感謝を紡ぐ2024（読み切り）

こんにちは。
今日は連載中（メンぷり♡）にも関わらず、梅雨が明けて暑さが一層強まってるこの夏に、こんなコトある⁈って言うコトが起きました。

私には5年に一度ぐらいそう言うコトが起きる。いわゆる偶然みたいなこと。そしてたまたま、過去に私の配信視聴者の方が、今は素敵な人生を歩んでおられるコトがわかり、何とも微笑ましく嬉しくて、だから心より感謝の気持ちでこの記事を残します。

私が自由奔放に活動を初めて何年も経ちますが、過去の配信活動から結んだある再開がありました。オンラインで再開しただけと言えば話はそれで終わりますが、この気持ちや真実の記録のためにも、相手方の同意は得ておらず主観に止めたいと思います。

メンぷりが体験した氷河期

ここからは改めてメンぷりとして。

終わった日

私は数年前に国内大手のR18系プラットフォームでプライベート配信をしていたのだけど、動画や写真、そして関連するブログを日々更新し、つまり着衣女装を積極的にPRしていました。目的は連載でお話しするとして、その日々、女装アイテムが増えていく段階の頃で、私は新しい洋服を入手しては、動画や写真に収めてブログ紹介したりと毎日楽しく過ごしてたんです。家族が寝静まった夜中に涙ぐましい秘密の活動です。

その時は、時々DMをもらうこともあり、お互いの目的が合致してればそれらしくなんて言う状況。現在はほぼ再開してきているのだけど、率直に言って、そのアカウントは利用していたプラットフォームのお叱りを受けてバンされ、それまでの数年分のコンテンツが一斉に削除されると言う失態をした。

正直、理由は未だ解っていないの。

何年にも渡りそこで同じことをしてきてたから、何かの法的変化や規約変更が事前に通知されたわけじゃ無かったし、それまで警告を受けた事も一度もなく、その範囲の中で楽しんでいたことは間違いなかったはずで、てっきり私の活動はそこでは許されてる事なんだと思っていたのかな。

ちなみに、現在利用しているmyfansではとても厳しく適切に運用されていてね、3回に1回は警告と共に即時削除されてる…わざとじゃなくて、私がほんの一瞬の見落としがあるもんなら瞬殺されて投稿できないの。だから削除されたコンテンツをじっくり見直してみると、あっ、ココね！とかコレもか！って具合に気付かされる。いわゆる隠蔽処理ヌケは1秒たりとも許されず、とんでもない眼力のヌシ達が24時間私達を監視してプラットフォームを守ってくれている。だからコレは配信者とプラットフォームの良好な関係だと思ってて信頼してるよ♡コレで追い出されたら私がイケナイ。シンプルにやってはダメなコトを徹底してるのが有難いなって思ってる。

それで、その当時にまた戻るけど、実はプラットフォーム側が仕組みの海外移転をした頃でもあって、私もなんだかよく判らず移転届を出して継続するつもりだったのに、みんな混乱してたのかもしれないけど、確かにコンテンツは次々に無くなってスカスカ出来立てプラットフォームかと思うぐらいの終盤でした。

今思えば、AV新法とかの前対策か、お役所さんからの事前通告でもあったのかもね。ただ、プラットフォームを責める想いは全くなく、社会的あるいはコンプラ的に私を公の場所にいてはいけない存在として消された事実と、それまで蓄えていた沢山のコンテンツが全て消えたコトのショックが大きて悲しかった。取り返しのつかないお気に入り動画、いいねしてくださった記事、優しいコメント、思い出の名付け親とのコミュニケーション記録。大切なものを一瞬にして無くす経験をした。
日記を書いている方や、毎日の趣味を重ねている方なら、この気持ち分かって頂けるかしら。何年もの蓄えがまっさらになった悲しみが。

私は結局消えることを考えていなかったから、手元にアーカイブなんてほとんど無いし、バックアップしてたとしても許されない以上、もう活動は辞めようと思いました。ストレージには数点の動画しか残っていなかったし、深く考えすぎると本業に影響出てしまうから、そこでは終わりのご挨拶すらせずに、自らその先を閉ざしました。消えれば済むんだよね。大袈裟かな⁈笑

