゃくちゃ平和で好き。頼もしさは日に日に増していくけれど、あそこはピヨピヨ鳴き声が聞こえてくる。

MC 3期生

 一日目は名前だけの自己紹介だったけど、2日目はキャッツフレーズや一言を加える方向に大幅ブラッシュアップ。どこで声を出したらいいか分かりやすい構成に変わっていて、会場の一体感を上げるのに一役買っていた。3期生のためならおもてなし会の時みたいなアホなノリの声出しもするBuddiesのこと好きだよ。

Dance Track④

 2ndの相馬灯Dance Trackが好評だったので作ってみました感のあるDance Trackってここかな。森田田村山崎藤吉守屋大園の6人。メインステージ上段に戻ったとき、センターに麗奈ちゃんが立つタイミングで超高速コツコツみたいな振りがある。コツコツも速くすればかっこよくなるんだってびっくりした。Dance Trackは初見だと見るべきポイントとか受け取るべきテーマが選び取りづらくて記憶に残りずらい。次回以降ちゃんと見たい、見ます。

11 魂のLiar

 下段、おそらく徹底的に視覚情報少なくするための黒幕が張られる。Day1は真横からだったので、正面から見たら幕になんか映ってるんやろうな~って思ったけど映ってなかった。身一つで戦うってメッセージを体現したのかな。ステージ上段にメンバーが一列に並ぶ様は正面から見ると結構壮観。
 クラップすべきか、ペンラ振るべきか悩ましい。クラップゾーン、2フレーズ目から左足をくりんくりん上げるところかわいくて見るたびふふってしちゃう。振りに余白も多いので、会場ごとに違うもの見れそうっていう期待。推しメンは基本ゆらりくるり回っていた、かわいい。

Dance Track⑤森田ソロ

 森田さんも踊るとものすごく大きく見えるんだよねぇ。やっぱりとんでもなくかっこよく踊る人。衣装のなびき方まで完全にモノにしていて流石。Day1は真横からで表情は見えなかったけど、真横からでも寸分の狂いなく毎秒美しかった。あとなんとなくとても楽しそうに踊っているように見えた。踊ることが好きなんだろうなってすごく伝わってきた。そろそろ森田さんセンターの表題も見たいなって素直に思った。

12 Nobady's fault

 この曲は麗奈ちゃんがいないので森田さんに集中することができる、ありがたや。メインステージの高いところにゆっくり上がっていく森田さん、ある程度の高さまで行くと安全面への配慮からどちらかの手を手すりに置いとかないといけないっぽい。全くそれを感じさせずに器用に手を入れ替えている森田さん。うん!いやかっこいいけど!この曲で躍動する森田さんが見たいんや!!森田ジャンプどうしますの?って思ってたら案の定ジャンプしなかった。片手離せないくらいなんだからそれはそう。それでも彼女が会場全体を指さしてバシっとするだけでパフォーマンスになっているからすごい。いやなっているよ…なっている…なっていてすごいんだよ分かる…森田さんはすごい…

Dance Track⑥藤吉ソロ

 藤吉さん、ステージの神に愛されているとしか言いようがない。

13 なぜ 恋をして来なかったんだろう?

 先にセンステにいた夏鈴ちゃんに合流するようにメンバーが花道に並ぶ。ここで麗奈ちゃんの隣は夏鈴ちゃんです。隣で踊ってるから一瞬くらい目が合うかなて思ったけど、合ってなかった。目合わせなくても通じ合える関係、かっこいいね。(都合の良い解釈)
 「幸せは敵作らない」の麗奈ちゃん、本当に敵ができそうもない笑顔でかわいいので見てください。
 この曲ではセンターステージのビジョンがステージ上まで降りてきて、夏鈴ちゃんがそのビジョンの内側で踊っている。お決まりの紐は出てきません。近すぎてビジョンに映っているものをうまく認識できなかったので、ここも次回以降ちゃんと見たいポイント。

14 流れ弾

 なぜ恋の途中で疾走しながら捌けたらしい保乃ちゃん(保乃ちゃん推しが教えてくれた)がメインステージ上段中央にゆらりと不気味に登場。火花がバチバチ降っている。見切れからだと火花と保乃ちゃん割と近かった。
 これまでとは違う解釈の流れ弾な趣がある。流れ弾有識者の方のお話聞きたい。2番の小池藤吉の「きっとMy turn」、二人が両端の高いとこに居るのは分かるけれど、麗奈ちゃんも真ん中の高いところにいてヘドバンしていた。なのでメンバーがぎゅってお団子みたいに固まるところに麗奈ちゃんが巻き込まれていない。麗奈ちゃん推しとしても貴重な流れ弾になっている。

15 Dead end

 暗転してセンステのビジョンに浮かぶ「3rd Member」の文字。BAN来るか?と思いきやここでもまた裏切られた。Dead endのイントロがかかった時の盛り上がりがすごかった。おもてなし会でやらなかった曲でツアーに挑戦するのはシンプルにすごいなって思ったし、期待されているんだろうなとも思った。しかも再びセンステを用いて360度に向けてのパフォーマンス。熱いねえ。
 ここでも3期生はオタクが声を出しやすい曲を任されている。パフォーマンスそのものでオタクを煽っているかのような子たちも何人かいて普通に圧倒された。中嶋さんは客席に寄り添うように声出しを促していたのが印象的。MCの雰囲気でも感じるけれど、客席の温度感にしっかり寄り添える人なんだと思う。

Dance Track⑦山崎ソロ

 Dance Trackというよりは、もはや天様のランウェイ。ひれ伏したくなる存在感。天ちゃんが大きく見えたというより、ステージが小さく見えた。ついさっきまで3期生がわんさかいたステージと一緒だとは思えないくらいセンステが小さかった。

16 条件反射で泣けてくる

 天ちゃん以外のメンバーはメインステージとセンターステージから登場。途中入れ替えのため花道で「後の祭り十番祭り」のポーズを各々アイコンタクトを取ったりしながら決めていて、ふぇぇ、かっちょええってなっちゃった。この時の麗奈ちゃんの隣は小林さん。この二人の組み合わせも好き。2ndのピリピリした感じよりは、みんな余裕を感じさせる表情でまた違うかっこよさがあった。ピアノが出てこない代わりにあそこのダンスをじっくり堪能できるのは良いなと思う。
 (この曲だったかどうかは自信ないけど、センスタのセンターの子がフォーカスされている時に、ステージの際で膝ついている小林さんと上村さんが席の正面に来てくれたタイミングがあったんですよ。小林さんは視線を下げたまま表情を変えずにイヤモニを触っていて仕事人感がかっこよくて、上村さんはちらっと顔を上げてにやっと笑い小さく指ハートを飛ばしていてそれはそれは爆イケでめちゃくちゃかっこよかった。私のなかではうえむーちゃんはずっとかっこいい女の子なので声出そうだった。てか出てた。)

17 BAN

 ああ、偉大なる先輩たちよ。なんと3期生も苦戦したあのユニゾンパートを魔改造しています。しかも魔改造してユニゾンパートを増やしたあとに、いつものユニゾンパートに入る鬼畜仕様。もうぶっちゃけ何をしてらっしゃるのか分からないくらいバッキバキに踊っている。止まらない、乱れない。うぉぉこれが先輩だ!!って流石にぶちあがった。
 「3期生にとって先輩に対しての一番の礼儀は、先輩を超えること。(1,2期生が3期生を見て)『うわあすごい子が来る、私たちももっとだ!』ってなることが、櫻坂がもっと満開に咲くっていうこと」という3期ドキュメンタリーのTAKAHIRO先生の言葉を思い浮かべずにはいられない。先輩を超えることが3期生の礼儀なら、簡単に超えられない先輩であり続けることが先輩としての礼儀なんですよね。不敵な笑みを浮かべながら踊る先輩たちの姿を見て思いました。たぶんここもツアーでどんどん化けていくからマジで楽しみ。
 麗奈ちゃんが「BANでも途中で掃ける」とミーグリで教えてくれたけど、この魔改造パートに夢中で全然気づいてなかった、次でちゃんと見る。

スーパー麗奈ちゃんタイム

 メインステージには逆さに吊られた桜。モニターには「Last song」の文字。花びらがちらちらと舞い落ちるなか、センターステージから現れ花道をゆっくりと進む麗奈ちゃん。麗奈ちゃん、麗奈ちゃん……。