おごりか、どなたかの不快な気持ちを助長してしまったか、

ある日突然、

私は終わった。

ファンの方に支えられていた

胸を張って言えることをしていないし、バカなことしてアカウント停止なんて珍しく無いよね。私もその一人として消えてなくなったのだけど、正確には自ら退会したから、お世話になりました的に、そこにはもう戻って復帰しようとは思えなかった。

それでも、配信はしないけれどずっと女装趣味は続けて、むしろ自分の時間は密度を濃くしていたので、ひと通り女装グッズはコンプリートしてたし、センスは別として、コーデしてたりアレンジも自分なりに考え、かつて買わなかった玩具類を買い足していた。

そして個人撮影OKのmyfansを知り、私の復帰先として揺るがない場所を見つけることになった。

今年2024年の春、私はメンぷりとして改めて配信を再開、色々とバージョンアップした私は日々在庫アイテムから撮影を始めているので、まるで過去を思い起こすアイテムが数点混ざっていたりする。

それはアウターだったり、下着だったり、そう下着は長持ちしてるから、昔から付けてた下着も再収録してmyfansにアップロードしていたんだよね。
そして、私が眠りについていた3年ぐらいの時を経て、配信再開してから数ヶ月後の今、以前から私のファンであったと言う方から直接ご連絡を頂けたんです。

昔はやりとりして無かったけれど、このような方から、あの時の⁈なんて言うメッセージを頂戴するなんて思ってもいなかったので、単に驚くだけじゃなく感動すらしました。その方にとって、必要とされて楽しんでくださっていた方がいたと言う、忘れてしまっていたもう一つの事実が顕になる。

消えたコトを悲しんでいたのは、私だけじゃなかったんだって知り、一人でも私が役に立てていたなんて、なんだか泣けてきたの。もっとね、後世に伝えられる立派な行いならよかったけど、それでも私には十分有り難かったし、その方が勇気を振り絞ってメッセージをくださったそうで、その気持ちに私は満身創痍だった過去を恥、心の底から申し訳なかったと思っています。
ひとつの秘密の趣味を通じ、私が気づかないままにその方やファンの方と同じ時を過ごしていたコトが改めて原動力にもつながるのを感じる。

コスプレも好き
リクエスト欲しいのにずっとゼロなんだけど！

私のファンになってくださる方は多くない。白目で見る人もいるし、無視してくれてる人もいる。そんな中でも、誰かの気持ちの中に私はいたこと。誰かの気持ちにまで悲しみを与えていたかと思うと心苦しいよ。

私がしてるささやきや吐息、レンズの向こうに見えない視聴者の方に一緒になろうと心の中で促し、見えない空気を通してあるいは甚だしい映像を通して届いている。
性と言うタブーと解放しきってはいけない規範の中で、慎重にならなくちゃいけない制限の中でも、私と共鳴する時があったなら、ファンの方をとても愛しく思う。

私は変わり者だから、年齢や性別、国籍関係なく、仮に触れられても嫌悪感ないし、普通に話もできちゃう。いやらしく見られるコトが良いワケだから、カラダ付きが好きとか言われるとあっちが反応してしまう。ほんの一つだけ、メンぷり着衣女装が好きでいてくれる気持ちが分かればね。

メンぷりである時、私は視聴者の方をパートナーとして見てる。遠慮無きセクシーコメントにはセンスさえ感じる。あからさまに投げかけるコトバに傷つくコトも滅多に無い。色んなヒトがいるし、法律度外視する事はダメだけど、自分らしく素直に生きてるヒトは好き。

強い雨がアスファルトを叩き、傘をもろともせず横なぐる。そんなじめっとした街を眺めながら、たった一人のファンの暖かな気持ちに紡がれて、コレからも懲りずにメンぷりはファンの方の気持ちに応えていくつもり。

でもね、もうあと10年はカラダ持たないな。

いつも応援してくれていて有難う
メンぷり着衣女装家