18 桜月

 行かないで、麗奈ちゃん。



アンコール

 もう麗奈ちゃん推しにとってあのラストは修行に近い。息も絶え絶えである。Day1は初めて櫻坂のライブに参加の友人と連番していたので、なんとか人の形は保っていたけれど、単番だったDay2は普通に茫然自失。近くで見ててもね、暗転してすぐ麗奈ちゃん舞台から降りちゃうの。 入るたびに私はあの別れの痛みを味わいといけないんだと思うと苦しい。苦しいよ。
 ミーグリで曲前後について聞いたら「振りとかはなにも決まってなくて、表現だけでやりきるみたいな」と答えてくれた。麗奈ちゃんは成長の鬼なので、どう完成度を高めていくのか楽しみ。
 「行かないでって思ったよ」ってミーグリで素直に伝えたら、「行かないでww」って高い声でのけぞってウケてた。なにわろてんねんラブ。
 麗奈ちゃん推しとして桜月の見どころを上げるとするならば、麗奈ちゃんのソロ歌唱のあとの「あの花は僕が大好きだった人だ」でバレエのような動作で美しく舞う守屋麗奈ちゃんです。ご査収くださいますようお願い申し上げます。
 小林さんや小池さんと鏡のようになって踊るところでめちゃくちゃかっこいいお顔している麗奈ちゃんも見てほしい。小池さんとミーグリでそのパートの話をしたら「あそこはね感情が対になっているの。だから鏡みたいに踊っているけれど、私の方が少し激しいの」って教えてくれました。ほえぇ。
 抜け殻になってはいたけど、アンコールの拍手だけはしてた。声出してくれているオタクさんたちありがとう、感謝しています。

EN01 Buddies

 もうとびきり明るくて楽しい曲やってくれなきゃ私の魂が救われないよって思ったらドドン!!って爆音が響いて心臓飛び跳ねた。BuddiesはAED。命の恩人。だって「君に会いたかったよ」って歌詞と共に推しメンがステージに帰ってきてくれるんだよ。会場全体がざわついていて何事かと思ったら、2階席の近くにメンバー様ご降臨しているではありませんか。ふーん………麗奈ちゃんどこおおお?!?!
 Day1、プチパニックになっている私は見切れ席からスタンドにいるメンバーを急いでチェック。あれれ麗奈ちゃんおらんって思ったけど、なんてことはない、普通にセンステ付近の花道に居た。落ち着きましょうね。
 Day2、昨日麗奈ちゃんがいたあたりの席だったのでほくほくしながら待ってた。今日は曲始まってすぐ見つけちゃうもんねって余裕かましてた。あれ…昨日スタンドにいた保乃ちゃんがセンステにいる…?…えっと…うん………麗奈ちゃんどこおおお?!?!(昨日ぶり2回目) なんてことはない、スタンドに行くメンバー入れ替わってた。麗奈ちゃんはスタンド席に出張してましたご苦労さま。
  麗奈ちゃんが近くに現れたオタクたちへ。良かったな、あの時近くで見た麗奈ちゃんのこと一生忘れんなよ。私は花道で綺良ちゃんが近くに来てくれたのでペンラをオレンジ×オレンジにしていたら気づいてくれて生き返りました。綺良ちゃんも命の恩人。ありがとうね。
 天ちゃんの煽り、Day1は「みなさんの大好き聞かせてくださーい」って言われたので「大好きー!」って即叫んだら、「せーの」って言われてもう一回「だいすきー!」言うあわてんぼうオタクになった。ごめんやで。

MC

 1日目は谷口ちゃんの生誕祭。バースデーソングがオタクに合わせた低いキーでおもしろかった。あとケーキ下げるときに「ケーキはお預けでーす」って言ってたのがなんかじわじわ面白かった。
 2日目はアニラの告知。期待感を煽るBGMに見慣れた富士山の麓の映像が流れて「ヤッター!!」ってアリーナで両手突き上げて叫んだ私の気持ち。さようならケヤフェス、君と過ごした夏は一生忘れない。

EN02 櫻坂の詩

 実家のような安心感。ほっこりするね。もう本当に桜月終わってからずっと夢見心地だからほわほわしながらペンラ振ってました。少し後ろで踊っていた3期生を最後に呼び込む1,2期生たちの姿にぐっと来た。いいチームだね櫻坂。



以上、次は名古屋2days。
代々木で取りこぼしたところもちゃんと見つつ全体も俯瞰したい…!!

お読み頂きありがとうございました。
愛をこめて。 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?